田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

ツトガ

2008-06-17 | 
ツトガ
三重県立博物館の建設予定地を訪ねた。
この予定地(里山)の生き物を工事が始まるまでの間、少しずつ調べていこうかと思っている。
建設設予定地に隣接して墓地や住宅地があり、予定地の中央を横切る里道は総合文化センターなどへ出かける住民たちや墓参の人たちが行き交う。
里道脇の草むらで蛾が飛んだ。
ツトガ科ツトガ亜科のツトガである。割と大きく感じられた。
成虫の体長は12~15ミリ、開張24~38ミリ
幼虫はイネ科のシバやイネを食べる。
総合文化センター内の芝生地で暮らしていたのだろうか、成虫となった彼らの寿命はたった1週間ほどと聞く。
2008.6.14

ツトガ

砂浜のアカスジカメムシ

2008-06-17 | カメムシ
アカスジカメムシ
芦原海岸のハマボウフウを見て歩いた。ひとつの株にアカスジカメムシがいるのに気がついた。
ハマウドにいるのは何度か見ている。ハマボウフウも同じセリ科植物だから、寄生していても不思議は無いのだが、シチュエーションが違う。背の高いハマウドでは首を伸ばして観察していた。砂浜のハマボウフウでは座り込んで観察できる。
赤と黒の2色で出来ている体。
5本の赤い縦縞は濃淡や幅に変化が多いという。
ハマボウフウの花もほとんど咲き終わり、果実が作られていく。アカスジカメムシはハマボウフウの未熟な果実の汁を吸収していた。
2008.6.11

アカスジカメムシ