すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

ベトナムランチ

2006-06-30 20:01:59 | Food
昨日の映画の後、食べたのはベトナム料理のランチ。
熱帯を思わせるお天気だったのと、連れのHさんがエスニック料理OKな方だったので。
以前から狙っていたデパート内のお店にGO!

いくつかのランチセットから選んだのは、
「牛肉のフォー」セット。
鶏肉のフォーはもうかなり浸透していますが、牛肉のフォーを出す店は
私のジモトではまだ少ない。

生野菜がたっぷり乗ったフォー(米から作った麺)に、生春巻き、ビーフンのサラダ、杏仁豆腐とソフトドリンクが付いて¥1180でした。

ちょっと嬉しかったのは、フォーの味付けがあっさりめだった事。
牛肉のフォーの場合、肉の味付けがスパイスてんこ盛りでキッツイ場合があるのです。
さらに、乗っている野菜が、もやし、香菜、ほうれん草、揚げニンニクと、種類が多かった事と、何より生のミントが嬉しかった!
カリフォルニアでたまに食べていたベトナム料理店の味を思い出しました。
食べる直前に絞って調味できるように、ライムのスライスが付いてきたのもポイント高し。

やっぱり、暑い日には暑い国の料理が合いますね~。
お値段もリーズナブルなので、これから渋谷でランチの時には選択肢の上位に加える事にします。

しかし、平日昼間とはいえ、デパートのお客の少なさにちょっぴり驚愕。
こんなに人少なくて、商売成り立つのかな?
お客より店員さんの方が多くないか?
場所柄、夕方のほうが混むとか、週末は大混雑とかあるのかな?

若者が多数派の渋谷にあっては、買い物客の回遊パターンが今は変わってしまったのかも知れないな・・・
などと考えてしまいました。

これから夏本番になってくると、エスニック料理を作りたくなります。
身近な沖縄料理のゴーヤチャンプルーやパパイヤチャンプルー、
タイ料理のソムタム(青パパイヤ好きなのです)、
暑さで食欲が無くなるというのはあまり無い我が家でも、食事で体調管理は
心がけなきゃ。

◇ ◇ ◇ ◇

いよいよワールドカップの試合が見られる週末になりました。
ここまでくると、どの試合も好カード。
ドイツとアルゼンチン、どっちを応援しようか・・・迷います。
どんなファインプレーが見られるか、とても楽しみです。


洋楽界のガンダルフ

2006-06-29 21:00:12 | ミュージック
上天気の渋谷に出かけました。
目当ては映画、『トム・ダウド いとしのレイラをミックスした男』
UPLINK X という、本当に小さな映画館でしたが、妙に居心地良かったです。

レコーディング・エンジニアのトム・ダウド氏(アメリカ人)の、
アトランティックレコードにおける輝かしい仕事にスポットをあて、
録音技術の発展の歴史と並行して、アメリカのポップミュージックシーンの歴史も
追うことが出来ます。

公式サイト
→ www.uplink.co.jp/tom_dowd/
ここの「予告編」を是非見てみてください。
名曲「いとしのレイラ」も後半に流れます。ホラ、どこかで聴いた事あるでしょう?
人気漫画『NANA』の登場人物レイラも、多分この曲から取った名前だと思います。

音楽家の両親の元で、ピアノ、ヴァイオリンをはじめとする楽器を学び、
学生時代には他の楽器もこなし、早くも録音スタジオで仕事を始める。
大学では物理を専攻、やがて軍の仕事をすることになるが、
第二次大戦後には、復学をあきらめて本格的に録音の世界へ。

パンフレットに寄せられた、山下達郎氏の言葉を借りれば、
「文理両道」の、バラエティに満ちた経歴のトムさん、
持って生まれた鋭い耳と、メカの強さ、奥行きの深い人柄で、
さまざまな録音の新技術を生み出し、ミュージシャンの信頼を得、彼らの力を引き出す。
レコード(今はCDだけど)が作られていく過程や、トムさんによってミュージシャンの出会いが作り出されるエピソードは、
洋楽ファンにとってはたまりませんでした。

そして、出てくるミュージシャンたちが豪華!
レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、エリック・クラプトン、デュアンとグレッグのオールマン兄弟などの錚々たるメンバー。
かれらの口からトムへの信頼や、曲についてのエピソードが語られます。

