すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

ROCK U !

2006-02-28 15:36:10 | 映画
昨晩、オットーがギリシャ人からもらったアルコール度40度の酒を味見したら、
あえなく爆睡してしまいました。
来週またソノ人に会うらしいので、感想の一つも述べないとね・・・に付き合って失敗。
最近肝臓の処理能力の低下をヒシヒシと感じます。

40度とラベルにあるのを見て、噂に聞いた「ウゾ」という酒かと思ったのですが、特徴的な芳香も無いし、水を混ぜての白濁も見られないので、一体なんだろう?検索にかけようにも、ラベルがほとんどギリシャ語なので、サッパリ手がかりがつかめません。
はっきり言って数式にしか見えないのです~(クラクラ)

先週末、劇場で見られなかった映画『ROCK YOU!』を楽しみました。
(2001年アメリカ、ブライアン・ヘルゲランド監督 原題 ”A Knight's Tale”)
14世紀、英仏戦争当時のイギリス人の青年が主人公です。

ロンドンの貧しい屋根職人の息子ウィリアムは、幼い頃から馬上槍試合に憧れていました。7~8歳になって騎士の家に奉公にあがり、各地を旅する主人のお供をしますが、年老いた主人はある馬上槍試合の直前に亡くなってしまいます。
自分も含め3人の従者の、さしせまっての糧を得る為、主人の甲冑と馬を借りてにわか騎士になりすましたのがきっかけで、ウィリアムの運命が動き出します。

西洋時代劇、大好きなのです。これより少し前の時代を描いた小説、ケン・フォレットの『大聖堂』も、現代の考古学者たちが14世紀フランスにタイムスリップする『タイムライン』も、わくわくしながら楽しみました。

この映画、冒頭とエンディング・ロールでクイーンの名曲がつかわれており、おそらくその2曲からインスピレーションを得て作られた物語だと思います。
その2曲とは、
”We Will Rock You” と、”We Are The Champions”です。
クイーン好きの方は是非ご覧になってみてください。
(しかしこの2曲、トンジ年長の年の運動会シーズンに、園への送り迎えの車中で流しまくった曲だわ)

主人公たちはもちろん架空の人物ですが、歴史上実在したキーマンたちがすっごく生き生きと描かれていて楽しいです。

ジェフこと、若き日のジェフリー・チョーサー (『カンタベリー物語』の著者さまです。今度真面目に読んでみよう。)
そして、”The Black Prince” エドワード黒太子 (まるで暴れん坊将軍です)

この他に印象に残っている西洋時代劇映画は
『オルランド』、『恋に落ちたシェイクスピア』『エリザベス』あたりです。
『王妃マルゴ』も、ヴァンサン・ペレーズの旬な姿が拝めて素敵です。

イヌネコ降り

2006-02-26 21:19:01 | Weblog
雨。
午後からは土砂降り。
何で英語では It rained cats and dogs. っていうのだろう?
(後で調べてみよう)

このところ気温の変化が大きくて調子狂いがちですね。
ポカポカ陽気だと思えば、次の日に奈落の底に突き落とされるように冷えたりして。
そういいながらも、少しずつ確実に季節は進んでいるように感じます。
この辺りは梅の木が少ないのが少し寂しいな。

お天気のせいなのかどうか、前回のワールドカップの頃に購入したMDウォークマンが動かなくなりました。(しくしく)
ウチのコンポ、MD入ってないし、どうしましょ?
このコンポも、アメリカ滞在中に買ったヤツ(しかもコイツもソ○ーだ)で、寿命が来たら買い換えよう態勢なので、いろいろと悩ましいです。

ここは一つメディアそのものを考え直す時期なのかな~?
iPodminiあたりに興味あるのですが、今年は何かと物入りだったり、
ネットで音楽やるのならいっそMacでやってみたいヨというワガママ野望があったりで、ぐるぐる回転中です。

一晩ゆっくり休んで、頭冷やして、少し様子を見ることにしましょう。
『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラの決め台詞、

「明日考えましょう」って、良いですね。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今日放映のNHK教育「新日曜美術館」
サルバドール・ダリでした。
今年の秋には回顧展が来るらしいです。(待ってました!)
9月に、上野の森美術館とのことです。(詳細はまだアップされていない模様)

