久しぶりに英語関連書籍の紹介です。自分が英文法を学んだり教えたりする上で、参考にしてきた本は数多くありますが、本書の著者、中川信雄氏の著作はすべて、中でも本書は今でも時々参考にするほど役立っています。
“英語の文法はおもしろい” という高校生が本書を読んでくれれば、学校の先生が説明してくれないようなことや、新しい知識がたくさん出ていて、刺激的な一冊になるのは間違えないでしょう。
ところが、“英文法好きな高校生” など、今や絶滅危惧種ですし、本書は非常にわかりやすく書かれているというものの、やはり基本文法が理解できた上のレベルですから、生徒向けというよりも、やはり学校の先生や塾講師の方にお薦めでしょうね。
時々、センスの良い生徒から、文法書に出ていないような、ドキッとさせられるような質問をされることがありませんか。本書にはそんな質問がたくさん出てきますし、逆にこちらから話題として投げかけるに適した内容も多く含まれ、授業で役立つ知識が得られます。
目次は以下の通りです。
1 「こんなときどう言う?」―その微妙な言い方の違い(「すみませんが」の使い分け;きちんと謝るには ほか) 2 「あるのか、ないのか」―その小さな違いが大違い(“A Happy New Year”は正しいか;「名詞」は取り扱い注意! ほか) 3 「知ってるつもりで勘違い」―よく使うそのことばの微妙な違い(bigとlargeの微妙な違い;littleとsmallの微妙な違い ほか) 4 「それって一体何の話?」―その文法の微妙な使い分け(be動詞の本当の意味は;受け身にできない文とは ほか) |
残念ながら、この目次だけでは本書の魅力はとうてい伝わりません。要するに今まで何とも思わなかったこと、あるいは単に暗記するように言われた(指示していた)ことの裏には、やはりある程度の法則があることなどを教えてくれます。
私も自分の授業では、本書からの話題をいくつも借用しました。特に英語に関心のある生徒や英語が得意だと思っている生徒に提供する話題として最適ではないでしょうか。項目別になっているので使いやすいのも大きな利点です。
機会があればぜひ手にとっていただきたい、お薦めの一冊です。
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