静かに進んでいくドキュメンタリーの最大の見せ場は、
トム自身、ミキシングの機械の前に座って、録音された「いとしのレイラ」各パートの音源を
解説しながらスライド式のつまみを操作していくシーンでした。
年輪を刻む長い指が魔法のように動いて、あのシーンのトムさんは、私にとってまるでガンダルフのように見えました。

明日までの上映ですが、間に合ってよかった。
熱を出した週に「もう上映終わり」とあきらめず、ダメモトでUPLINKのサイトをチェックしたおかげです。

先週声をかけてノってくれたHさん、ありがとう。
そして、番組の「マクラ」でこの映画を紹介してくれた小倉智昭さん、ありがとう。

次は、同じエンジニア出身のアラン・パーソンズの映画も出来ないかな?(わがまま)
ピンク・フロイドのエンジニアとして有名なパーソンズ氏(イギリス人)は、
いってみればトムさんの弟子筋なんでしょうかネ?



おお、友よ、この調べではない!

2006-06-28 17:24:06 | 映画
オットーが有給を取ると言いました。
いつものマンネリパターンだと、朝一でスポーツジム→ビールをプハー!の昼食、
しかるのちシエスタ(昼寝)・・・というものですがそれも嫌だ。
待てよ、水曜日って映画館が「レディスデー」で女性¥1000じゃないか!

ということで、観てまいりました。
映画『バルトの楽園(がくえん)』 出目昌伸監督 松平健、ブルーノ・ガンツ主演
公式サイト → www.bart-movie.jp

1914年に勃発した第一次世界大戦で、日英同盟により参戦した日本。
敵となったドイツの極東本拠地、中国の青島(チンタオ)を攻略、4700人のドイツ兵が捕虜として日本に送られました。
全国12箇所に設けられた俘虜収容所での生活が待っていた彼らにとって、大方の収容所は、
まるで刑務所のようでした。(12箇所のうち3箇所も私らに縁のある場所でちょっと偶然)

しかし、戊辰戦争で官軍と闘い、その後苦難の道を歩んだ会津人のひとり、
松江豊寿中佐が所長をつとめる、徳島県の坂東俘虜収容所は違いました。
敗者の心、誇りこそが逆境での支えになる事を身を持って体験した松江所長は、
捕虜たちに寛容な処遇をし、彼らはオーケストラや新聞発行、パンやソーセージを自分たちで作り、
地元の人々との交流も盛んでした。

言葉の壁、文化の違い、敵味方のわだかまりを超えて、いろいろな人々が
いろいろなレベルで心を通じ合わせて行きます。
戦争が終わり、国に帰ることになった捕虜たちが最後に感謝を込めて、
ベートーベンの「第九」を演奏します。(今日のタイトルは合唱部分の冒頭の訳)
これは、日本での初演となりました。

歴史的事実をもとに、さまざまな壁を越えた兄弟愛・人類愛が語られます。
いやぁ、いい話です。知識としては知っていましたが、あちこちでウルッと来ましたよ。
昔の軍人さんって、教養人だったのね。(日本もドイツも)
お遍路さんを温かく支える阿波の人々と自然は、捕虜たちをなぐさめてくれたのね。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので控えますが、
さまざまなエピソードが積み重なった最後に「第九」!という構成、
第一次大戦の記録映像やドイツの風景、現代日本での「第九」演奏風景が
その部分やエンディングロールに重なって流れるあたり、ニクいですね。

去り行く捕虜たちが蒔いた種は、確実に実を結んでいます。
日本人の琴線に触れる名曲。

ドイツが好きな人、ドイツ語が好きな人、クラシック音楽ファン、カラヤンのファン、エーベルバッハ少佐のファン、
ブルーノ・ガンツのファン、マツケンサンバが好きな人、ヒゲ好きな人、美少年好きな人、美少女好きな人、etc.
是非ごらんになってみてね。

副官・高木大尉を演じた國村隼さん、ドイツ語に素人の私でも、この方のドイツ語の素晴らしさは判りましたよ!
水兵へルマン君の可愛らしい事vv 異国での淡い初恋、折鶴のエピソード泣けました。
マイスター・カルル兄さんは、ジェフ・ベック先生にちょっと似てたんで、オットーに内緒でハートを飛ばしました。
そして会津の苦難の歴史。東北戊辰戦争のあたり不勉強なので、もっと本読みます。

