定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

2011年 最新CDレビュー

2011年05月29日 | 最新CDレビュー
VICIOUS RUMORS 『RAZORBACK KILLERS』 


アメリカン・正統派パワーメタルバンドの5年振りの新作となる10作目。
未だこのバンドが存続していることに驚くと共に、全盛期に全く引けを取らない内容に更に驚いた。
何所を切っても正に「鋼鉄」で、新ヴォーカリストもカール・アルバートに負けず劣らずのアグレッシヴな歌唱を聴かせ、ツインギターの奏でるフレーズはメタルそのもの。更には、2曲目に疾走曲を持ってくる構成は、名盤「Welcome to the Ball 」を彷彿とさせる。
復活作となった前作「WARBALL」も決して悪くはなかったけど、楽曲の充実振りからすると、今作が真の復活作と言える。これぞピュアメタルの傑作!
★★★★★(2011.5.29)


PROTEST THE HERO 『SCURRILOUS』


カナダ出身の5人組の3rd。
某大型CD店のメタルコーナーで「メタル界で1,2位を争うプログレッシヴなバンド」と大々的にフィーチャーされていて、メタル・プログレ両方好きなのに、このバンドを知らなかったので買ってみた。
確かに、ヘヴィメタルでもあるし、プログレッシヴROCKでもある。
けれど、これはDREAM THEATERやRUSHとは別世界のプログレ・メタルで、超テクニカルなピロピロ高速ギターが曲中縦横無尽に駆け回り、常に騒々しく疾走する。
ハイトーンヴォーカルは、バックの演奏(というか、ギターの音)に埋もれてしまい、曲の全貌・メロディを掴むのが困難で、ギターを聴かせたいのか、歌を聴かせたいのかあまり良く分からない。
これはプログレ・メタルというか、「テクニカル・変態メタル」と形容するのがピタリと当てはまると思う。
The Mars Volta やSIKTHが好きな人なら全然OKでしょう。
★★★★(2011.3.21)


BAD HABIT 『ATMOSPHERE』

スウェーデンが誇るメロディアス・ハード・バンド、BAD HABITの新作。
音楽性を変えない限り、もはやこのバンドのアルバムに「外れ」というものは存在せず、今作も期待を裏切らない傑作となっている。
最高傑作「ADULT ORIENTATION」より若干ハードに味付けされた音は、「爽快・哀愁・メロディアス」という言葉がピタリと当てはまる。
このバンドは2曲目に名曲が多いけど、今回も変わらず②「Words Are Not Enough」は中々の出来。
名曲と言い切れる①、②、③の楽曲水準を最後までキープすれば、新たな最高傑作になったと思う。
全曲捨て曲無し!とは言い切れないけど、メロハー・フリークは確実に満足出来るアルバムです。
★★★★★(2011.2.17)


HIBRIA 『BLIND RIDE』

ブラジル出身、正統派ヘヴィメタルバンドの3作目。
ヴォーカル良し、ギター、ベース、ドラムは超絶テクニシャン揃いということで、全く隙のない完璧なメタルバンド。
デビュー作は文句の付けようが無い出来で、2作目も負けず劣らずの傑作だった。
そして期待の新作は、ズバリ、印象に残るヴォーカルメロディが減っている。
デビュー作の「Steel Lord on Wheels」、「Change Your Life Line」、「Millennium Quest」、「Defying the Rules」
2作目の「Tiger Punch」のような一撃必殺チューンが無い。
キラーチューンが無いというのは、そのヴォーカルメロディの魅力の低下が要因だと思うけど、全体的にキャッチーなメロディが減って、ダークな雰囲気が増している。
衝撃のデビュー作『Defying The Rules』には、上記の曲のように一発で耳に残るキャッチーなメロディが満載だった。
演奏陣の変わらぬハイテクぶりとは裏腹に、2nd、3rdとメロディの質が低下しているのが気に掛る。
ボーナストラックのフランク・シナトラのカヴァー「I'm Gonna Live Till I Die」のメロが1番印象に残ってどうすんの・・・
★★★☆(2011.2.6)

体内爆弾再び

2011年05月21日 | 日記
木曜の夜。
深夜1時過ぎに帰宅。
晩飯を食べてないので、腹が減って仕方ない。
シャワーを浴びて、昨日食べそびれた刺身が冷蔵庫に残っていたので、刺身をアテにビールを飲んで2時に就寝。


悪夢は再びやってきた
その2時間後。

下半身の鈍痛+腹痛で目が覚めた。

鈍痛は間違いなく先週苦しめられた石ころ。
腹痛は・・??

