定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

POISON

2013年04月21日 | 私的ロックの名盤 P
1986年と言えば、最も音楽にハマっていた頃。
学校からの帰り、毎日のように、駅前のレンタルレコード店に通って、音源を物色していた。
この頃は、レコード9割、CD1割という時代で、まだまだレコードが全盛。

その日レコード店へ行くと、店長がレジの前に並べられた「CDコーナー」の1枚を取り上げ、「最近ハードロックが好きなら、このPOISON良いよ!」と薦めてくれた。

当時のHRシーンでは考えられないほど楽器隊のテクニックは皆無。
なのに、ここまで売れたのは、音楽の基本である「曲が良い」からなのです。
(2004.8.13)


『LOOK WHAT CAT DRAGGED IN』  (1986)


デビュー作。
ジャケットからもわかるようにバリバリのアイドルバンド系。実際に演奏も上手くない。でも、この分かり易いポップでキャッチーなアメリカン・ハードポップは凄く魅力的。
数あるロックバンドがデビューした中でも頭一つ抜けだし、デビュー作からこれだけ売れた理由はメロディの良さにあると思う。

②I WANT ACTION 、⑥TALK DIRTY TO ME(私にもっと汚い言葉を吐いて)はノリノリパーティロックの名曲だし、バラードの③I WON’T FORGET YOU もサビが印象的で素朴な名曲。

この③は、当時よくMTVでも流れてました。
これはレンタルレコード屋で初めて「CDレンタル」した僕にとっては思い出の記念すべき1枚。


『OPEN UP AND SAY …AHH!』(初めての・・・AHH)  (1988)


2作目にして、アメリカン・パーティロックの最高傑作。
デビュー作を技術、メロディ、全てにおいてレベルアップしたこのアルバムは捨て曲など殆ど無し。サビはキャッチーで、ノリが良くって、ポップな曲がギッシリ詰まってます。

⑦FALLEN ANGEL は最高のハードポップだし、②NOTHIN’BUT A GOOD TIME もサビがキャッチーな名曲。
そして、全米NO.1ヒットのバラードの⑧EVERY ROSE HAS ITS THORN も哀愁漂う名曲。どれもこれも一緒に歌いたくなります。

グランジ/オルタナ、モダンヘヴィネスとは対極にある80年代のアメリカン・ロックを象徴するアルバム。みんなバブルだったのね?


『FLESH & BLOOD』 (1990)


このアルバムからようやくC.C.デヴィルのギターが巧くなりました(笑)
テクニカルギター戦国時代の中、彼とミック・マーズはヘタウマの象徴だったもんね。

流石に3作目ともなるとアルバム全体に落ち着きと余裕が感じられます。
逆に、デビュー作のようなB級ハードロックのチープさや、前作のようなパーティロック全開というのが好きだった僕は普通のバンドになってしまったのが物足りない。
どうせやるなら⑤ UNSKINNY BOPのように、とことんノー天気にポップ度130%で行って欲しかった。

曲は結構良いのが揃ってると思うんやけど、これらの曲って別にポイズンじゃなくても良いような気がして・・・。

そして、この後、C・C・デヴィルからリッチー・コッツェンにギターが替わり、いよいよ「パーティ・ROCK」じゃなくなってしまうのです...


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