蛇足。
シネコン中の、それほど大きなスクリーンではありませんでしたが、
お客の入りは上々。
でもねでもね、辺りを見回したら、私ら夫婦が一番若かったです・・・
もっと若い世代にも知って欲しい歴史のエピソードなんですがね。

◇ ◇ ◇ ◇

さらに蛇足。
帰りに駅で切符を買おうとしていたオットー、
「この10円玉、何度入れてもはじかれたんだよなー(プンスカ)」と云うので、
どれどれと見てみたら、
ギザ10でした~~!
昭和27年発行のもので、かなりあちこち傷が付いていたので、重さが微妙に足りないとか、
傷が多いとかではじかれたのでしょう。

先週のミチキカレのごほうびかな?
トンジへのおみやげにしました。

発酵食品礼賛

2006-06-26 16:51:57 | 本・絵本
コミック『もやしもん』つながりで読み始めた新書本。

実家が酒造業の、東京農大教授 小泉武夫先生によるものです。
文春選書の076番。

この先生は、『もやしもん』の樹教授のモデルなのかな?
発酵食品全般、世界中のかもし食品について、判り易く語ってくださってます。
コミックを読んだ後に手に取ると、おさらいプラス発展学習になります。

余白のあちこちに、菌たちの落書きをしたくなって来ました。(笑)
こうやって読むと、いかに私たちの生活に微生物が役立ってくれているかが実感できます。

『もやしもん』に出てくる世界のクサい食べ物、
キビヤック(アザラシに詰めた海鳥をそのまま土中に埋めて発酵させる@アラスカ)や、
ホンオフェ(韓国で珍重される発酵エイの刺身。アンモニア臭が凄いらしい)や、
シュールストレミング(小泉先生によると「地獄の缶詰」)、
日本代表、鮒鮨などなどが写真入で紹介されています。
臭いつきの印刷技術が無くてよかったです。(笑)
小泉先生、他の著作に『クサいはうまい』というタイトルのものもあるらしいです。

で、7月2日放映の、日本テレビ系『ザ・鉄腕ダッシュ』で、
発酵食品を取り上げるようですね。(視聴者のリクエストか?)
予告編の映像を見る限り、ホンオフェとシュールストレミングは確実に出てきそう。
今から楽しみです。

こ~すこ

2006-06-25 14:01:18 | S.F.ベイエリア
Costco。
日本では「コストコ」と呼びます。
アメリカでは「コスコ」「カ~スコゥ」って感じで呼ばれていました。
(何故日本名に「ト」が入るかと云うと、「コスコ」では既に商標登録された
他の製品があって使えなかったからだとか。castleという単語と一緒で、tは発音しなくても通じます。)

映画『キャプテン・ウルフ』にも出てきた、会員制卸売りスーパーです。
住んでいた町にありました。車で10分もあれば楽勝で行ける距離に。

一昨年秋、ようやく近くに出店してくれたので、たまーに出かけては
アメリカを懐かしんでおります。
今日久しぶりに出掛けました。

頑丈なペーパータオルを切らしてしまって、不便を感じていたから。
汗ばむ季節になったので、洗濯しまくれるように大判液体洗剤を買いたかったから。

入店の時に会員証をチェックされます。
会員になるには、一般会員の場合年会費¥4200を払うと、すぐにその場で
写真入会員証を作ってくれます。
家族で一人会員になると、配偶者の会員証も作ってくれます。
同じ家族の子どもは何人でも同伴できますが、大人の同伴者は
会員証一枚につき2人まで。
レジで支払う時にも会員証の提示が必要で、会員外だと5%上乗せの代金です。

・・・といっても、置いてある品物はどれも安い。
ただし、ロットが大きい!一つがデカイ!
飲食店などのお店を経営する人が仕入れに来るのが本来の姿なので、当然といえば当然。

近所のスーパーで見かけないアメリカンな品物。(特にレジャー用品とかオモチャとか)
普段口にすることの無い味付けのパンやケーキやクッキー類。
(美味しいものも勿論あるけれど、ベーカリーコーナーは、なかなかにスリリング)
誰がどうやって着るんだ!と突っ込みたくなる配色の服。
(今日も見たぞ。あれを着こなせるのはブラジル代表くらいだ)
想定外の、洗剤や柔軟剤やシャンプーのかほり。

