京都にいる遠縁者から「福井新聞「風の森」での
展示会にいらっしゃい」
とのお便り。
バス仕立てで、仲間を連れて来るとの事。
久々の出会いでもあり、
妻と初めて行く「福井新聞本社風の森ギャラリー」へ。
素晴らしい作品にびっくり。
「ちぎり絵」なんでざっくりの絵かと思いきや、
とんでもない詳細な絵。
もともと福井にいたとき師に習い、今、京都で、教えているらしい、
この方の父親と言う人もなかなかの絵を趣味にしていらした方、
絵ごころの遺伝があるのでしょう。
こんな繊細でキレイな絵が作れる、人ですから、
絵筆で書くとどんな絵が描けるのかと・・・。
「ちぎり絵」は、いろいろな種類があるようですが、
今回は、手漉き和紙を用いて、自然・風景・風物詩を描く「和紙ちぎり絵」。
日本固有の“和”の文化を後世に つなぐことも、一つの目的とも。
これは上級者、
下絵を描き、チャコペーパー(複写面を上向き)、
和紙 (表を上向き)、型紙の順に重ねます。和紙の裏面に型を写します。
和紙の端に余裕を持ちちぎりやすいように。
絵の形に、和紙を指でちぎり取ります( 千枚通しでその線の上をそーっとなぞるテクも)
ちぎった後、指先で和紙の形と毛羽の裏側にのりをつける。
細かなところは、目打ちで形を整えまる。
こんなことが制作の手順らしい。
こんな小品も
それにしても、
ざっくりでなく、繊細な絵に幾度も驚いたひと時。
筆で書かれた絵画を鑑ているような錯覚。