故郷の味

昨日故郷の弟から大根とお米が届いた。
ひとりの生活はお米も余り減らず、ほんの少し有るだけで足りる生活です。まだ子供の育ち盛りにはお給料前になると皆で云っていた事、お米と牛乳と卵がないと心細いと・・・・そんな頃が懐かしい・・・・・

最近は食べ物も自分なりに少しでも美味しいもの、又安全なものを好むようになって生産者も色々と工夫しているようです。農薬を使って身体に害が及ぶようでは取り返しが付きません。
弟はそんなことに気を使って出来た大根だと胸を張っています。何でもミネラルやカルシューム、笹や葦などを粉末にして、土壌を改良して作ったそうで、そこらに売っている大根ではないと言い張るのです。

早速葉っぱは細かく刻んで痛めしらす干を混ぜ佃煮風に作り上げ、大根も昆布やイカなど有り合わせのもので煮てみました。柔らかく皮をむかずに調理、なんとなく味も違うように思います。この方法でお米も作り、今玉ねぎも試みているそうです。私達消費者は少しでも安い値段に走りがちですが、土に混じった農薬までは計り知れません。野菜だけでなく調理済みの食べ物も、良く吟味して選んで少しでも安全で質の良い物を摂るように心がけたいととつくづく思います。

意欲も新たに

この時期には珍しく暖かな朝です。少しだけ早起きをしてみました。
段々と寒くなってサボりがちで最近何時もリハビリに行くと結構時間がかかっていたからです。以前は早い時間に行っていましたが、やはり私のような人が多くなったようです。今朝は最初の人たちと入ったので、順序良く済んでなんと１０時前には終わっていましたので時間を得したように思え、早起きはやはりいいことだと痛感しました。

パソコン教室がお昼からあるので復習をしてみました。縮小も息子に教わっていましたので従来のやり方でやっているので折角習ったことが生かされません。
ジャストホームを使って簡単に出来る方法を復習です。保存も一応出来ました。

教室では保存した写真をメールに添付しての送り方を教えていただきました。
マイピクチャーからの送信は機械が自動的に縮小をしてくれてとても簡単なことが判りました。この方法でメールで送ってみようと思います。今までは写真は送ったことが無かったので、楽しみが増えた気がして小さな喜びを感じました。
先生は色々な楽しみ方を教えてくださいますが、まだまだ私には少し難しそう・・
でも行くたびに少しずつですが進歩しているような？・・・まあ気長に続けてみます。

パソコンは話を聞くだけでは進歩しませんので、少しだけ復習をしなければなりません。１週間が夢のように過ぎ去ってしまって次々と新しいことを吸収をしていると以前のことが忘れてゆくようなそんな気がしています。
デジカメが終わって、来月からは、少し難しいウインドウズとインターネットに入りますが、新しい本を頂いて意欲を奮い立たせています。自分に鞭を打って終わりまで出来るように頑張ります。

ストレッチの仲間との新年会に参加

小雨模様の寒い一日です。
昨年から予定されていた新年会、ストレッチの仲間が集まってお蕎麦屋さんで食事会を開くことに成り今日がその日です。私は皆さんとは違って一番遠い所からですが、小雨なので歩いての参加です。往復一時間ほどかかりましたが大した雨ではなく、ただ寒いのは身に沁みましたが・・・・

初めてのお蕎麦屋さんでの会でしたが、ゴマ豆腐、つくねの焼き物、茶碗蒸し、天ぷら、手打ちそば、量が沢山でお喋りをしながらですから満腹状態になってしまいました。大体年頃も同じようですので話は身体のことが多く・・・どんな集まりでもほぼ同じような話題が中心です。約二時間和やかな楽しい時間を過ごしてきました。

一月は色々な会の新年会に主席して、皆さんとの親睦を図って楽しんできました。
何時もあっという間に過ぎ去るのが一月です。今年も後二日で終わりになってしまいました。少しずつ日も伸び、梅の花もほんの少し赤みを帯びてきたような感じがしてきました。春の足音がそろそろ聞こえそうな・・・・現実はまだまだ寒く、ストーブと仲良くしています。