これは決してケナしているわけではありません。
買い物そのものを楽しむにはもってこいだし、
品物は頑丈で、質もなかなかに高いです。
肉や野菜、冷凍食品などの食品は、食べ盛りの子どもが大勢いるおうちには嬉しいと思う。

CDやDVD、幅広いジャンルの本も置いてあって、子どもの英語教材を探す風情の人もチラホラ。

我が家は、主に、保存の利く食品(業務用コーンフレークとかウーロン茶葉とか)や、
消耗品を購入しています。
お惣菜コーナーの「インディアンプレート」も好き。(カレー3種にナンのセット)

季節商品のチェックも楽しいです。
ハロウィンやクリスマス、夏場の水遊びやマリンスポーツ用品などなど。
買い物好きで、時々とんでもない品物にフラフラとひっかかるオットーは、
本日は巨大なカヤック(空気を入れて膨らませるタイプ)に一目ぼれ。
置き場所に困り、ポンプ使っても膨らませるのと畳むのにそれぞれ30分かかりそうな、
2m以上はありそうなもの、年に何回使う?と説得し、
ボディボードで妥結しました。(でもこれも十分場所取り)

開店当初から居る多分一番えらいマネジャーの「ジャック」(勝手に名付ける客)も、
今日も元気そうにスタッフに指示を日本語で出していました。
(口ひげのアメリカ人で、OVA『戦闘妖精雪風』という作品にそっくりな人が出て来て、彼が「ジャック」なもので)
働き者のジャック。いつも現場にいます。
私が今までに見かけたアメリカ人の中では一番働き者だと思う。

土日は混むので、出かけるなら朝一番(10時開店。お客がゲートに溜まると少し早めてくれる)が良いです。

最後に蛇足なおもひで。
アメリカのコスコで、一番謎だった商品。

「兵馬俑」 ←秦の始皇帝のお墓に埋めてあった兵士の人形です
       中国系の人がインテリアに使うのか?

見かけたのは一回だけでした。
基本的に、このお店では、「あるときゲット」の精神が大切です。

キャプテン・ウルフ

2006-06-24 23:37:18 | 映画
シュワ知事主演の『キンダガーデン・コップ』に通ずるホームコメディです。
ごっついマッチョマンと子どもたちの取り合わせ。
ディズニーはお得意?
映画館で予告編を見て、ちょっと気になっていたのでレンタル鑑賞しました。

公式サイト
→ www.movies.co.jp/captainwolf/

K-1ファイターみたいにごついアクション俳優、ヴィン・ディーゼル主演です。
でも原題は、『The Pacifier』(赤ちゃん用のおしゃぶり)。
バリバリの海兵隊員ウルフが、軍事機密を隠したまま暗殺された学者の遺児たちを
守るべく、ボディガードとして学者宅に赴きますが、
5人の子どもたちに手を焼いたベビーシッターが脱走してしまいます。
ウルフ氏、ガンベルトを抱っこ紐に替えて育児に奮闘・・・って感じ。

基本的にコメディなので、笑いながら楽しめました。
一番上が高校生、末っ子が乳児という賑やかな兄弟たちとの生活を通じて、
アメリカの日常を疑似体験できるのも楽しいです。

何より「これ借りようっと」と決心させてくれたのが、
ツタヤの小冊子にあった作品紹介の記事写真。
キャプテン・ウルフが子どもを前後に抱えてカートを押しているこのスーパーは、
コスコじゃないか!
(このお店については明日詳しく語ります)
値段札のスペックと、品物の陳列方法で判ったよ。

深い余韻を楽しむたぐいの作品では無いですが、
家族で見られる安心感と、さすが予算をかけただけの事はある
サービス精神満点の画面でした。

そして思ったこと・・・
時代と共に、ハリウッド製のコメディやアクション映画の「カタキ役」って
変化していくものですね。

◇ ◇ ◇ ◇

サッカーの日本代表が帰国しましたね。
成田空港では、フランス大会帰りの城選手のように、
何かをぶつけられる人が出ないかハラハラでしたが、
さすがお行儀良い日本人。ていうか、出迎えのファンの手荷物検査とかあったんだろうな~。