スラダンコンプリート

2006-02-25 22:18:08 | コミック・アニメ
『SLAM DUNK』、井上雄彦先生による超有名コミックです(いうまでもない)。

ずっと気になりつつも、なかなか読む機会の無かった作品でしたが、
昨年夏、郷里で開かれた中学同窓会の前夜祭(?)で、
ミニバス仲間の飲み会をやったのがきっかけで、読み始めました。
ホントは、「フリースロー大会でもやるか」と連絡掲示板で言い出した友人がいたのですが、
「あ、オレ肩痛めてるからダメ」というヒトもいて、飲み会に落ち着きました。

この友人たちと会話しているうちに、バスケに没頭していたある時期の記憶が蘇ってきたというわけです。
全31巻、漫画喫茶にちょこちょこと通いながらだったので、約半年かかったのですが、絵が美麗、ストーリーも痛快、終わり方も満足でした。(ジャンプなのに「天下一バスケ大会」にならなかったんですね)
男の子ばっかで、ムサいけど(笑)

久々に、読後感がものすごく爽快な作品を読んだ気がします。
数十ページにわたって、ほぼ絵だけで表現されたクライマックス部分は圧巻でした。
いやぁ、バスケっていいねえ。若いって眩しいな~。

M月さんが以前、キャラについて日記で語っておいででしたが、
私は三っちゃんが好きでしたよ。
あの天然入ってるあたりが。(安西先生の写真、ベンチに持ち込んじゃったり)
ヘッドロックかけて、「離せよくそばばー」なんて言われながら、つむじワシャワシャしてやりたい愛しさと云えば良いのでしょうか?

読んでいる途中にも、飲み会の途中にも思ったのですが、結構ゲーム中に相手チームの選手から言われた事とか、みんなシッカリ聞いていて、これまたしつこく覚えているものですネ。
こう書きながらも、桜木クンの放った名言(迷言?)の数々や、流川クンの「パスくれ」バーニングアイズが思い出されて楽しいです。

なつかし いばらき

2006-02-24 22:59:45 | 映画
やっとツタヤで探し出せました。(レンタル屋では、探すのが激しくヘタです)

DVD『下妻物語』(中島哲也監督作品)
嶽本野ばら氏原作による、ヤンキーちゃんとロリータちゃんの物語です。

お も し ろ か っ た ~ !

見ている間ずっと、幸せな気分で、笑い転げながら楽しめました。

ドタバタでいるようでいて、クール。
ディープな地方を取り上げて、普遍的。
コミック的な演出がポップで素敵。
いや~、若いっていいね!

何より、一時暮らしていた事もある茨城の話だしね(にっこり)
タイトルバックに筑波山が映った時は懐かしさのあまり涙にじみました。
筑波エリアで働いていた時の、地元から参加のアルバイトの子が、下妻の学校に行ってたしなぁ。
この頃の話はまた、カテゴリーたててポツポツ語っていきましょう。

閑話休題。

主演は、深田恭子ちゃんと土屋アンナちゃん。
二人ともとっても可愛かったです。とくにアンナちゃんは、あれほどの美人をよくまあいじってくれたものよ・・・と感動するほどのヤンキーぶりで天晴れでした。(『フルーツバスケット』の透くんのお母さんの若い頃ってこんな感じ?)
恭子ちゃん演ずる「桃子」も、奥深いキャラで(ちょこっとだけ『ケロロ軍曹』の桃華を連想しました)
彼女の子供時代を演じたのがTVドラマ『女王の教室』で ”進藤さん”を演った子役さんだったのも嬉しい発見。

脇役も豪華。途中から見始めたトンジとオットーも、「あ、○○だ。」「へぇ、この芸人さんも出てたの?」とノリノリで楽しんでました。
音楽は、菅野よう子さんだ!(プログレ好きの間では人気高し)
トミーちゃんの歌も流れてるじゃん。

詳しくは公式サイトをどうぞ
→ www.shimotsuma-movie.jp/

茨城って、広い県だから、最寄の鉄道駅からのアクセスが結構大変です。
今は「筑波エキスプレス」なんてお便利なものが通ってくれちゃいましたが、
研究学園都市って、東京から心理的には名古屋より遠かったぞ。
地元の人は、やさしかったです。
延々と残業しているコムスメをあわれんで、ぼた餅くれたりしたもの。(餌付けされたの?)