弟との長電話

夕べ遅くなって故郷の弟から電話がかかってきました。
戦後生まれの弟は、私とは一回り近く年の差があって、考えからも大いに違っています。最近は団塊の世代も歳をとって、少しだけ落ち着いて話が出来るようになった感じですが・・・・・老眼の話で少し驚きでした。

弟は終戦で父が帰ってからの生まれで、もう一人彼とは４歳違いの弟の話になりました。（母は一人娘で、当時にしては珍しく女学校を卒業、とても可愛がられていたようです。父とは許婚婚です。）田舎の農家で沢山の田んぼを作っていましたので、良く働く両親でした。赤ちゃんの分まで栄養を取って・・・が口癖で子供が大きくなり、足踏みの脱穀をしたのでへその緒が首に３回も巻き付き、難産の末自宅で看視分娩となり脳に触ったようで哺乳の力なく５日間の命でした。丸々と太った赤ちゃんはお人形の様に可愛かったこと、今も忘れることは出来ません。母の悲しみを思うと耐えられません。今では病院で手術して、命を救えられたことが、あの時代では不可能でした。

あの当時は女の人がとても苦労をした時代であったように思います。我が家は食べることには事欠きませんでしたが、引揚者や働き手を亡くした方の苦労は並大抵ではなかったようです。父はその後村長になったので、母は子育てや百姓仕事を一手にやっていましたので、心臓が悪くなったのではと最近思うようになりました。弟とそんな話をしていると一時間も話していました。

そんな時代から半世紀以上の歳月が流れ戦争を知らない人が大半となった今、平和な幸せな月日が送れ、衣食住も何不自由なく過ごせる現代です。
私達が育ち盛りだった頃を時々思い出して見ると、やはり食べ物が一番贅沢になったように思います。もったいないと思って、ついつい食べ過ぎて病気を引き起こさないように気をつけたいと願うばかりです。

幸せ続き

冬も晴れた空は大好き、なんとなく元気が出るような気持ちに成るのは私だけかしら・・・日曜日のクイズは難しくて出来ないので朝市に出かけました。親しいお友達にバッタリ逢って、新鮮な品を買い求めてきました。

お正月以来次女と会っていないので、隣町までお互いに出かけて逢うことにしました。孫も来ていたのでびっくり、先日センター試験が終わったばかりで、とても元気ではつらつとして・・・若いエネルギーを少しだけ頂いたような気がしています。昨日に引き続いて、昼食をご馳走になってしまいました。タラバガニのスパゲティ、豪華にタラバガニが一杯入って美味しかったこと・・・・カプチーノにかぼちゃのムース付きで、温室のような日差しの部屋は満腹感と幸せ間がどっと出て、まったりとした時の流れを感じました。香港旅行のお土産を渡してきました。

又最近パッチワークに凝ってきましたので、手芸のお店で買い物、見ている間に色々と欲しいものが沢山出てきますが、今作らない物は買わないほうが・・・・との娘の意見を尊重して今使う物だけにしてきました。

写真は昨日出来上がった小さなポーチです。小物作りは短時間で作ることが出来ますので、ストレス解消にはもってこいです。今年は大物ではなく実用をかねて楽しみたいと思い、小物から教えていただいています。何事も習っていると挫折する事無く作品になって行くので楽しみです。

結婚記念日に寄せて

最近はなんとなく忙しく、一日家に居ることが少なくなっています。
主人も仕事をやめ、私もパートをやめた頃は、旅行のとき意外は何時も家に居てごそごそと好きな事に没頭していました。主人はゴルフと読書、囲碁を趣味にして静かに、私は欧風刺繍からパッチワークに趣味を移して充実して過ごす毎日でした。
休日は孫たちが代わる代わる訪れてくれましたし、老後とはこんなものかと・・・

主人はとても丈夫で肩こりさえ知らない人でしたので病になるとは夢にも思わず、一人になった時のために何でも作れるようにと教えていた所でした。主人の親も父は長生きでしたので本人も信じていたようです。それに比べ私はいつもどこか痛い処があって、私の母からは、遊んでいるのによく痛い痛いと言うと何時も皮肉を言われていました。

