文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

ビスタ登場 明らかな異体字問題発生。出荷指止めレベル(2)

2007-01-06 17:05:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
3 一言で言って、印刷や出版・データベース等の日本語処理では、多様な異体字処理が最大の難関です。JISのごとき工業規格的な発想で日本語の漢字文字種を考えると、今回の文字の形の変更は許容の範囲で認めるような考え方もあります。
 効率化という視点からです。
 確かに漢字・ひらがな・カタカナ・欧文文字等は2000文字以下でほぼ90%以上をクリア出来ています。そこへ正字+略字という対応で、ビジネスベースの世界では通用するかも知れません。

4 印刷業界を主な市場とするadobe社や㈱モリサワ社なでのフオントに対する考え方と、microsoft社の考え方の食い違いが正に最大の課題です。
 adobe社などの考え方は、市場で使われている文字種は、明らかな異体字でも、ともかく文字フオントを準備しておく。それでも足りなければ、顧客先で文字を作れすソフトウェアを提供していく。ためにadobe社の日本語フオント規格はAJ1-5で
軽く20,000文字を超しています。
 要は市場ですでに使われている文字に対応出来る柔軟性が大事と言うことです。

5 対するmicrosoft社の戦略が、グローバルスタンダードであり、unicodeをベースにして、政府の日本語への国家戦略に沿って、錦の御旗としてjis2004+拡張文字(IBM+NEC系独自漢字+アイヌ文字対応など)として、世界的に漢字文字フオントは1書体1種のみ(拡大しても正字+略字)で十分なのだという考え方でしょう。趣旨は分かるし、反対する立場ではありませんが、やり方が日本語の現実をあまりに無視しているが為に、今回のごとき問題にぶつかります。
 
 


  

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