フトアゴヒゲトカゲ chimuko&sameko&cuzco&insects

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

イエコの繁殖を思い出す (虫画像があります。ご注意ください)

2021-01-26 15:44:37 | イエコ
デュビアを購入いただいた落札者様から、イエコ(ヨーロッパイエコオロギ)の繁殖についてご相談をいただきました。

約1年間、イエコを繁殖していた経験からですが…

繁殖スピードは申し分ないです。
そりゃもう、嬉しくなるくらい増えます。
種親を100~200匹購入して、産卵させると、ワラワラ、ワラワラとベビーが誕生します。

ただ、このベビーの時にちょっと手間暇がかかります。
イエコの繁殖には、水場が必要です。
少し育ったイエコなら、普通の水場でもOKなのですが、ベビーは水にたどり着けませんし、水滴に簡単に溺れてしまいます。
また、イエコの繁殖は乾燥気味にする必要があります。
湿度が高いと、蒸れて全滅しますし、ダニが発生します。

ベビーの間は、コットン(化粧用のパフ)を湿らせて水分を摂らせてました。
我が家では、コットンが乾かないように、朝、晩、夜中にコットンに水を補給していました。 
これがかなり面倒くさい。

3令になると、普通の水場で大丈夫です。

これくらいになると、昆虫ゼリーでもOKです。


あとは、餌をやって、1週間に1度ケースを掃除して、を繰り返していけば、プリプリの親に成長します。
そこに産卵床をいくつか設置すると、わんさか卵を産みつけます。
2〜3日で産卵床を取り出して、保温すると1週間から10日ほどでベビーが誕生します。
これの繰り返しです。

イエコの繁殖には、1週間に1度の掃除は必須です。
結構などころじゃない臭いがしますので、Max1週間ですね。
やはり、動物性の餌を(ドックフードやキャットフード、鰹節など)与えると、排泄物は臭いますね。

あと、掃除をしないと、自分たちの排泄物のアンモニアで全滅しますし、湿ってきても全滅します。

湿度対策には開口部の広いケースが必要です。
我が家は、深型の大きめの衣装ケースを使っていました。 奴ら衣装ケースの側面は登れません。
換気とコバエの侵入を阻止するため、防虫ネットをダブルクリップで留めて蓋にしていました。

隠れ家というか足場の工夫も必要です。
卵ケースが安価で取り扱いも楽なんですが、夏場は蒸れますね。(これは飼い主の個人的な感想です)
夏場は、プラスチックの園芸用ネットを丸めて足場にしていました。

脱走のほとんどが、掃除の時です。
奴ら気配を消して、スイっと逃げ出します。
逃げたイエコは、なかなかつかまりません。 逃げ足速いです。そりゃもう腹が立ちます。
家中に拡散します➡️家族の逆鱗に触れます。
ゴキブリホイホイを飼育部屋や、家中のあちこちに設置してました。
思った以上に脱走した個体が捕まっていました。

あとは、鳴き声ですね。衣装ケースが2個以上になると、風流だとか、可愛い鳴き声ですね、なんて言ってられないほどの大合唱です。
とにかくうるさいです。

①ベビーの水場
②1週間に1度の掃除
③夏場の蒸れ対策
④脱走対策
⑤鳴き声の我慢→家族の理解
⑥バタバタと落ちる(死ぬ)状況になっても精神的に耐えられる

上記の6項目がクリアできれば、繁殖はいたって簡単です。

餌としてフトアゴなどに与える時は、後ろ足を取って1匹ずつピンセットで与えていました。
そのままで放つと、逃げ足が早いので、フトアゴのケージの中で隠れてしまい、隙間を見つけて逃げ出します。
空の衣装ケースに、イエコを放り込んで、イエコパーティにしてもいいかもしれません。

我が家では、ある時から、samecoもcuzcoもパタっとイエコを食べなくなったので、繁殖を中止しました。

いろいろ試行錯誤しながら繁殖していましたので、それなりに楽しかったです。






















生き延びていたイエコ (虫画像にご注意ください)

2018-03-09 09:49:14 | イエコ
今朝居間に行くと、妻がプラカップを指しながら「コオロギ捕まえといたよ」と。
見ると4令くらいのイエコが。


えっ、君はいつ脱走したの?
今まで何処にいて何を食べてたの?

イエコ繁殖中止計画がスタートして早2ヶ月。1月の時点で残っていたイエコは5令から最終令だったはず。ということは、それ以前に脱走していたことになります。

1階には、いまだにあちこちにゴキブリホイホイが設置してあります。それに捕まることなく、餌もなく、厳寒期の中、良く生き延びていたよね。
水分は、もしかしたら観葉植物の受け皿からでも摂っていたのでしょうか?

イエコの飼育ケースは既に撤去されているので、急遽飼育ケースを用意しました。

最終令になり最期を迎えるまで飼育していくことにします。

昆虫の生存能力は凄いです。




ついに1ケースに (虫画像にご注意ください)

2018-02-03 10:26:06 | イエコ
約1年、繁殖・飼育を続けてきたイエコも、『イエコ繁殖縮小計画』の遂行の結果、ついに飼育ケースが1つになりました。


度重なる脱走に家族から叱られ、大合唱に苦笑いをしながらの1年でした。
落ちる率を低くするために、床材や隠れ家を「あーでもない、こーでもない」と取っ替え引っ換えしたり、ぷりぷりに成長させるための餌を色々ブレンドしてみたりと、飼育部屋にいる時間のほとんどをイエコに当てていたように思います。

chimukoたちにとって良いイエコを繁殖しているという充実感はありました。それに種親を補充した以外、イエコを購入しなかったので経済的にもかなり節約できたと思います。

現在、主食がデュビアに移行したので「デュビア繁殖拡大計画」を進めています。
逃げない・臭くない・鳴かない・ほとんど落ちない・手間がかからない、と良いことだらけのデュビア。(繁殖スピードは格段に落ちますが)

ぷりぷりに、そして繁殖スピードが少しでも上がるようにこれからも餌を色々試していこうと思っています。


おまけ
飼い主がブログしている間、飼育部屋を探索していたsameko。
探索に疲れて休憩中。