サクラスミレ咲く草原 【奥多摩】 2014.05.17

 

 

サクラスミレといえば、山梨県や長野県まで足を延ばさなければ見ることができないと思っていました。

奥多摩にもあると知ったのは数年前のこと、しかし場所が特定できずなかなか足が向きませんでした。

昨年、花は終わっていましたが、葉を確認することができたので

今年こそは最盛期に行ってみようと時期を早めて出かけてみました。

いやはや、そこには咲きたてホヤホヤの美しいサクラスミレがそこらじゅうに咲き乱れており驚きました！！

奥多摩にこんな場所があるとは…正直、信じられない気持ちでした。

 

【サクラスミレ】

これまで見てきたサクラスミレと比べると、奥多摩のものは色が淡いように感じました。

 

 

手前に見えているのはヒゴスミレの葉です。

ここはヒゴスミレも多いので、両者の雑種が産まれないかと期待が膨らみます。

サクラスミレとヒゴスミレって相性が良くないのかな…＾＾；

これだけ条件が揃っているのに、その気配を感じることはありませんでした。

でも、近くにはエイザンスミレもあったので、もしかしたら「フギレサクラスミレ」ってものも有りかな！

楽しみです　

 

白くかすれたように色が抜けた個体も多くあり、

もしかして“コワシミズスミレ”？？ってワクワクでした



サクラスミレは大きいので見応えありますね！


　　　　　　　　



前にも触れましたが、ヒゴスミレが可憐な花を咲かせていました。

ヒゴスミレって、普通にありそうでなかなか出会えないスミレのひとつだと思います。

今年は南高尾で満開のヒゴスミレを前に大喜びだったのですが、

そのヒゴスミレは植栽だとわかりガッカリでした。

その後、別の山で自生種に会うことができ、今年はヒゴスミレに縁があるなぁ～～と感じていました。

しかし、ここのヒゴスミレはスケールが違っていました。

枯れ草に隠れように咲く白い花をあちこちで見ることができ、それはそれは信じられない光景でした。

【ヒゴスミレ】

 

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　

さて、こちらは同じ場所に咲いていたスミレ（マンジュリカ）だと思うのですが、
一口にスミレと言ってしまうのは怪し過ぎる（交雑種と思いたい…）ものが数多くあり、またまた妄想が広がります＾＾



　　～スミレの色々～



【スミレ（マンジュリカ）？】







【ホコバスミレ風】

【アルガスミレ風】　（スミレ✕サクラスミレ）
 

葉をアップにしてみました。葉柄に翼がありませんね！



この個体は花弁は大型でサクラスミレ風、葉はマンジュリカ？





【？？】

う～～ん、どうでしょう？？

シロスミレが咲くころは、草原の様子も変わっていることでしょうね＾＾；

そして

登山口付近では奥多摩では“初めまして”のゲンジスミレにも会えました！ 


【ゲンジスミレ】





美しいフイリヒナスミレフイリフモトスミレの葉、一瞬フジスミレかと思いましたよ～～^^;;
　↓　↓




【エイザンスミレ】

 

悩ましくも期待が膨らむ楽しい奥多摩山行でした。