たんべぇ山から

山歩きの記録、出会った植物を紹介します。



花の名山を巡る「みちのく一人旅」 【早池峰山】 その1 2008年6月29日(日)

2008-07-07 | 東北の山

さて、三日目最終日はいよいよ“早池峰山”です。
高山植物の宝庫として有名な早池峰山は6月中旬から7月にかけてエーデルワイスの仲間「ハヤチネウスユキソウ」が咲くことで知られていますね!
秋田駒のタカネスミレと共に早池峰山のハヤチネウスユキソウは今回の遠征でも“逢いたい度”の最高ポイントを占めています。

ハヤチネウスユキソウに限らず、ここでしか見ることが出来ない貴重な植物も多く
早池峰山は花好きには憧れの存在なのです。

前日の天気予報では、お昼過ぎから崩れるとのこと、出来るだけ早く登り始め雨が落ちてくる前に下山したいのですが盛岡発早池峰登山口行きのバスは07:10のみです。
昨年は06:50だったそうなので20分も遅くなっています。
時間を有効に使うため、もっと早めにバスを出してくれると有難いのですがこれしかないので仕方がありません。

バスに揺れること約2時間、ようやく登山口の河原の坊に到着しました。
マイカーの場合でもこの時期の土日祝は交通規制が敷かれており登山口手前の「岳」までしか入ることが出来ません。
登山口の河原の坊と小田越えまではシャトルバスを使うことになります。

実はワタクシこの期に及んで早池峰山の二つの登山口のどちらのコース取るか決めかねていました。
というのも、帰りのバスは小田越発15:12ですから行動時間6時間強、写真を撮りながらのノロノロ歩きではバスに乗り遅れる危険を感じていたからです。
歩行距離の少ない小田越→河原の坊コースの方が時間的に安全かと考えていました。しかし偶然バスに乗り合わせた「早池峰山監視員」の方のアドバイスにより逆コースを勧められ直前で変更、河原の坊から登ることに決めたのです。


【行程】
河原の坊09:00----水場09:25----打石10:50----鎖場11:15----山頂11:35/12:00----梯子12:20----五合目12:40----小田越登山口13:45/14:00----河原の坊14:35
<行動時間:4時間45分(休憩時間含)+35分(車道歩き)>


09:00 河原の坊登山口

登山についてのマナーと携帯トイについて説明するボランティアの監視員さんたち。
登山者名簿に記帳して出発します。


タチカメバソウ

沢沿いの湿った場所に点々と咲いていました。

チシマフウロ

下向きに咲くタカネグンナイフウロと違い、横向きに咲く特徴があります。



岩がゴロゴロしていますが意外と歩きやすいです。
山頂付近は厚いガスに覆われています。


イブキセリモドキ


ホソバツメクサ

珍しいでね~初めて見ました。

ムシトリスミレ

ムシトリスミレは秋田駒、岩手山でも結構咲いていました。
東北は多いですね~

ヨツバシオガマ

この日、見つけたのはこの一輪だけでした。


ヒロハヘビノボラズ

初めてお目にかかる植物、帰宅後名前を調べてみたら「広葉蛇上らず」という
変わった名前の落葉低木であることが判明したしました。
名前の由来は枝に鋭い刺、葉の縁にも尖った鋸歯があることからつけられたようです。

 

 

だんだん植物の種類も増えてきました。


植物保護のため両端はキチンとロープは張られています。
決してロープの外に出ないように…



振り返ると先ほど追い越した人々が小さく見えました。


ミヤマオダマキ
登山道のいたるところに美しいミヤマオダマキが咲いています。
青味の効いた紫と白のコントラストが清々しいですね~何度も立ち止まり、ミヤマオダマキだけでも数十枚撮影していました。


ハヤチネウスユキソウ

逢いたかったハヤチネウスイキソウがポツリポツリと登場してきました。
この時季は咲き始めたばかりの若い株が多く、このように黄色い頭花が見えているものは少なかったです。
もう少し季節が進めばウスユキソウ本来の頭花の黄色が鮮やかさをますことでしょう!でも逢えて幸せです。

ナンブトウウチソウ

花の季節はまだですが、葉っぱだけでもと記念に撮っておきました。

ナンブトラノオ

ここでしか見られない固有種、ベビーピンクの愛らしい花色にすっかり魅せられ出会うたびに何回もシャッターを切りました。




コミヤマハンショウヅル

秋田駒、岩手山、そして早池峰山でも見かける機会が多かったコミヤマハンショウヅル。
でも、『2回3出複葉』にも見えます?ということは、ミヤマハンショウヅルかも…??
ますます混乱しております








10:50  打石





ミヤマキンバイの明るい黄色が目立ちます。




11:05 千丈ケ岩


ちょとガスが出始めました。
岩肌を黄色く染めているのは…





ナンブイヌナズナ



早池峰の特産ナンブイヌナズナ、最初に登場した枯れかけの花を一生懸命撮影していたら「上に行けばいくらでもあるよ!!」と教えてくださいましたが、おっしゃるとおり本当にいくらでもありました(笑


登ってきた一本道がはっきりわかります。


ミヤマシオガマとバックはイワウメ



11:15 こんな鎖場もありました。

ヒメコザクラ

ようやく見つけました。小さい小さいヒメコザクラ、
思わず「咲いててくれてありがとう!」と呟いてしましました。
結局、出会えたのはこの一株だけでしたが十分満足でした。
本当に可憐です


チシマアマナ

風に揺れるか細いチシマアマナ、かわいいです!

キバナノコマノツメ

横一列に並ぶコマノツメちゃん


どうですぅ!このボリューム、これまでにもたくさんのキバナノコマノツメを見てきましたがこの咲きっぷりには驚きました。


ムシトリスミレ

岩のクラックに沿って咲いています。オモシロイですね(^^;



だんだんガスに覆われてきました。
お昼過ぎから雨だっていってたけどそろそろ来るのでしょうか?

クロミノウグイスカグラ

これまでに新潟の山で一度だけお目にかかったことがありますが、私には縁遠い植物です。


岩場を飾る高山植物(チングルマ、ミヤマキンバイ、ミヤマアズマギクなど)


11:35 
山頂に到着しました





お参り後、岩陰でお楽しみのランチにします。


 
山頂付近にはヤマガラシとみられる黄色いお花がさくさん咲いていました。

その2に続きます。

 

 


 

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