一昨日の「上野で美術展2連打」、行った当日って頭の中を色々な印象が
グルグル乱舞しているため、書き留めずに居たことが少々あります。
ランダムにメモの形で記してみます。
《美術館のレイアウト》
東京芸大の美術館、おそらくはOBの高名な建築家の設計なのでしょう、
モダンならせん階段が バチカン美術館を連想させてくれたり、
全体に軽やかでとてもお洒落なつくりなのです。
・・・が、今回のように高齢の観客が大勢つめかける展覧会には不向きかな。
順路の、フロア移動の動線が複雑なのと、通路がところどころ非常に狭いです。
木曜の記事にも書いたように、その狭いところの壁面両方に、知名度の高い絵がかかっている場合、
時間を掛けて鑑賞したい人と、手っ取り早く移動したい人がスクラム状態に陥ってしまいます。
危険を感じた瞬間もありましたよ。
展示場出口が2階、そこは吹き抜けを囲むフロアになっていて、
通路の片側がミュージアムショップ。これも混んでいると通り抜けるのが大変。
年配のお客さんは、展示室の出入り口や階段のそばで連れ同士で話し込んだり、
人ごみを掻き分けて進みたがる方がいたり、急に立ち止まったり振り返ったりと、
予測の難しい動きをされる場合も多いので、混んできた場合、
ポイントポイントに人の流れを上手く誘導するスタッフがある程度数必要だと思います。
この点、上野の森美術館の方は、お客の動きを見てアドバイスしてくれるスタッフが居てありがたかったです。
東京都美術館の特別展示室の順路も、いつも思うけれど、複雑です。
《独立行政法人》
今はほとんどの国立大学がこの形なのでしょうか?
以前読んだ新聞記事で、「各大学商売に熱心になった」とありました。
芸大も、ミュージアムショップにはいろいろなオリジナルグッズを置いています。
芸大エンピツ・ボールペンとか、芸大スケッチブックとか、
所蔵の名画をモチーフにした文房具や小物などなど。
さすがに「芸大まんじゅう」はみあたりませんでしたが。(笑)
おかげで、お土産やちょっとしたギフトを探すのが楽しいです。
で、東京大学の本郷キャンパスの売店にあるという芋焼酎に今関心があります。(笑)
TVで紹介されていましたが、農学部の研究室で保存されていた、
まぼろしの沖縄黒麹をつかってあるとか・・・
一本¥5000くらいで高いけれど、沖縄戦の前にサンプル採取されて生き残った
菌たちの「かもし」を体感してみたくて。
《手塚先生と『鳥獣戯画』》
芸大美術館のミュージアムショップでは、トンジへのおみやげに
「鳥獣戯画クリアファイル」を買いました。
ウサギや亀が楽しげに荷物を運んだり遊んだりしている絵柄です。
ウサギの耳を見て思ったこと。
手塚先生、『鳥獣戯画』を「日本マンガの原点」だととても大事にされてたけれど、
『ジャングル大帝』のレオや、『ワンダースリー』のウサちゃん型宇宙人の、
耳の先っぽが黒く塗ってあるのって、ここがルーツだったのかな?
《「狙わない」こと》
手塚先生が『鳥獣戯画』を語っている時に出てきた言葉に、
「例えば、子どもに話しかけながらその辺の紙に手すさびに描いた線が、一番美しい」
というのがありました。この絵巻物もおそらくはそのような部分を持っていたのではなかろうかと。
展示のあちこちで、奇しくも同様の事を語っていた絵描きさんが多かったのには
感心すると同時に、「それが極意なのかな」という気分になりました。
力強い作風で知られる中川一政画伯(真鶴に美術館がありますね)も、
絵を描くというのは全身を使う、体力勝負の部分があると述べ、
「手だけや頭だけで絵描きたくないんだ」とおっしゃっていたそうです。
《正岡子規球場》
小さなグラウンドが、東京文化会館の裏手にあるのですが、
芸大美術館からダリ展会場の上野の森美術館に移動する途中に初めて側を通りました。
見ると、記念碑があります。通りすがりにプレートを見ると、
「正岡子規球場」と書いてありました。
伊予の国が生んだ偉大な俳人にゆかりの場所だったとは!