ポップンポジティブな作品で、幸せな2時間を過ごしました。

元宋の赤

2006-02-23 23:41:26 | アート
明日から、京都で開催される展覧会情報です。

「奥田元宋回顧展  小由女(さゆめ)とともに」
2/23~3/6 京都高島屋

3年前に90歳で鬼籍に入られた日本画家、奥田元宋氏と
その奥様で人形作家の小由女さんの作品が見られます。

昨秋、横浜の高島屋で観たものが巡回しているようです。
今年、奥田氏の故郷、広島県三次市に「奥田元宋・小由女美術館」がオープンするので、そのPRも兼ねているのでしょう。

買い物のついでに、軽い気持ちで展示室に入って、圧倒されました。
「元宋の赤」として名高いその燃え上がる色彩と、迫り来る風景の力に。
チケットのデザインにも使われている「紅嶺」という作品と、山へんに鬼と書いて「カイ」と読ませるタイトルの作品が特に素晴らしかったです。
もうひとつ、「寂静」という、桜の木の絵・・・タカヤサン・・・(暗号みたいですね)

奥様の作品も、それは優美で美しい色彩で、これって、ミュシャが好きな人は必ず気に入ると思います。

公式サイトがありますので、ご紹介します。画像が沢山見られます。

www.okudagensou-sayume.com/

クリムゾンと蜃気楼が好きな私には美味しい展覧会でした。

飛騨高山の味噌v

2006-02-22 22:45:52 | Food
今年の冬は寒いです。
寒い朝には、暖かな味噌汁が嬉しいです。

10数年ぶりに、高山のお味噌をお取り寄せしました。
いつもは郷里の九州から、麦味噌や合わせ味噌を取り寄せるのですが、
急に飛騨の赤味噌が恋しくなりました。

転勤族時代に、数度の出入りはあったものの、名古屋に足掛け5年ほど住んでいました。
その際に訪れた飛騨高山は上三之町(鎌倉でいくと小町通りみたいなところ)に古いお味噌やさんがありまして、何気なく買った赤味噌が美味しかったのなんの!
見た目は、八丁味噌(赤だし味噌)とほぼ同じ色ですが、少し柔らかいです。
お醤油に近いというか、ハワイのキラウエア火山の溶岩っぽいゆるさというか・・・
(混乱をまねくような判りづらい例えはやめようね自分)

このお味噌、個性の強い具にも負けないすぐれものです。
なめこ、しじみ、里芋といった、他の味噌だと少し物足りなくなりがちな具材との相性バッチリ!
飛騨名物「朴葉みそ」にも使えるしv
(でも朴の葉っぱはこの辺では入手が難しいんです。いつかハンズで見かけたけど)

味噌汁に何を入れるか考えるのが、久々に楽しくなってまいりました。

*参考情報*

私が取り寄せたお店「大のや醸造」さんのサイト
→ www.ohnoya-takeda.co.jp/

「朴葉みそ」の作り方(ここも、別のお味噌やさんのサイトです)
→ www.kusakabe-miso.co.jp/index/html

高山、また行きたいなぁ。

ちょいもみ

2006-02-21 19:51:05 | Weblog
今週は時間に余裕が少しできて、疲れもたまり気味なので、
夕方から出かけてきました。

クイックマッサージ(笑)

バイト先の職場の近くのスーパーにテナントとして入っている店を利用しています。

いつもは、肩&首で30分だけど、今日はじっくり40分ほぐしてもらいました。
凝ってるな~とは思っていたけど、なじみのスタッフさんに
「いやぁ、今日もバリバリですよぉ。」と褒められて(?)しまったデス。
先週風邪気味だったのがこたえてるのか、寒さのせいか・・・?