今日は結婚記念日です。なんとなく暫く振りに暇が出来、家から一歩も出ないでこの間から習い始めたパッチワークのポーチをやりながらのんびりとした時間が流れていました。
お昼過ぎ、思いがけなく長女がケーキを持って訪れてくれました。
主人が居なくなってからも忘れないでちゃんと主人の分のケーキも買って来てくれるのには頭が下がります。有り合せの食事を取り、夕べ逢って食事をしたばかりなのに話が弾みます、食後のケーキはとても美味しくて食べ過ぎてしまいました。

私は幸い子供たちが近くに居てくれますのでこんな幸せを感じることが出来ていますが、私の母はこのような幸せを感じる事がなかったのではないかと・・・・・
この年になって親不孝したのでは？・・・今となっては取り返しが付きません。
親孝行したいときには親かなしとはよく言った言葉です。子供たちに感謝しています。

今日も忙しく過ぎました

昨日の北風が今日も吹いて晴れていても寒い朝です。
何か用事を作って歩く工夫をしなくてはと思って駅の近くの銀行まで行って、帰りはリハビリに寄って見ました。昨日が休みだった精か今朝は少し混んでいる様で、賑やかな話し声がしています。毎日顔を合わしていると自然にお喋りが弾むのでしょう・・・・・和やかな空気が流れています。
今は少し肩こりも和らいでいますので１週間に２回ほど通えればいいほうです。

午後は私の友人のご主人を見舞うために主人も入院していた病院にいってきました。３年振りの病院は少し受付や薬の受け取る所が替わった程度で、待合室も変わりなく、少し懐かしさを感じました。
ご主人は思いのほかお元気でびっくりです。病室に居ないので探し回りましたら、リハビリで、行き違いになったようでした。たまたま奥様は帰った後で、お逢いできませんでしたが、後数日退院とか・・・退屈だそうです。

帰り道、娘に拾ってもらって、食事処に寄って法事の食事を決めてきました。我が家は親戚も少なく、美味しいもの、珍しい物を、食べれたらとメニューを少し変えて頂いて注文をしてきました。今日は娘と特選握りずし、天ぷらセット、海鮮茶碗蒸しを注文しましたが食べ切れないほどです。二人とも満腹状態、、欲を言うと美味しいお茶が出ると最高・・・少しお茶がまずいのが残念でした。

わが街の良さを再認識

昨日の予報では風が強く寒さも強いとの事で、歩くのは無理だと諦めていましたが、今朝起きてみるとそう寒くなさそう・・・・何時ものように歩き始めました。
雨上がりの小道は朝日に照らされて心地よく、もずが甲高い声で鳴いていたり、小鳥が囀っていたり・・・・普段聞けない声を聞きながら駅までの３０分楽しみながら歩き、生涯学習大学に参加しました。

今日は専攻科の方々の発表が行われました。「樹、木、林、森」「ふれあい川の野草」「歴史の街と城跡」各班ごとに調べ上げたことの発表がありました。
普段何気なく見ている木々も、巨樹、古木、隆起した樹に感動し、見たり触れたりして、人々の暮らしにかかわりあっていることを学び、自然への尊敬と緑の大切さを知らされました。野草は身近にありながら、名前を知らない花が多い中、５１種類の名前を調べ上げられたこと、花大好きの私はとても興味深く親しみを覚えました。今度散歩をする時は気をつけながら歩いてみようと思います。
私たちの住む街は意外と歴史が古いお寺が多く、高城氏の支配領域も長かったようです。徳川家とのかかわりや、日蓮上人の本土寺も国重要文化財ですし、誇れる地域であったと事を知りました。
聖徳大学教授のお話も有って、自分たちの街を好きになることが大事なことを知りました。２時間の有意義なお話を聞き誰一人居眠りも無く聞き入っていました。

