帰りたい空

野ねずみ探検隊は、いつかは帰りたい無何有の郷を探して活動チュウ。
山に登り、地を馳せ、温故知新の旅記録です。

野ねずみ山日記 福岡の山 ラスト1 蔵持山 -修験の道-

2009年12月31日 10時58分18秒 | 野ねずみ作戦活動記録
ねずみボスへ隊長報告。
分県登山ガイドNO,39福岡県の本 1994.6.10初版 1999.7.30第5刷 山と渓谷社発行収録の、110項117座全山完登達成。
             
約10年間、ネズミ国の入口を探し続けた作戦活動は、道に一つ印を刻んだ。

山行は、予定通りにならないことがよくあるが、この福岡の山シリーズ最終作戦はまさにそれを如実に物語った。
わずか472m、計画通り行けば、ベースキャンプの源じいの森から30分で登山口、1時間で登頂、30分で下山だったのだが。
ところがどっこい、登山口は今やダム建設真っ最中で立ち入り禁止!。登山口の変更を余儀なくされた作戦は珍しい。
さあ、どうなるか!。野ねずみ探検隊、奮闘チュウ!。

 
天気予報は不吉な言葉を使って野ねずみ探検隊の作戦を阻止しようとしていた。
”カンパトウライ”、”コウスイカクリツ90%”、”キョウフウフブキ”・・・等々の意地悪ミサイルがラジオから飛び出す。
とにかく、ここにいる地の利を最大限に活用して、なんとか最終目標に到達しようと、朝7時半、ベース源じいを出発。
チェックアウトのとき、隊長の登山装備を見た館長さんが、「山、行くかね?」
何でも、館長さんも山好きで、昨日の岩石山で遠望した雪の英彦山を歩いていたらしい。嬉しいねー。今日の作戦のことを話すと、
大声援を送ってくれた。よーし、まだ今のところ空は晴れている。とにかく出発だ!。いってきまーす。

 
8時頃に予定していた登山口、高座橋に着くと唖然!。工事現場になっていて、道は通行禁止!。工事の方に尋ねると
周囲一体はダム工事で登山道に入るのは困難、入っても登山道は文化財の調査で掘り返され、歩ける状態ではないという。
アドバイスに従い、遥か30分ほど天ガ谷川を登りつめた蔵持集落からの入山に計画変更。
X-T探索機は道なき道を登り、野ねずみ探検隊を林道終点ぎりぎりまで送り届けてくれた。
0830時、さあ、山行開始。最終作戦発動だー!。

 
こちらも工事中の現場横を、緩く登っていく道をしばらく行くと道は二手に分かれ、右の中宮近道へ進む。
0855時、蔵持山神社中宮到着。大杉が出迎えてくれる。この山一体が平安時代から江戸時代まで続いた修験場で、保存状態がよく、
大規模な調査の対象になったらしい。そしてダムの開発も・・・。野ねずみ探検隊としては、山は壊さないで欲しいなァ・・・。


中宮からは苔むした石の急坂が延々と続く。途中表題の夫婦杉で記念撮影。きっと野ねずみ探検隊を待っていてくれたのだ。
隊長が、大きいほうの杉に立つ・・・(-_-;)オデ、文句は言わない。
撮影終了、「はい、行くよ!」。・・・この頃カラス天狗化して来たな~・・・。

            
0908時、山頂到着。空は何とかもってくれたぞ!。目標達成の瞬間だ!\(^o^)/。
この山もこの先の岩場が楽しいお土産なのだ。稚児落しって言うらしい。行ってみよう。





ウワー、この標高でこの高度感、楽しいねー。

                 
先ほどの中宮が足元に見える。


展望を楽しんで、頂上に戻ったのが0920時。ここに来て西の空に黒雲が現れた。この頃雨の臭いが解りだした隊長が、
おやつタイムを切り上げて下山開始。


分かれ道まで下ったあたりでパラパラと攻撃が始まったが。そんなに被害をこうむらずにX-T探索機のリアハッチに逃げ込む。
あー、終わったねー、どうなるかと思ったー・・・が本音。登山口を変えて、ほとんど案内の無い道を歩いたのだ。
とにかく凱旋開始、X-T探索機ナビ設定「我が家」、メインブースター出力120%、発進!。