予想外に腰とふくらはぎも痛かったよ~。
運動不足ってことね。すこし絞らないといけないな。

昨日久しぶりに新作が出た、あるお気に入りコミックのことを思い浮かべながら(楽しく謎解き)極楽極楽のひとときを過ごしました。

出かけやすい距離の所に、「岩盤浴」のお店もできたそうなので、
なるべく早めにチェックに行って見たいです。
職場の同僚たち(みんな私よりずーーっと若い女性)が口を揃えて「岩盤浴は良いですよ!」と力説するので興味深深です。

台湾式の足裏マッサージもいつかは体験してみたい。
やっぱりモンゼツものなのかしらん?(こわごわ)

ラッパー テルリン

2006-02-20 20:54:10 | ミュージック
土曜の晩、ニュースショーが終わってすぐに国営放送教育にチャンネルを変えたら、
見慣れた琉球装束の、太鼓抱えたお兄さん3人組。

りんけんバンドだ!
5回はライブに足を運んだ(うち2回は家族全員で)お気に入りウチナーバンドだ!
お兄さん3人は、エイサー出身で「フロント」を勤め、このほかにキーボード、ドラムス、三線、女性のリードヴォーカルという編成です。
番組表に眼をやると、このバンドのリーダー、照屋林賢さんのお父様、照屋林助さんにスポットを当てた番組でした。
「テルリン」とは、彼の愛称です。

戦後の沖縄のミュージックシーン、コメディ界を語る上で欠かせない方です。
実は私もつい最近知ったのですが、ゴリエちゃんの大おじ様でもあります。

昭和4年生まれ、昨年鬼籍に入られた方ですが、正統派民謡の継承者、新しいスタイルのコメディアン、「コザ独立国」の大統領と、多彩な活躍をされた方です。
10年以上前、水虫薬のCMで、エビス様のような格好でビーチで三線を振り回し歌う姿が全国放送されました。

生で2回、演奏とトークに接する機会がありました。
沖縄文化のキーワード、「チャンプルー」を体現したようなお人柄が滲み出て、ウチナーグチ(沖縄弁)にそんなに強くない身でも、心から楽しみ、笑わせていただきました。

90年代は、主に沖縄の音楽とワールドミュージックに傾倒していたので、この番組に出ていた皆さんにはとても親しみを感じています。
知名定男さんの、深い声
りんけんバンド 上原知子さんの魂を揺さぶる声(初めて観に行ったライブで、オットーがこれに打たれて涙していたなぁ)
沖縄のジミヘン、登川誠仁さんの驚異の早弾き

この他にも、やっぱり一家で大好きなディアマンテス
(アルベルト城間さんの声が素晴らしく、トンジも幼稚園児の頃から大ファン。念願かなって初めて生で聴いた一昨年秋には、客席で ”魂をコンドルに乗せて”を一緒に口ずさんでいたら、「アルベルトがボクの方を見て手を振ってくれた」と大喜びでした)

沖縄の音楽シーンは、層の厚さが違いますね。
現在ヒットチャートを席巻している若手も枚挙に暇がありませんものね。

テルリンさんは、ミュージシャンであり、コメディアンであり、アクターであり、あらゆる年代の沖縄のエンターティナーと、影響しあっていたように思います。
「ラッパー テルリン」とは、劇団「笑築過激団」主宰の玉城満さん(このかたもかつては りんけんバンドに在籍しています。名古屋のクラブクアトロでお会いしました)が捧げた称号(?)です。

りんけんバンドは、CDも沢山でていますが、ヴィジュアルも楽しみたいなら、良いドキュメント映画がDVDになっています。
『あじまぁのウタ』
公式サイト →www.pan-dora.co.jp/ajima/

ヴォーカルの上原知子さん(照屋林賢夫人でもあります)にスポットをあてています。数年前の彼女の誕生日に、彼らの本拠地、沖縄のライブハウス「カラハーイ」で開催されたライブの映像がかなりの割合を占めています。

・・・後でわかったことですが、実は私ら一家、この映画に観客でちょこっと映りこんでおります。この日のライブに居合わせたもので(汗)
何やらゴッツイカメラが据えてあるな~とは思ったのですが、映画になっていたとは。
客席側からステージを見て、左端の方に座っています。
”乾杯さびら”という曲の前のMCの際、ちょこっと画面左に現れて座るコドモがトンジです。(笑)