残念な結果でありましたが、これが今の実力なのでしょう。
歴史と選手層の厚さでまだまだ本場には遠く及ばない。
そして、このスポーツ、日本人には本質的に馴染まないのかなとも思いました。

幼い頃から聖徳太子以来の伝統、「和をもって尊しとなす」精神を
刷り込まれる文化の中で育ってしまうと、
あと少し・・・のところで、押しが足りなかったり、思わず人にパスで譲ってしまうのか?
オレがオレがの精神で突っ走り、突破するくらいのガッツが無いと、こういう大舞台では手も足も出ない。

これからのワールドカップ観戦は、諸強豪のファインプレーとイケ面チェックを
楽しみにして行こうと思います。

明日コスコでは、オージービーフ買うのよそう。(爆)
骨付きラムは、ニュージーランド産が置いてあるのを期待します。

授業参観

2006-06-23 20:31:54 | 子育て・受験
年度始めの授業参観には、バイトのシフトの関係などで行けなかった。
(委員決めから意図的に逃げたという説も濃厚/笑)

午後、体育の授業を参観してきました。
晴れていたらプールでしたが、水温が上がらずに体育館で跳び箱。
高さ、跳び方の違う、5~6箇所の跳び箱から好きなところを選んで練習。
最後に「検定」をして終わりました。

新しい試みで、地域の中学校から保健体育の先生が研修で来てらして、
彼女が担任の先生をサポートしていました。
トンジはどこに居たかと云うと、一番やんちゃな男の子たちが集う、
「台上一回転跳び」のコーナー。
跳び箱そのものの高さはそうでもないのですが、着地マットがここだけフカフカでした。
食パンに例えれば、通常のを「10枚切り」とすると、「4枚切り」ってとこでしょうか?

先生の補助を受けながら、ワイワイがやがやと楽しそうにカラダを動かしておりました。
参観後、子どもたちを先に帰して行われたクラスの懇談会で話題になったのですが、
この学年、どうも全体に幼いのか、男の子たちが調子に乗りやすいようです。
雰囲気に呑まれておふざけにストップがかからない場合もありそう。
それがダンスィ・・・と云ってしまえばそれまでですが、曲がりなりにも最上級生なのだから、
いい卒業をしようね、と我慢強く指導してくださる担任のT先生、感謝であります。

元アメフト選手で、作家の夢枕獏さんや重松清さんに通ずる、アウトドアパパの雰囲気を漂わせる方で、
流石のワルガキ軍団も一目置いている様子。
懇談会でも開口一番、「まずはブラジル戦の話題から」と、
笑いを取ることも忘れない先生です。トンジも、悪態をつきつつ慕っております。

自分自身の子ども時代と比べると、身体的成長はすでに中学生並みである一方で、
ココロの中はまだまだ子ども子どもしている彼ら彼女ら。
ゲーム、テレビ、ネットといった外的刺激も情報も格段に多い中、
ひどいコースアウトをしないようにリードしていくのは、
教師も親も大変です。
粘り強く、忍耐強くあたっていくしかないですね~。

◇ ◇ ◇ ◇

廊下に張り出してあった図工の作品(青ベースで「花」がテーマの絵)と
日光修学旅行を題材にした俳句の数々。

全体的に感じたことは、
女の子は絵でも俳句でも、しっかり自分の世界やストーリーを描いている場合が多い。
中には、「アンリ・マティスやパウル・クレーの作品」と言われたら信じちゃいそうなものまで。
俳句にも心情がうまく織り込まれている。

ダンスィって奴らは・・・
絵には、「花」とか「鼻」とかの字を直接書き込んじゃうし、
コロコロコミックに出てきそうな、ぢいさんキャラを嬉しそうに描いてるし、
トンジの作品タイトルなんて、「坊主の花」だし!

