みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

久々の赤坂の夜

2017年06月20日 | 俳句日記

スペイン坂を登ってホテルオークラに
チェックインして、長年の仲間と共に
赤坂の寿司屋で食事をしました。

こう書くと、トレンディー・ドラマの
ひとシーンを表した文章に思えますが、
地名の持つ思考の中断作用は半端では
ありません。

江戸の、難波の、表参道のなんて文字
が並ぶと、人はかってに自分の好みの
世界を想い描き、物語の中に引きずり
込まれてしまいます。

物書きの狙いはそこで、地名を登場さ
せることで読者を自分の世界に…美し
く表現するならば…誘う。
これってテクニックなんですよね。

解って騙されるもよし、見抜いて拒否
するもよし。
それは、読み手の趣味の問題で、何も
論うものでもない。

民主主義の出来不出来は、国民のリテ
ラシーの優劣にあるという。
これって、物凄く怖いことですよね。
地名だけでそうなんですから。

今日は、この辺で失礼します。
飲んでいますので、頭も働きません。
同室の後輩は、凄い高鼾です。
彼は幸せなんです。

私も幸せになるとしましよう。
中途半端ですみません。

〈幸せの 鼾尊し 梅雨の夜〉放浪子

6月21日〔火〕晴
9時マンションを後にする。
大家さんが見送りして下さる。
駅ではドトールの皆さんが別れを
惜しんで下さる。
赤坂では、お別れ会が行われた。
やっとブログを書く。
疲れた。