間もなく、激しい下痢に見舞われた
まさか寝る前に食べた賞味期限の切れた刺身のせい?

腰の痛みと腹の痛みのダブル攻撃

朝までトイレの前から離れらない。

そうやって苦しむうちに夜が明けた。

ちなみに、今日の仕事も絶対休めない

下痢は下火になってきたけど、出勤時刻が迫って来ても腰の痛みは治まらないわ、トイレに何時でも駆け込みたい気分。

トイレはともかく、この痛みを何とかしないと仕事にならない。
薬箱の中に痛風になった時の痛み止めの薬があったので、とりあえずそれを飲んで出勤した。

職場に着いても、腰は痛いは腹は痛いわで、開始時刻ギリギリまでトイレに逃げ込んだ。
仕事が始まると、下痢は収まったけど、石による鈍痛は残る。

睡眠時間僅か2時間、下痢、痛みに耐えるというなかでの仕事。
ぶっちゃけ、体力はほぼゼロに近い状態だったけど、気力のみでの出勤。

職場の後輩に「体調悪そうっすね~」と言われたけど、悪そうではなく、「悪い」のです

時間が経つにつれ、痛みは和らぎ、仕事も何とか上手く行った。

この週末、水分とりまくって外に流したい・・・

富山旅行記(Final)

2011年05月21日 | 旅行記
翌朝。
初日以来の快晴

直ぐに高速に乗って帰るのは勿体ないので、色々回ることにした。

まずは、ヒスイ海岸。
ここの浜ではヒスイが取れるそうな。


3人でウロウロすること1時間。
僕はそれっぽいのを1つゲットした。


ここから富山の沿岸部の道の駅を順番に攻めていった。









地図を眺めてると、日本3大大仏(聞いたことないなあ~)の「高岡大仏」が近くにあるのを発見したので見に行った。
写真は撮らなかったけど、3大?どうなんやろか...

朝から、宇奈月温泉~ヒスイ海岸~魚津~滑川~富山~高岡
と色々回りまくったけど、まだまだ時間がある。

いっそのこと、行けるとこまで地道で帰ることにした。

国道8号(なかなか良い道です!)で、金沢~小松~加賀~福井ときて、ちょうど6時。

夕食を食べる時間になったので、福井市内で夕食を食べて、ようやく高速道路に乗って和歌山へ向かった。

新潟県との境界付近のヒスイ海岸から福井市まで地道で走りきった。
これぞ車旅行の醍醐味?

ということで、今回の旅行の総走行距離は1,182㎞。

天気には恵まれなかったけど、最後の最後でらしい旅行を満喫することが出来た。







富山旅行記(その4)

2011年05月17日 | 旅行記
駅で列車の出発を待っていた。
出発の時刻が迫り、ワクワクしながら狭い車内に乗り込むと、さっきまでの雨が嘘のように止んだ。

雨もやんで出発。


このトロッコ列車に乗らないと味わえない黒部峡谷。







実は、この日というのがトロッコ列車全面開通の日。
ところが、事前に雪が多くて終点の欅平まで行かないと連絡があった。

せっかく楽しみにしていたトロッコ列車も途中下車をせざるを得なかった。
暫定終点の鐘釣まで行ったけど、ここで見るべきものというと、河原露天風呂も封鎖され、万年雪のみ。
雪と行っても、散々雪を見てきたので、興奮も何もない。

せっかく来たんやからと駅周辺をブラブラ・・・・・・

・・・することも出来ずに、駅構内でボ~っとしてるだけだった。



行きはその景色に興奮したけど、帰りは新鮮味も何もなく、1時間の車内でひたすら爆睡。

再び宇奈月駅へと戻って来て、今度は駅周辺を散策した。


列車から見えた赤い橋から、今度は逆に列車用の赤い橋を眺める。



散策が終わろうとした時、またもや雨が降って来た。
しかも、外を歩けないほどの土砂降りの雨。

朝、列車に乗ってから夕方の街を散策している間だけ雨が降らなかった。
ツイてるのかツイてないのか分からないけど、まあ良かった良かった。

この日の夕食は、地ビールレストラン。


1時間半美味いビール飲み放題という夢のような時間。
普段なら軽く5~6杯はいけるのに、旅行疲れからかこの日は4杯止まりだった。

(その5へ続く)