お友達と昼食に入ったお店は、季節も彩りを添えた美味しい定食のお店、楽しい時間が流れました。帰りは予報どおり北風が出て寒さが加わっていましたが、昨日ほどの寒さは無く、足取りも軽く帰り着きました。

寒い中頑張りました

寒い朝です、少しみぞれ交じりの雨になっていますが、今日はパッチワークのレッスン日、元気を奮い起こしてお邪魔しました。私一人だけの贅沢な教室です。
まだ２回目ですが先生はとても気さくで、まるで以前からの友達のように気安く教えてくださいますので私も大いに甘えております。今日は猫のアップリケの付いた小さなバック、猫の顔のアップリケや耳が立体になっていますのでそれを除けばそんなに難しい事はない作品ですが、布の色合わせが如何に可愛く出来るかにかかっています。さすが先生・・・・私の持っていった布で可愛い色合わせをして下さって、あっという間の２時間です。宿題を貰って急いで帰ってきました。

午後はパソコンデー・・・・まだまだ冷たい雨の中歩いて行きます。これまた一人の教室・・・・恵まれています。頭が悪い上に年の精も重なって覚えが悪く、前に習ったことが途中から出来ない有様です。元に戻す方法を教えていただいたり・・・何度も同じ事を聞いたり・・・・手間のかかることだと思いますが、とても親切に教えてくださいますので大助かりです。
直ぐに実行してみたのですが余りうまくいかず又止まってしまいましたが・・・・
何度も挑戦してみたいと思っています。

帰り道雨は降っていますが寒さが増したのか、口元ががたがたするくらいの寒さで、思わず知らない人と会話していました。
普段は暖かにして家の中で閉じこもっていますが、目的があると動くことが出来、有意義な一日を過ごせたと安堵できます。好きなことをして時間を過ごせることは幸せに繋がることだと日々感謝しています。

主人の病床記を読んで

お天気が良いので布団を干した。
１ヶ月が夢のように過ぎ去って、血圧の薬をいただきに近所の病院に、なんと満員・・・一時間以上待ってやっと見ていただけた。少し血圧は高かったようだが何時もの薬を頂いて、昨日別の病院で貰った薬の事を聞いてみた。血流を良くする薬でいわしの油だ？と笑っていました。余り害になるようなことは無いようだ。

私は日記を何年もつけています。なんとなく暇なので２年前の日記を読みました。丁度主人が透析入院生活に入って１ヵ月半が過ぎた頃です。一日も欠かさず見に行っていましたが、最悪な状態になり、病院で泊り込みをするようになったのです。
食事がのどを通らなくなって、点滴に頼っていましたが、私の顔がわかっているようで名前を答えていました。娘たちが土曜日に替わってくれ、１週間に一度家の布団で眠れる日でした。

入院して間もなくの頃今までのかかりつけの医師から、余命２ヶ月・・・と聴かされましたが、その病院には透析の施設が無く、緊急に近所のお医者さんの紹介で入院したのです。千葉に有る病院ですが院長先生は聖路加の日野原先生の様で温和で私達の悩みを受け入れてくださいました。１ヶ月程度でよくなるとの言葉を信じていましたが、癌の転移でその後もお世話になってしまいましたが・・・・・看護婦さん達も最善を尽くしてくださって、ほんとに頭の下がる思いで、今も感謝しています。

主人は歌を作るのが好きな人でした。私は歌の心はありませんが、涙をこらえて看病をし夜道を帰りながら、空を見上げ頭にひらめいた言葉です。
　　　君思い　　　泣き泣き帰る　　　星の夜
　　　仰ぎ見て　　夜空の星に　　　　願い込め
　　　思い出を　　省みるなり　　　　君の顔
　　　目を閉じて　溢るる涙　　　　　仰ぎつつ
メモに残っていたその当時の私の心境です。
良くドラマで見たことがありますが病院では笑顔を絶やさず、帰ると泣いている実際に出来たということです。
ついこの間のような出来事ですが、早２年の歳月が流れ、３回忌の日も近づいています。
たった今、何時もの親友が花束を持って来てくれました。生前主人が花大好きを知っての心使いです。感謝の気持ちで一杯です。