           
2009.12.30 1248時、既に荷物も出して、駐車場にX-T探索機を停める。今年の野ねずみ山行作戦は完了した。
今年一年、良い旅をありがとう。

みなさん、いつも野ねずみ探検隊の応援ありがとうございます。
2009年も、もうすぐ終わりますねー。よいお年をお迎え下さい。
来年も、野ねずみ探検隊は、の~んびり、のたのた、風が吹いたら吹くほうへ、波の流れに流されて・・・
果たして新しい目標に向かっていけるかナー、まあ、行きたいほうへ行くのだー
\(^o^)/。
来年もよろしくー。

野ねずみ山日記 福岡の山 ラスト2 岩石山 -展望の岩-

2009年12月29日 14時15分29秒 | 野ねずみ作戦活動記録
福岡の山の完歩を目指して、年末の休みを利用した作戦を展開する野ねずみ探検隊。
残るは添田と犀川の二座。地理的に近いので”源じいの森”の宿泊施設”ほたる館”1泊2日一人3千円の素泊まり利用で
作戦計画。ここなら温泉も楽しめるぞ!。
というわけで、初日の今日は岩石山(ガンジャクザン)。とにかく表題の屏風岩はじめ、頂上直下の岩場は最高の展望らしい。
さあ、作戦開始!。

 
下山後のベースキャンプがあると、朝の行動が随分楽だ。ゆっくり準備して出発は0837時。X-T探索機は有料道路回避、
約2時間の移動で、登山口の添田公園に到着。さあ、のんびり楽しんでいこう。

 
1049時、添田神社の山門をくぐる。公園内にはジェット戦闘機の展示がしてあったりする(^_^;)。何だろーねー?。


1052時、添田神社に参拝。山行の安全をお願いする。


車道の参道を分けて、奥の院コースの登山道に入る。それほどかからず1106時、展望台に到着。添田の街を見下ろす。



               



1146時、奥の院の広場に到着。気温が高くて、アウタージャケットがいらないくらいだ。しばし展望を楽しむ。

                  


ちょうど12時、山頂に到着。オー、日の丸が揚がってるなー。野ねずみ探検隊は思想・宗教には全くゆかりがないので
珍しいなー・・・と見ている。さあ昼ごはんだ(^・^)。


 
頂上には真新しいきれいな展望台があって、ベンチで休憩できる。寒い時期は助かるねー。さあて、今日のメニューは何かなー?。

              
1255時、昼ごはんを終えて再出発、これからが今日のメインイベント。


雰囲気のいい稜線を歩く。いいところだねー。なんだか心がゆったり落ち着いてくる。





さあ、来たぞ!。1258時、まず国見岩が現われる。すぐ先の屏風岩に隊長が挑戦。
「だめー!これ以上は登れなーい!」と叫んでいる。ハハハー\(^o^)/。いい眺めだー。

                 
オデも挑戦、なーんてこた無いけどね~。ヘヘヘー(^・^)。わーい、絶景!絶景!。


もう少し足を伸ばして1311時、八畳岩に到着。




ここの展望が一番かなー。山は切れ落ちて赤村を真上から見ている気分。


ここからは英彦山が遠望できる。雪を頂いたシルエットが美しい。左の三つコブは鷹巣山。一昨年の秋、楽しい山行の記憶あり。
(参照:野ねずみ山日記 英彦山ガラガラ1~4
また行きたいなー。


