山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

雲取山(その2)

2010-03-29 | 奥多摩
岩と橋

歩いてきたところを振り返ってみました。
岩の間から水が流れています。
小さな滝のようでした。
急いで歩き、この手前の橋を渡りました。
雪がなければ何でもないところです。

分岐

分岐に出ました。
ここを右に行けば七ツ石山を越えて雲取山に行けます。
我々は左のコースを取りました。


雪道

少しずつ雪が深くなってきました。
まだなだらかな道なのでアイゼンは付けていません。
仲間はハイペースで進んでいます。
少しピッチを上げました。


雲取への稜線

木々の間から雲取山が見えます。
これから手前の白く雪がある稜線を歩きます。
木に葉っぱが出てくるとここからは見えなくなります。
もうすぐ芽吹きが始まる頃だと思います。


カラマツ林

このコースは冬山の人気コースのようです。
しっかり踏み跡がついていました。
両側にあるのはカラマツ林です。
春の芽吹き、秋の紅葉はとてもきれいです。


分岐

石尾根縦走路との分岐にでました。
ここでアイゼンをつけます。
登山口からここまで約5時間でした。
この先まだまだ長いです。

石尾根

このあたりは風が強いのかあまり雪がありません。
ここは石尾根と呼ばれています。
しばらく続きます。


これから向かうルートには雪がびっしりついています。
カラマツの芽吹きはまだまだのようです。
登山口ではよく晴れていたのですが、だんだんと雲が
出てきました。
冷たい風も吹き出しています。


奥多摩の山々

奥多摩の山々です。
まだまだ雪が残っているようです。
私がブータンに行っている間も雨が多かったようです。
山では雪になっていたかも知れません。


ヘリポート

少し広いところにでました。
ここは緊急用ヘリポートになっています。
雪がなければ地面にマーキングがしてあります。
雪はかなり深く、踏み跡を外すと膝上まで潜ります。
右上に少し見えるのが雲取山の頂上です。


雪のトレース

歩いてきた方向を振り返ってみました。
誰も歩いてきません。
風が少しずつ強くなってきました。
先を急いだほうがよさそうです。


これから向かうルート

ヘリポート広場を過ぎるとかなり急な登りに
なります。
このあたりは雪がなければ花が多いところです。
この雪が解けるまでにはまだ時間がかかりそうです。




◎付 録

トサミズキ

花の房が長く、オシベの先端が赤く見えます。
公園などにもたくさん植えられています。
女性のかんざしにするとよさそうな花です。


ヒュウガミズキ

トサミズキと比べるとかなり小さい花です。
刈り込みなどにも強いので垣根などにも
使われています。
サンシュユなどと一緒に春を告げる花です。

シナミズキ

ミズキの中でもかなり大きくなる木です。
房はトサミズキのように長くなりますが、オシベのヤクが
黄色いのが特長です。
名前からして中国が原産のようです。


これらの花はブータンに行く2日前に撮りました。
まだまだ咲いていることと思います。
それにしても寒いです。
ソメイヨシノが満開だと思っていたのですが、
近くの木をみるとまだ蕾が多いです。
すっかりサクラも戸惑っているようです。










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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あの尾根を越えねば・・・目的地に (縄文人)
2010-03-29 07:50:00
そうです、思い出しました。
ヘリポート、小雲取山、休憩小屋、。
木造橋は気がつきませんでした。忘れたかな・・・・!!

ずいぶんと雪があります。
これでは、雪山に慣れた方と、ほんの数人で無いと難しい雪山山行になったでしょう・・・・・?
天候が良きようでよかったです。

土佐ミズキずいぶん花開いています。
我が家にもありますがこれ程ではありません。
雲取山 (mcnj)
2010-03-29 11:26:54
5時間歩いて、まだ、雲取山の尾根ですか。
遠いですね。
奥多摩の山々が見渡せるのですね。
遠くの高い山は、大菩薩嶺でしょうか。
カラマツの新緑は、目映いばかりに鮮やかですね。
雪山 (まよこ)
2010-03-29 11:44:40
山小屋さん今日は。
雪が深い山道になりましたが5時間かけて頂上まで・・凄いですね。

雪とカラマツの林が印象的でした。
カラマツノ芽吹きももうすぐでしょうね。
カラマツノ向こうの奥多摩の山々は幾重にも重なっていてその無効に何が・・と思ってしまいました。

シナミズキと言う種があるのですね。
お勉強になりました。
Unknown ()
2010-03-29 13:44:31
かなりの雪がありますね。
東京でも雪山登山が出来るのかと見入ってます。
未だアイゼンを着けてないとの事でしたが
スノーシューほどの雪ですね~@p@!

我が家(山)のヒュウガミズキは未だ開花してません。
シナミズキは初めて拝見です。
雪山! (naoママ)
2010-03-29 14:38:34
ブータンからの無事のお帰り何よりです。
さぞかし「寒さ」が身に堪えたことでしょう。
でもお出かけ前にはこのような雪の中を歩かれたのですから、身体の方は大丈夫ですね。

私たちはこの翌日の14日に、丹沢前衛の山「仏果山」に登りましたが、あの日は春のような暖かさで、登山道の雪はほとんど無くなっていました。

流石に東京都で一番高い山である「雲取」は、まだまだ冬山の趣がありますね。
山小屋さんたちのような雪に慣れたグループで無いと無理だと思いました。
いつかお花の綺麗な季節に登りたいと思っています。

我が家のヒュウガミズキはそろそろ終りです。
雲取山 (とくさん)
2010-03-29 16:19:44
こんにちは
無事お帰りなさい。
ブータンの話をたっぷり後で聞かせていただきます。
ブータンから東京へ帰った途端に此の寒さ。
体の調子は狂いませんでしか。

何時も雲取山はこんな具合に雪が降るのですか。
あまり想像してませんでした。
カラマツ林もひっそりしているようです。
雪がとけたら本当のシーズンになりますか。
Unknown (ひーちゃん)
2010-03-29 17:55:42
ブータンからお帰りなさい

雲取山 東京にもこんな山 雪山登山が出来るのですね 雪山に慣れた人ばかりで登らないと
危険を伴いそうな山ですね
ヒュウガミズキ・トサミズキ・シナミズキ
今年はまだミズキの花に会えません
お帰りなさい (フレデリカ)
2010-03-29 18:28:23
またまた海外遠征されてたんですね!お帰りなさい。

雪山はまだ冬の様な感じなんですね。
冬を楽しんだ後に熱帯も経験して体調は大丈夫ですか?山小屋さんは健康そのものの様ですので、びくともしないかも知れませんね。

また旅の記録も楽しみにしていますね。
奥多摩の山々 (シクラメン)
2010-03-29 18:49:11
山小屋様こんにちは。雲取山の2回目。岩と橋から順にわかるように説明してもらって。
雪かなり深いですね。私はやはり歩けないです。奥多摩の山々も綺麗です。5時間歩いても
まだこれからなのですね。
トサミズキ、ヒュウガミズキは先日植物園で撮ってきました。シナミズキはお目にかかっていません。
縄文人さんへ (山小屋)
2010-03-29 20:27:43
雪は思った以上にありました。
尾根にでたら風も強くなってきました。
これからまだまだ歩きます。

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