空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

米国籍人一名,al Shabaab参加を試みた件で有罪を認める

2012-07-31 23:08:49 | ソマリア関連
 問題の人物はShaker Masriという。28歳。2010年8月に逮捕された。

BBC US man admits plot to support al-Shabab in Somalia 31 July 2012

 Somaliaへ渡り,al Shabaabに参加しようとしたのだ。いや別にアフガニスタンでもいいけど,ともあれジハードに参加するためお金貯めてきたんだ―そう認めることで,最大15年の刑を10年ほどに抑えようというわけである。

 彼はアラバマ生まれ,逮捕までシカゴで生活していた。そして出国寸前に身柄を押さえられたのであった。FBIのエージェントを味方と信頼して,infidelsをターゲットにするんだと言っちゃったのである。


 al Shabaabはソマリ・アメリカンをリクルートしている模様である。しかも,ソマリアにおける自爆テロ要員として。いやまあ,わなびーさんの”使い道”はその辺くらいだろうが,冷静に考えるとワナビーさんたちは長年苦労して貯めたお金を貢いだうえ,そのカネで調達したかもしれない爆弾背負わされて自爆テロのタネにされるわけで,

 …巻き添えで死なされる一般人はたまったものではないが,引っかける当人も引っかけられる当人も大満足で終わる論理が通っているようで,なにこれ詐欺の手口として超完璧。すごい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マリで石打死刑事件発生 | トップ | むしろ人間性の勝利 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事