先日、当教室の卒業生が遊びに来て、一緒に食事をした折に、ストレートに『先生、新聞ってどこが一番良いんですか?』と聞かれて困りました。この地域は朝日新聞が圧倒的に強いし、学校の先生方なら朝日を薦める方が多数でしょう。実際、大学入試ではいまだに朝日から出題されているのは事実です。
しかし、彼女達はすでに受験を終えていますし、一流大学のエリートです。新聞の不祥事や争いもあり、だいぶメディアに“うそ”と言って悪ければ“意図”が隠されているというのをわかってきて、活字を鵜呑みにするレベルではないので、『複数読むしかない』『ネットで主要な記事は見られる』と答えました。
大学の先生は『東京新聞』とお答えになったとか言っておりましたが、それでは安売りの折込チラシが少ないかなと…(笑)。みなさまならどうお答えになりますか?
以前「読売VS朝日 社説対決50年」という名の本だったのですが、読んでみると体裁は平等な対決となっていましたが、内容は読売側の朝日新聞大批判でした。迂闊にも、そもそも読売新聞編集部が書いたものだったのですね。
「朝日新聞大研究」という本を読もうかなとも思いましたが、朝日・読売以外の新聞のことを知りたくてこの本書を読んだのですが、「読売VS朝日」以上の激しい朝日新聞批判でした(笑)。
本書も完全な産経の手前ミソではありますが、報道に携わるものとして誇るべきものは誇るという態度でした。同時に朝日新聞に対する“憎悪”ともいえる感覚は読売、産経に共通していることを実感しました。以前ご紹介した『新聞力(青木彰)』の方がもちろん客観的ですが、いやみというほどではありませんでした。
朝日新聞も、報道姿勢をこれだけ具体的に非難しながらコテンパンににたたかれたら、ぜひ自社の名誉にかけて堂々と論争を受けて立って欲しいものです。というかそういう本を探しましたが見つかりませんでした。もし、そういう本をご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えて下さい。お願いします。
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昔の新聞を、歴史学の授業の事故研究課題だった「みちこさま」関係の資料集めの際使ったんですけど、そのときもたしか朝日と・・毎日・・だったかな?
今よりももっと強烈に違いが見られるのかもしれませんよね。ちょっと見てみようと思ってます。
読んでいると腹が立ちます。でもそれ以外
のところは結構充実してます。読売はちょ
っとナベツネが浮かぶので嫌い!
Kokoさん:そうなんですね。ネット上での朝日新聞に対する攻撃はすさまじいですね。幸い、このブログにはマナーがしっかりしている方ばかりで安心しています(笑)。確かに、朝日は昔から一部の人々から、激しい批判が加えられていましたが北朝鮮の拉致が明らかになって以来、特に厳しくなった印象を持っています。
buckyさん:新聞でも雑誌でも慣れ親しんだものが一番読みやすいし、すばやく理解できますよね。生徒に質問されたように、どれか一つにできれば楽ですが、そうもいかないなぁというのが、私の感想で、我が家では時々、洗剤をもらいながら、新聞を代えております(笑)。朝日新聞は今、一つ一つの記事に対してというより、報道姿勢とか会社の体質に批判が集まっているのでつらいところでしょうね。
日魔神さん:はじめまして。コメント頂戴しありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。読者の声みたいなものは確かに、クセモノで、気が抜けません(笑)。また、私も以前から思っていたのですが、なんで読売のナベツネさんは野球とか、相撲とかいろんなところであんなに力があるのでしょうかね?ちょっと出過ぎですよね。