富山旅行記(その3)

2011年05月15日 | 旅行記
2日目は、雪山を眺めながら大町からゆっくりと宇奈月温泉へと移動する日だった。

ところが、思わぬ大雨で本当の移動日になってしまった。

スキーの時によくお世話になった国道148号を糸魚川向いて北上。

青木湖畔。


白馬山付近。


雨が降ってるので、道の駅へ立ち寄るくらいしかやることがなかった。


親不知の道の駅。


親不知の展望台から



観光を諦め、さっさと宇奈月温泉へ行って温泉を堪能することにした。
まあ、何もアクティブに動き回ることが旅行じゃないし・・・


翌日は今回の旅行のもう一つの目玉のトロッコ列車。
ところが、天気は回復することもなく、土砂降りじゃないものの、またもや雨。
傘をさして駅へ向かう。
こんな雨でトロッコ列車が楽しめるんやろか...




(その4へ続く)


体内爆弾

2011年05月13日 | 日記
今日。
一睡もせず完全徹夜状態での出勤だった。

朝まで飲んでいた訳でもなく、忙し過ぎて朝まで仕事してた訳でもなく・・・

その理由とは?

昨日深夜1時。
そろそろ寝ようと布団に入ると、下半身に妙な鈍痛がする。
最初は何か分からなかった。
金○を殴打したわけでもないし・・何やろ??

時間が経つごとに、その下半身の鈍痛はやがて左腰の痛みへと変化していった。
トイレでオシッコをすると、茶褐色になっている。

この痛みは結石やん!

さすが13日の金曜日


痛みが段々と激しくなってくる。
とても安眠出来る痛みじゃない。
予定はみっちり詰まってるし、仕事はとても休めない。

痛みと格闘する拷問のような時間が過ぎていった。
結局、一睡もすることが出来ずに、夜通し痛みに耐えて悶え苦しんだ。

朝になると、痛みかなり収まった。

すると、今度は睡魔との闘いがやってきた。

繰り返すけど、仕事は絶対休めない。
気力・体力を振り絞っての出勤。

フラフラの状態での仕事だったけど、いつもと変わらずこなすことが出来た。

こんな大事な時に石爆弾が爆発するとは・・・
今は一刻も早く石ころを外に流し出さないと...

富山旅行記(その2)

2011年05月09日 | 旅行記
雑誌での室堂のイメージは、ゆっくりと景色を眺めながら、みくりが池周辺などを散歩するというもの。
ところが、まだまだ雪が深くて散歩どころではなかった。

GWの室堂といえば、「雪の大谷」。
わざわざ「雪の大谷」へ行かなくても、ホテル立山から一歩外へ出れば雪の大谷状態。




ホテル周辺をブラブラとしたけど、とてものんびりと散歩という状態ではなかった。
散々雪の中を歩いたあと、せっかくなので春季期間限定の雪の大谷へ向かった。



ここはホテル周辺と違って多くの人。
人とぶつからないように、気を使いながら雪の谷間をすり足で歩く・・・



途中まで歩いたけど、みるみる空は曇り、雪が降って来た。
しかも吹雪に近い状態で視界も危うい。
さっさと切り上げてダムへ戻ることにした。

青空の見えていた行きとは異なり、辺りは暗く雪が舞う。
ロープウェイからの絶景?もご覧のとおり。


黒部ダムまで戻ってくると雪は降ってなくて、ようやくじっくりとダムを見ることが出来た。
ここの休憩所で名物の「黒部ダムカレー」を食べた。

ルーが緑色のグリーンカレーで、ご飯がダム、カツが流木、ポテトサラダが水しぶきをイメージしてるそうな。

黒部ダム駅から長~い階段を上ると、展望台がある。
徹夜明けと雪歩きの疲れでフラフラだったけど、せっかくなので登ることにした。


ここからの眺めは黒部ダム全体を見渡すことが出来る。しんどい思いをして来て良かったと思った。


始発のトロリーバスに乗って、室堂で散々雪遊びをして、黒部ダムでまったりした後、再び扇沢駅へと戻った。
充実の1日だったけど、イメージと違って一面の銀世界だったのがどうもなあ・・・しかも途中から吹雪になるし。
「雪の大谷」を歩けたのが収穫やけど、立山アルペンルートは夏に来るのが正解だと思った。


一泊後。
今度は黒部峡谷のトロッコ列車に乗るべく移動。

朝ホテルを出ようとすると、「晴れ」との天気予報とは異なり、外は土砂降りの大雨だった....

