みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

あとひと手間のエネルギー

2017年06月12日 | 俳句日記

けしてお小言を言うのではない。
気の毒に思うのである。

早朝からランドリーに行った。
私は、小まめに通う方である。
放浪子であるから、身の周りのことは
自分で処理するしかないのである。

洗濯機に洗い物を放り込むと、入り口
の植え込みで一服する。
今日も御覧のように、あとひと手間の
エネルギーに欠けた人の狼藉の痕跡が
あった。

かかる現場に行き合わせると、何故か
後片付けをしてしまう習性がある。
その時に行く末を思って気の毒に思う
のである。
世の行く末などと大仰なものではない。
エネルギーを持たない人の末である。

これ迄約三十年近く、ちっぽけな会社
を経営して来た。
放浪は、私の唯一無二の道楽なのであ
って、足を踏み入れていない都道府県
は、何故か北海道だけなのだ。

放浪について言わせてもらうと、実は
小まめなエネルギーが必要とされる。
でなければ長続きしないし、楽しみが
半減される。

経営もまた然りで、小さなひと手間の
連続なのである。
てあるから、相手先の社員も内の社員
もそんな視点で観てしまう。

明らかに、ひと手間を掛ける、そんな
人の方が出世が早い。
身が軽く、もの覚えが良い。
従って、異性にもモテる。

頭や要領が良いと言うのではなくして、
物臭ではないから、ストレスを溜める
ことが少ないのである。
力まずにことを運べるのである。

実に単純な、誰が考えても当然な論理
なのだが、それが出来ない人が多い。
習慣にしてしまえば、何でもないこと
なのだが、そのひと手間をケチって損
をしている。

〈生きよかし ただ梅雨晴れの 空のごと〉
放浪子

6月12日〔月〕梅雨晴れ
4時起床、ランドリーへ。
大池公園で朝食、梅雨寒の感あり。
転居届け、荷出しの手配完了。
荷造りに掛かる。
あと7日。