さすがに上野の山は奥深いです。
ダリ展については、次にじっくり見た後にあらためて記事を作ります。
グルグル乱舞しているため、書き留めずに居たことが少々あります。
ランダムにメモの形で記してみます。
《美術館のレイアウト》
東京芸大の美術館、おそらくはOBの高名な建築家の設計なのでしょう、
モダンならせん階段が バチカン美術館を連想させてくれたり、
全体に軽やかでとてもお洒落なつくりなのです。
・・・が、今回のように高齢の観客が大勢つめかける展覧会には不向きかな。
順路の、フロア移動の動線が複雑なのと、通路がところどころ非常に狭いです。
木曜の記事にも書いたように、その狭いところの壁面両方に、知名度の高い絵がかかっている場合、
時間を掛けて鑑賞したい人と、手っ取り早く移動したい人がスクラム状態に陥ってしまいます。
危険を感じた瞬間もありましたよ。
展示場出口が2階、そこは吹き抜けを囲むフロアになっていて、
通路の片側がミュージアムショップ。これも混んでいると通り抜けるのが大変。
年配のお客さんは、展示室の出入り口や階段のそばで連れ同士で話し込んだり、
人ごみを掻き分けて進みたがる方がいたり、急に立ち止まったり振り返ったりと、
予測の難しい動きをされる場合も多いので、混んできた場合、
ポイントポイントに人の流れを上手く誘導するスタッフがある程度数必要だと思います。
この点、上野の森美術館の方は、お客の動きを見てアドバイスしてくれるスタッフが居てありがたかったです。
東京都美術館の特別展示室の順路も、いつも思うけれど、複雑です。
《独立行政法人》
今はほとんどの国立大学がこの形なのでしょうか?
以前読んだ新聞記事で、「各大学商売に熱心になった」とありました。
芸大も、ミュージアムショップにはいろいろなオリジナルグッズを置いています。
芸大エンピツ・ボールペンとか、芸大スケッチブックとか、
所蔵の名画をモチーフにした文房具や小物などなど。
さすがに「芸大まんじゅう」はみあたりませんでしたが。(笑)
おかげで、お土産やちょっとしたギフトを探すのが楽しいです。
で、東京大学の本郷キャンパスの売店にあるという芋焼酎に今関心があります。(笑)
TVで紹介されていましたが、農学部の研究室で保存されていた、
まぼろしの沖縄黒麹をつかってあるとか・・・
一本¥5000くらいで高いけれど、沖縄戦の前にサンプル採取されて生き残った
菌たちの「かもし」を体感してみたくて。
《手塚先生と『鳥獣戯画』》
芸大美術館のミュージアムショップでは、トンジへのおみやげに
「鳥獣戯画クリアファイル」を買いました。
ウサギや亀が楽しげに荷物を運んだり遊んだりしている絵柄です。
ウサギの耳を見て思ったこと。
手塚先生、『鳥獣戯画』を「日本マンガの原点」だととても大事にされてたけれど、
『ジャングル大帝』のレオや、『ワンダースリー』のウサちゃん型宇宙人の、
耳の先っぽが黒く塗ってあるのって、ここがルーツだったのかな?
《「狙わない」こと》
手塚先生が『鳥獣戯画』を語っている時に出てきた言葉に、
「例えば、子どもに話しかけながらその辺の紙に手すさびに描いた線が、一番美しい」
というのがありました。この絵巻物もおそらくはそのような部分を持っていたのではなかろうかと。
展示のあちこちで、奇しくも同様の事を語っていた絵描きさんが多かったのには
感心すると同時に、「それが極意なのかな」という気分になりました。
力強い作風で知られる中川一政画伯(真鶴に美術館がありますね)も、
絵を描くというのは全身を使う、体力勝負の部分があると述べ、
「手だけや頭だけで絵描きたくないんだ」とおっしゃっていたそうです。
《正岡子規球場》
小さなグラウンドが、東京文化会館の裏手にあるのですが、
芸大美術館からダリ展会場の上野の森美術館に移動する途中に初めて側を通りました。
見ると、記念碑があります。通りすがりにプレートを見ると、
「正岡子規球場」と書いてありました。
伊予の国が生んだ偉大な俳人にゆかりの場所だったとは!
さすがに上野の山は奥深いです。
ダリ展については、次にじっくり見た後にあらためて記事を作ります。