(その3へ続く)






富山旅行記(その1)

2011年05月08日 | 旅行記
富山へ行ってきた。

初日の目的地は、立山アルペンルート。
富山側から入るか、長野側から入るか、検討した結果、黒部ダムに近い長野側から行くことにした。

GWのアルペンルートは混雑するとのことなので、始発のトロリーバスに乗るべく時間を逆算。
自宅を深夜0時ジャストに出発した。

時間が時間なので、高速は全く渋滞してなかった。
京滋バイパス経由で、一気に菩提寺PAまで走って休憩。

バスの時間を気にしながら、ここから一気に中央道まで走ったけど、さすがに一睡もせずに運転しっぱなしなので眠い。
嫁に運転を代わってもらおうと、駒ヶ根SAに入ったけど、車だらけで停める所なし。
次の小黒川PAで運転を代わってもらった。

豊科で高速を降りてから一気に扇沢を目指した。
6時30分の始発のバスに乗るには余裕の5時30分に扇沢駅へ到着。

天気も良くて、綺麗に雪山が見える。


この時、乗り場に1番近い有料駐車場は僅か3台しか停まってなかったけど、無料駐車場はほぼ満車状態。
切符売り場には早朝6時とは思えない程の人が並んでいた。



室堂までの往復切符を買って、いざバスに乗り込んだ。


小学生の時に来て以来の黒部ダム。


その雄大なダムの姿と綺麗な雪景色をゆっくり見たかったけど、次から次へと人が押し寄せる・・・
どうせまたこの場所へ戻ってくるので、室堂を目指して先へと急いだ。






次はケーブルカーに乗って黒部平へ。
ここでロープウェイの整理券が配られ、待ち時間があったので外へ出てみた。
天気も良くて、ここまでは絶好のコンディション。
雪に太陽が反射してサングラス無しでは目をまともに開けられない。


ハルもいよいよ雪デビュー。



暫しの雪遊びのあと、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いてようやく標高2450mの室堂に到着。

ここへ来るまでこの時期の室堂という所がどんな所か大体想像はついたけど、ゆっくりと散策なんて出来る訳がなかった。

(その2へ続く)





STRATOVARIUS

2011年05月05日 | 私的ロックの名盤 S

FOURTH DIMENSION (1995)

これまではティモ・トルキ自身がギター弾いて歌ってたけど、ギターに専念すべく同じ名前のティモ・コティペルトを専属ヴォーカリストとして迎えての4作目。
前作まではB級バンドという雰囲気だったけど、専属VOが入ってかなりグレードUP。
いわば、ハロウィンの「カイ・ハンセン→マイケル・キスク」と同じ流れです。けど、コティぺルトはキスクのレベルのVoじゃないというのが悲しいところ...
それはともかく、バンドにとっても新たな一歩ということで、楽曲にも風格が出てきました。
まだまだ部分的にはパクってる所もあるし、トルキのギターについてはイングヴェイのフレーズを練習しました、という域を抜け出していない。
①「AGAINST THE WIND」、②「DISTANT SKIES」はかなり好きで、初めてストラトにハマったアルバムなので印象深いです。


EPISODE (1996)

5作目。
リアルタイムで3rd「Dreamspace」から9作目の「Elements, Pt. 1」まで追いかけたけど、結局1番良く聴いたのがこのアルバムでした。
「ハロウィン+イングヴェイ」な曲を「イングヴェイ-(マイナス)超絶テクニック」なギタリストのティモ・トルキが頑張って、名手ヨルグ・マイケルが疾走感を醸し出し、これまた名手イエンス・ヨハンソンのキーボードがバンドの格を上げるという構成。
雑誌でも書かれたど、①「FATHER TIME」はハロウィンの「RIDE THE SKY」そっくり。
他にもいっぱい言いたい事はあるんやけど、これは結構楽しく聴かせてもらったのであまりケチつけるのはヤメときます。
純粋に②「WILL THE SUN RISE」、⑤「SPEED OF LIGHT」あたりはかなり良いです。ヘドバンしたくなってきます。
以降のアルバムは、結局このアルバムの曲の焼き回しであり、ワンパターン感は否めない。
僕にとってはこのアルバムがピークであり、最高傑作です。