俳句は、「ひねりなさーい!」と絶叫したくなりました(爆)
あまりにも面白かったので、いくつかメモって来ました。
  日光の お風呂に虫が 入ってた
  日光で テレビ見てたら 怒られた
  日光で 鹿が発生 しかとする        ←オヤジギャグ
  日光の 旅館であばれ クレームが
  ねむりねこ てっぺきまもりで すずめさる  ←これは何かを観察した結果に違いない
  ザビエルが カメンライダー うほほほほ   ←シュールレアリズムです

ちなみに、トンジの句は、
  いつの間に 5時間たってた 夜話(よるばなし) でした。

自分の名前を書いたすぐ下に「心の一句」とありました。(´д`;)

プラド 2回目

2006-06-20 17:40:00 | アート
友人のお誘いを受けて、出かけてきました上野の山。
蒸し暑いけれど上天気。
昨日うっかり日傘も帽子も持たずに出かけて日焼けしてしまったので、
今日は装備もしっかりと揃えました。

プラド美術館展、2回目です。
上野駅の公園口改札には、あちらこちらに待ち合わせをする人たち。
落ち着いた年齢の女性がやはり多い平日午前中。

団体割引切符を手に手に握り締めた、欧米系の団体さんまで居ました。
本日、外国人率高いです。

会場入口に掲げられた「本日 込み合っております」のプレート。
そうだろうそうだろう、会期も残すところ2週間を切ったものね。
一度来ているワタクシが、要領良く観て回るお手伝いをするよ、Mさま&Hさま。

日本の観客は真面目なので、会場入ってすぐに大抵あるパネル、
「ごあいさつ」とか「プラド美術館とは」などからじっくりと読んで行きます。
入場直後だから集中力もあるし、まだ歩き疲れてない。
と云うわけで、まずここでイキナリ渋滞するのです。

すい~~っとすり抜けて、エル・グレコに向かい合い鑑賞開始。
絵のすぐそばには寄らず、まずは少し離れた後ろからチェック。
気にかかったものを見つけたら近付いてじっくり眺める方法で回りました。
第一部で早くも私の「オヤヂ趣味・ヒゲ趣味」をMさんに指摘されました(キャー!)

ここ数年は、イヤホンガイドを利用する観客の割合が上がってきたように思えます。

「ハプスブルグの顔だ~」「ちょうちんブルマだ~」「えり飾りにアイロンかけるの大変そうだ~」
「大きい絵多いね」「お城やお屋敷の壁面が大きかったんだね」
「イタリアの風景はやっぱり素敵だわv」
「えっと、1600年代後半のフランスの情勢ってどうだったっけ?
もっと真面目に世界史勉強してたら作品への理解が深まるんだろうなぁ。」
ナドナド、賑やかに楽しく鑑賞する3人組でありました。

途中で休憩を取ったソファに備え付けてあった図録の見本。
前回は買わずにいたものですが、印刷や解説のよさに加えて、
個人の展覧会とはまた違う、広い視点から絵画や西洋史を見られそう(Mさん談)と云う事で、
¥2300という値段と重さニモ負ケズ、帰りに購入しました。

出口すぐのグッズ売り場、そりゃもう大盛況。
好きなのに見損ねた、その上当然門外不出のヒエロニムス・ボス(ボッシュ)の
「悦楽の園」の豪華複製画(何と10万円オーバー)や絵葉書まで、
さり気なく便乗販売されていたのには苦笑しました。

絵画とは無関係の、スペイン陶器のコーナーには少しだけ心が動いたけど、
(ニンニクやトマトをすりつぶせる”ドレッシング鉢”が欲しかった)
これ以上重たい荷物を抱えて電車に乗りたくないのであきらめました。
あ、絵画とは全くの無関係でもなかったか・・・
巨匠スルバランの静物画に出てくる食器やパンを再現した商品がありました。

たっぷりと時間を掛けて鑑賞し、お腹がすいたので、いつものハードロックカフェに移動して、
あれこれのお喋りを楽しみました。

◇ ◇ ◇ ◇

本日もミチキカレの法則発動。(笑)
しかも、アリストテレスみたいな外見の外国人のオニーサン。
東京文化会館の角を、上野駅しのばず口方面へ折れようとしたところ、
公園口から横断歩道を渡ってきたオニーサンが、おもむろに紙を差し出しました。
「何?何か怪しい勧誘?」と一瞬引く一行。
紙には、日本語で「東京国立博物館」と書いてありました。

おいおいまたかい?と思いつつ、困ってる人には親切にしなきゃならん
(さっきムリーリョのマリア様に会って来たばかりだし)と、
英語で説明。「そうかわかったありがとう!」と、手を振って去ってゆくアリストテレス。
ちゃんと目的地に着けてますように。