しばらく展望を楽しんで、下山開始。コースは一旦頂上まで戻って1322時、針の耳・三ノ滝コースをチョイスした。

 
1335時、コース名になっている岩穴をくぐる。

 
1339時、一旦道をそれて一ノ滝を覗く。1351時二ノ滝。道を分けた先に「乙女岩へ」の道案内、その名前にオデは大変興味を
そそられるが、隊長は却下!、さっさと下山路を降るのだ(^_^;)。

 


1358時、三ノ滝へ降る。弘法大師の言い伝えと行場が綺麗に整えられている。やっぱりこの方、大衆のヒーローだねー。


さて、これが問題の岩。オデはどう見てもお顔が解らない。隊長はわかるらしい(・・?。みなさんどうですか?。1403時、暫時検討。


針の耳コースは上半分は急なザラザラ滑る坂だが、下ってくるとこの通り。美林の散策道。綺麗な道をゆっくり歩く。空は晴れた。

 
1415時、針の耳コースは民家の生活道路へ下りつく。振り返って岩石山を仰ぐ。奥の院か、三ノ滝のお通し堂で一泊なんてのも
オツかも?、と隊長に申請するが即却下。1421時、添田公園で待っているX-T探索機に「ただいまー」。
さあ、これから楽しみな”源じいの森温泉”まで、30分程度だ。食料を買い込んで行こう。X-T探索機のナビゲーション開始!。

本日の作戦図




野ねずみ山日記 小岱山ロングルート

2009年12月27日 14時00分10秒 | 野ねずみ作戦活動記録
熊本・玉名から荒尾にかけて連なる小岱山。低山ながらいくつかの峰が連なり、きれいな森のロングルートがいいと聞いた。
熊本のオデの実家の暮れ大掃除に帰るついでに、ここの山行を計画した。
登山口からそう離れていない場所に、温泉付きの道の駅があるので、下山後はX-T探索機を別荘バージョンにして休める。
だから、朝の出発もゆっくりめでいいのだ。
歩いた距離は、表題の画像を参照。往復約12km、繰り返す登り降りの高低差は500m以上かな?。
なかなかいい運動になったねー。きれいに整備された道とすばらしい展望。地元の方のまさに”おらが山”。楽しい山行だった。

では報告開始。

              
              8時過ぎに我が家を出発して、ほぼ10時に登山口の蛇ヶ谷公園到着。1007時、山行開始。


1020時、公園の展望所で玉名の町を見下ろす。空は少しずつ雲が取れてきた。


1029時、公園から山道に入ってすぐの金毘羅宮で装備調整。結構暖かくてフリースを脱ぐ。


きれいな森に歩きやすい道が延びる。のんびりと歩けるねー。


ところどころ展望が開けて、ベンチが設けてある。笹千里の駐車場も過ぎて、1117時、休憩。




1140時~1225時、丸山の展望所で昼ごはん。今日はこれからまだまだあるぞー。



           
観音岳の山頂は広い芝生広場、。1253時到着。ここで昼ごはんでもよかったかな?。三々五々の人々が楽しそうに歓談。

            
            1304時、七峰台で眺めを楽しむ。標高は500m程度だけど、高度感たっぷり。


1308時、少し行くと分岐の先に荒尾展望台がある。ここは荒尾側の展望が楽しめる。


登ったり降ったり、もうこれで終わりかと思うとまだまだ続く坂。先行のおばちゃんが、連れのご主人に「まだかいなー」
と、聞いているのだ。確かにそう思うねー(^_^;)。


