後世、4月21日が北朝鮮有事のターニングポイントであったと評されることに
なるかもしれない。この日モスクワ発ロイター通信が、極東ロシア軍は露朝国境
に軍を配置しだしたと報道した。露大統領府はコメントを拒否している。
ということは、動かしているということだ。
仮に、ロシア軍が中露国境にも相当数展開したとなると、先の夢の話のように、
ロシア軍は、北鮮と人民解放軍北部戦区に牽制圧力を掛けることになる。
ロシア軍に取って、北部戦区の地上軍は歴史的に煩わしい存在であった。
つまり、万景峰号の定期航路の開設なんぞは外交上の表裏の話ということだ。
中共はと言うと、近平に近いとされる空軍が長距離爆撃機群を動かし始めた。
北鮮の背景にあるとされる北部戦区の空軍は長距離爆撃機を持たない。
あるのは蘭州、広州、南京の空軍基地だ。いずれも近平派が握っている。つまり
近平は北部戦区の頭越しに北鮮への圧力をかけ始めたのだ。
こうなると、正恩はまるっきりの孤立無援となる。トランプはこの時を待っていた。
カールビンソンはそのための時間稼ぎをしていたのだ。最新鋭の打撃軍は
5000㌔の距離などあっというまに通過する。ということは、21日に全速前進
の命令が下されたならば、24日には黄海に入るだろう。
さて、正恩が核実験に踏み切れるかどうか見ものである。
<陽炎の 心燃えたり 打撃軍>放浪子
四月二十二日(土) 晴れ 北の風
術後の一年点検
天命を越えたる身なれば
いかほどのことも無し
人様の煩いと為るを
ただ避けるのみ
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