帰り道、ミチキカレの神様がご褒美をくれました。
今回は「ギザ10」ではなく、
乗った電車が新橋~品川間で、メンテナンス専用「黄色い新幹線」
「ドクターイエロー」とすれ違ってくれたのです!!(鉄子狂喜乱舞)
その存在は知っていた(子育て中によく観ていた電車ビデオに出てきた)ものの、
実物を昼間見るのって、とってもラッキーだと思う。
しかも、電車ビデオとは違う、今風に700系(アヒルみたいな鼻面のやつね)!
500系のぞみより嬉しかったです。
でも、アヒル顔で黄色いと、ポケモンの「コダック」みたいでした。


岩盤浴 2回目

2006-06-19 17:15:25 | ヘルス&ビューティ
先週は、風邪をひいて体調が悪かったり、天気も悪かったり、
オットー在宅時間が長かったり(これがかなりストレス)で低空飛行の日々でした。

気分転換に、岩盤浴してきました。

前に初めて出かけたときから随分間があいてしまった。
年度の変わり目でドタバタしてみたり、体調が今ひとつだったり、
スケジューリングに苦心しました。

どうやら、10時の開店直後のお客が帰っていくお昼前後が狙いめの時間帯らしい。
結構混んでいるので、電話予約はシッカリ入れて、大汗かいてまいりました。
うつぶせ5分、仰向け10分のワンセットを3度繰り返すのが標準らしいですが、
今日は無理せずに、最後の仰向けは、5分で切り上げました。

厚地のコットンの上下服が絞れるくらいに汗をかくのって面白い。
暖めるので、先週こわばり気味だった腰もほぐれてきた。
汗と一緒に、モロモロ排出できたのか、
いたって爽快、モチベーションも上がってきました。

できれば週一度くらい通いたいです。
ちょいもみ30分コースよりも安くあがるし、カラダの中の循環を活発に保ちたい。

チェックイン前に書店でゲットした『骨盤回しダイエット』の本を読んで、
併せて実践したら、一回り小さくなって夏を過ごせるでしょうか?(頑張りや)

空の彼方へ

2006-06-17 22:39:22 | つくばクロニクル(順不同)
つくば博、サントリー館で上映されていた映像のタイトルです。
IMAX方式の(詳しくは知らないが何だか凄いらしい)ド迫力映像でありました。
サントリーは、野鳥保護にも力を入れている会社なので、渡り鳥をテーマにした作品でした。
英語タイトルが、”Skyward”
20分くらいの長さでした。

前の更新で紹介した海辺の公園にも、秋になるとこの映像に出てくるカナダグースが顔を出しました。
モノトーンの、お洒落な模様をした、かなりデカイ鳥たち。
いくつもの群れが、しばらく羽根を休めては、飛び立っていきました。

何で急に思い出したかと云うと、10日ほど前に、NHKのBS-2で、
『WATARIDORI』という、雰囲気のよく似た映画を観たからです。
(こちらは、フランスの映画。監督も違います)

『空の彼方へ』の方が古いですが、両作品に共通しているのが、
鳥たちに手を伸ばせば触れるくらいに近くから撮影した点。
コンラート・ローレンツ博士の「刷り込み」理論をもとに、
何と卵からかえして、鳥たちを慣らし、
超軽量飛行機で伴走(翔?)して撮ったという労作です。

鳥の羽音、翼が起す風まで感じられそうな映像がとても好きで、
非番の時間を縫って何度も観に出かけました。
1985年当時、まだ珍しかったハーゲンダッツアイスを扱っている売店ももちろんチェック!

『WATARIDORI』は、BGM的に流しながら片付け物でもしようと思って観始めたら、
ついつい引き込まれて2時間たっぷりテレビの前から動けなかったです。
移動距離3000キロ、4000キロは当たり前、
キョクアジサシという鳥なんて、20000キロですって!つまり地球半周分。
そこいらのヒヨドリやムクドリくらいの小さな体で・・・尊敬してしまいます。
インドのガンジス平原からヒマラヤを越えて中央アジアに渡る鳥まで居るよ!
こちらは、垂直移動のチャンピオンですね。

ところどころに、演出のニオイというか、やや「狙ったね」というモノも感じましたが、
素直にひきつけられる作品でした。
『DEEP BLUE』に通ずる労作だと思います。