もうすぐ山頂、この岩は、いにしえの山城筒ヶ岳城が落城するとき、底なし井戸に財宝を隠して蓋にしたという言い伝え。
スコップはないか!。




1329時、小岱山最高所の筒ヶ岳501m登頂。なるほどの展望。

 
さあ、森の道を楽しみながらの帰り道。空は青空が広がったぞ。


1403時、おー!、これがいわゆる「ウサギ石」ホントだねー。反対側からは全く違っている。隊長は「何だかわかんない??」


1437時、長いルートなので、一休み。確か行きがけも休憩したところだね。


途上で気になった構図、題して「天を指す」。いやーいい天気になった。


1505時、もうすぐ蛇ヶ谷公園に下りる前。開けた展望で一休み。ほんとにながめのいい山。あれは八方ヶ岳かなー?。


こんなものも、「木登り亀」って名前だけど、何だろうね(?_?)。

               
                1534時、無事蛇ヶ谷公園駐車場で待つX-T探索機に到着。
この後は道の駅きくすいの温泉館で別荘モードX-T探索機で一休み。ちょうどお風呂の日で、いつもは300円の入浴料が150円!。
道の駅のレストランでご飯を済ませて、オデはもう一度サウナへ。地元の方々と小岱山の話で盛り上がるサウナ室だったのだ。


あくる朝5時起床。すごく冷え込んだようで、周辺は真っ白な霜。恐らく氷点下だけど、X-T探索機の中でキャンプマット
を引いてシュラフに入ればどうって事はナシ。よく寝た。
早めに出発して熊本の実家へ、一日大掃除して、両親の話し相手になって(これが一番疲れるかも(^_^;)、帰路へ。


14時、九州縦貫高速の玉名SAで遠望する小岱山。楽しい山行をありがとう。



赤狐号走る 雨天に惨敗

2009年12月23日 15時22分48秒 | 野ねずみ作戦活動記録
ほんとはこうなると薄々わかっていた。ネット情報とオデの雨嗅覚が”降る”と告げていた。
しかし、テレビの天気予報は天候回復をウソブクのだ。
ウーン、ここんところ動かしていない赤狐号が心配で、ついつい天気予報の世迷いごとに誘い出される。
隊長が仕事に行った後、蕎麦喰いツーリングを思い立ち、しばらく空と相談して出かけたのが10時。
はじめは篠栗越えの日吉庵を目指したが、なんとも不吉な黒い雲が控える。ん!、西の空が明るいぞ・・・。
で、方向転換して西へ、こっちなら五福の中華ソバかと思いながらしばらく行くと、行く手にやはり黒雲。ん!南だ!。
で、5号線の南下開始。こっちなら武蔵蕎麦。よーし板蕎麦平らげるゾー!・・・。
で、武蔵蕎麦の入口で降り始める(-_-;)。退却ー!!!。1205時我が家の駐車場へ帰着。
結局、蕎麦は食べられなかった。見事に天気予報にだまされツーリングとなったのだ。ま、こんな日もあるさ。

野ねずみ野鳥探索 天拝公園の探鳥会参加

2009年12月20日 17時17分11秒 | 野ねずみ作戦活動記録
寒波到来で雨模様の日曜日、山に登ると降られるのが確実なので、今日は探鳥会に参加した。
9時前、小雨模様の天拝公園には2~3名の野鳥の会の方しかいない。寒さもひどいし、中止しようか・・・って雰囲気。
インストラクターの先生も、「昨年の12月は中止でしたねー・・・」
ところが、それからぼちぼち参加者が集りだして、なんと23名も集ったのだ。この寒い中、皆さん好きだねーって、
・・・人のことは言えないかぁ(^_^;)。
なんとか雨もそんなに強く降らず、見て回った探鳥会は、意外と楽しめた。
ルリビタキ、チラッとだが初めて見れたし、エナガの大集団がしばらくの間、見上げる梢の間を飛び回って遊んでいった。
午前中一杯、クロジやミソサザイのポイントとかいろいろ教えてもらいながら楽しんで、午後、個人撮影会をしようと思ったが、
冷え込みと雨足が強くなったので、昼ごはんの後は買い物の隊長命令で、あいにく鳥の写真は無し。
表題の写真は探鳥会で野鳥の会の方に教えてもらったナナフシ。気温が下がると仮死状態になって地面に落ちてくるらしい。
ホントに寒い日だったねー。16時前に我が家に帰って、ストーブのやかんで燗をつけて一杯。ジワーッとくる。ウマイね~。