私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

川口外相は韓国に抗議に行ったと思ったが

2004年05月29日 18時09分20秒 | 韓国関連
  29日午後、川口順子外務大臣は韓国を訪問し、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で盧武鉉大統領と会談したとのことである。盧大統領は冒頭、小泉総理の北朝鮮訪問について「素晴らしい決断だった。対話の道を切り開いたのは、指導者として重大な決断だった」と高く評価したとのことであるが、いかにも北朝鮮への太陽政策を掲げる盧大統領の発言らしい。日本は北朝鮮と対話の道を開いていると同時に経済制裁の道も考えていることも知らないのであろうか。北朝鮮と対話だけで各種問題も解決しようと言う韓国では自国民の拉致被害者の奪還など無理であろう。

 川口外相は北朝鮮問題に盧大統領と協力して取り組みたいとの小泉総理のメッセージを伝達し、4月の韓国総選挙で与党ウリ党が勝利したことや、韓国憲法裁判所が大統領の弾劾棄却を決定し職務復帰を果たしたことに祝意を表明したそうで、これに対して盧大統領は謝意を述べ「日本をはじめとする友好国の世論も功を奏した」と指摘したと言う。

 日本は韓国と協力して北朝鮮問題に取り組みたいと小泉総理は考えた上で盧大統領へのメッセージを川口外相に託したのであろうが、韓国は北朝鮮問題を真剣に取り組もうとする意志などあるのであろうか。北朝鮮問題とは当然のことだが拉致問題を含む訳だが、6カ国協議で韓国は北朝鮮による日本人拉致問題を取り上げず、国連人権委員会で北朝鮮非難決議にも賛成せず何と棄権しているのである。韓国は北朝鮮によって日本人よりはるかに多い自国民が拉致されているのに、その解決のために行動しているのであろうか。韓国の拉致被害者家族が来日して「北朝鮮に経済制裁を要求する国民大集会」に参加し、「韓国政府は拉致被害者奪還のために何もしていない」と訴えているではないか。そのような韓国と北朝鮮問題に関して共同歩調をとっても無駄と言うものだ

 4月の韓国総選挙で北朝鮮宥和政策を掲げる与党ウリ党が勝利し、盧大統領の北朝鮮寄りの発言が目立つこと、また韓国内にある北朝鮮核武装容認論や反米思想の高まりを受けての在韓米軍の撤退など韓国の行く末を考えると危惧の念を抱かざるを得ない。盧大統領は職務復帰を果たしたことに「日本をはじめとする友好国の世論も功を奏した」と言うが、韓国は日本を友好国と思っているのか。日本は韓国を友好国とは思っておらず、日本固有の領土である竹島を武力占領し、日本の排他的経済水域(EEZ)に侵入して不法操業をする漁船が沢山いる状態では友好ムードなどはないと言って良いであろう。

 ところで川口外相は今月24日に韓国漁船が日本のEEZに侵入して不法操業を行い、海上保安庁の巡視船が催涙弾により警告したことに盧大統領に対して抗議と再発防止を求めたのであろうか。しなかったすれば何しに韓国に行ったのか。韓国の海洋警察は、「EEZ侵犯が事実であろうと、韓国側に負傷者を出した日本の巡視船の過剰な取り締まりに対しては、外交ルートを通じて日本側に抗議する」と言い、日本EEZ付近に操業に出る漁師に対する教育を強化し、航空機や警備艦艇などを増加配置するそうだが、また韓国漁船のEEZ侵入事件が発生した場合は不慮の事態を招くことが予想されることから、その点を盧大統領にしっかりと伝えるべきではなかったのか。このようなことだからいつまでたっても韓国になめられ続けるのであり、命を掛けて任務に励む海上保安官のためにも韓国漁船が日本のEEZに侵入したことで起きた今回の事件に断固とした抗議をすべきある。
(2004/05/29)

この記事は「今日のコラム」
川口外相は韓国に抗議に行ったと思ったが
としてHPに掲載されていたものです。


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