公式サイトで少しだけ試聴できます。
おすすめは、 ”黄金三星(くがねみちぶし)”
オリオン座のことです。知子さんはいつも、その場に居合わせた人々すべての安寧を祈ってこのウタを歌い上げるそうです。




出かけない土曜日は

2006-02-18 22:46:07 | ミュージック
ケーブルTVの、「スペースシャワーTV」を見ていることが多いです。
毎週土曜日の朝10時から午後3時まで、Jポップのベスト50曲ランキングを、ノーカットのビデオクリップでチェックできるのです。

おかげで家族全員何気にヒットチャートは押さえています。
トンジはイマドキの子らしく、ヒップホップ系がお気に入り。
オットー(註: 日本人 / 笑)はレミオロメンの ”粉雪”ブームです。

私がこのところ気に入ったアーティスト(というかビデオクリップ)は、
ELLEGARDEN(エルレガーデン)の、”Space Sonic”なる曲。

全員男の子なんですが、女装して演奏していらっしゃいます。
しかも、60年代後半の、ツイッギーもしくはイエイエ娘の頃のファッションで。(判らない若者の皆様ごめんなさい)
凝っているのは、テレビの歌番組で演奏している設定で、カメラさんとかディレクターさんといったスタッフも女装したお兄さんたちで固めている点。
司会の外人さんにもあっと驚く仕掛けがしてあります。(ラストで披露)

イロモノかと思いきや、演奏上手いんですよ。
曲だけ聴いても結構好きです。
キーボードのお兄さんなんて、似合ってるし・・・(笑)

千葉県で結成されたバンドとのことです。
公式サイトはこちら → www.ellegarden.jp/

もう一組、パタパタ動き回る私の耳をとらえてTVの前に引っ張ってきた曲が
OCEAN LANE(オーシャンレーン)というバンドの ”BURN”という曲。
ディープパープルの同名の曲とは随分趣が違って、いかにも70年代ブリティッシュの香り漂う、ワタクシのツボを直撃の曲でした。
リズムラインなんて、ピンクフロイドっぽいし。
アルバムチェックしてみようと思いました。



ちいさな王様、ウサギの王子

2006-02-17 17:46:28 | アート
ドイツ語圏アーティスト話もうひとつ。

一ヶ月くらい前、ほんの一週間ほどでしたが、銀座の松屋で展覧会が開かれたドイツの画家、ミヒャエル・ゾーヴァ氏。

新聞広告で最初に知った時には、「ふ~ん、映画『アメリ』に数点登場する作品の生みの親なのね』くらいにしか思っていませんでした。観に行く気もあまり起きず。

ですが、違う告知記事である絵を眼にしてから、実物を観たくなり、久々に銀座に出かけてしまいました。
小さなウサギが、鏡の前で人間サイズのトランクスをはいて、鏡を覗き込んでいます。(ぷりちーv)

出かけて正解。
思わずニヤリとしてしまうユーモア溢れる絵(挿絵が多かった)に沢山出会えました。

背広のポケットから顔を出して世間を睥睨する王様。
スープ皿の中で水泳に勤しむブタ。
誇り高きウサギの王子。
ハイウエイブター(高速で空中を疾走するブタの絵です。脳内に鳴り響くディープ・パープル!)

活動が主に絵本作家、絵本の挿絵の方なので、この楽しい世界に触れることは比較的簡単です。

”ぐぐるさん”に Michael Sowa と入力して、web全体検索をかけると、一番上に画像が出てきます。

日本語訳された本も多いので、数点紹介しますね。

『ミヒャエル・ゾーヴァの世界』 ¥3000 講談社
『ゾーヴァの箱舟』       ¥2310 BL出版(ブックローンの略称ですわよ)
『ちいさなちいさな王様』    ¥1365 講談社
『エスターハージー王子の冒険』 ¥1680 評論社
『魔笛』            ¥2100 講談社(オペラ『魔笛』のヴィジュアライズです)

ポケットから顔を出す王様を見て考えた・・・
ロードオブザリングのアラゴルンで、これやってみたい。