すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

「ゲンバ」へ赴いた人の話

2011-04-29 09:35:37 | Weblog
【別寅】ニュース【安価】 H23.04.27


ニコニコ動画ですいません。
YouTubeにアップされたものは速攻削除されてしまったそうなので。
(よほど都合悪く思う人たちが居たのね)

画面右の方から流れるコメントが邪魔な向きは、右下の「フキダシマーク」をクリックすると非表示になります。

関西地区で放映されているニュースショーです。
何で関東地区や全国ネットでこういうものが流れないんでしょうね。

時折テレ朝系の「たけしのTVタックル」に出られる事もある青山さん(原子力政策にも関わっておられる方です)が
福島第一原発に足を運んで内部を取材された時のリポートです。(番組の後半)
ほとんどメジャーメディアには姿を現されない発電所長さんのお話も聞けます。

現場を束ねる、「フクシマ50」のトップの貴重な声をお聞きください。
そして、最前線の様子を垣間見てください。

もしも上の動画が削除されても、文章に起こしてくださるブログがありますので
そこで内容を知ることが出来ます。
ブログ「ぼやきくっくり」さん→kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/

まさかの実写映画化・・・

2011-04-28 20:01:18 | コミック・アニメ
風呂漫画です。そう、「テルマエ・ロマエ」。

古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウスが、現代日本とタイムトリップを繰り返し、
時空を超えた二大風呂好き国民のお風呂文化を紹介してくれるコミック。
気に入ってます。

今週第三巻が出たばかりなのですが、表紙がなんとヘレニズム文化の代表作
「ラオコーン」(ヴァチカン美術館の中庭にあるアレです)のパロディ。うむむ考えましたな作者様。
そして、帯には驚愕の予告が・・・

実写映画化するんですか?
一体だれが出演するのか?セリフはラテン語か?撮影はどこで?
瞬時にさまざまな突っ込みが頭の中に浮かびました。

ルシウスを演ずるのは阿部寛さんだそうな。なんとなく納得。
彼の濃さなら、ローマ人に見えない事はないだろう。
もうお一方帯に名前が出ていたのが上戸彩さん。
ショールームのお姉さん役かな?

シカゴ在住の作者ヤマザキマリさんのブログに撮影地などについて少し載っています。
→moretsu.exblog.jp
読み応えのあるブログです。

公開がいつになるのかわからないけれど、楽しみが一つ増えました。
コミック最新刊も面白かったし(現代日本の若手技師と図面でコミニュケーションするさまが微笑ましかった)。
「へうげもの」アニメ化で驚いていたのは、まだまだ甘かったようです。

さて、月曜に仕事入ってるけど連休開始。
映画館にも一回くらい行きたいな。
オットーは「ガリバー」見にいこーぜ。と云うのですが、
実は私は「攻殻機動隊」の方が見たかったりしています。(多脚型戦車「タチコマ」が可愛い)

あさって、昭和の日に

2011-04-27 22:09:50 | Weblog
東京の護国寺にて、東日本大震災犠牲者四十九日 特別法要がおこなわれるそうです。
場所は、東京の大本山・護国寺。
時間は 午後2時~4時。

中心に立ってくださるのが、なんとダライ・ラマ法王猊下。
アメリカに向うトランジットの滞在をのばしての事だとか。
このところチベットの方も何かと大変だというのに、有り難い事です。
どなたが参加しても良いようなので、お近くの方、ともに祈りたい方はぜひ。

私も行ければ行きたいな。
日常に追われていると、なかなか立ち止まって祈りをささげる動作が取れない。
四十九日とは・・・もうそんなに時間が経つんですね。


空中に向かってつぶやいてみよう。
「オペレーション・トモダチ」に参加した米軍士官に
ブッカー大尉という方がいらしたそうですね。
日本語が堪能な方だそうな。

「みんなのうた」50年

2011-04-26 18:34:16 | ミュージック
子ども向けのミニ番組とはいえ、あなどれない質の高さで50年。
これって、偉業だと思います。

番組サイト→www.nhk.or.jp/minna/

週末の深夜に放送された、NHK「みんなのうた」特別編集。
1960年代から10年ごとに区切って、代表曲を選んだオンエアでした。
今日そのすべてを見終えましたが、知っている曲も知らない曲も驚くべきハイクオリティ。

作曲した人、歌っている人、映像ともにその時代のトップランナーを起用しているんだなあ。
横尾忠則画伯制作のアニメなんて初めて観ました。

やまがたすみこさんとか、遊佐未森さんとか懐かしいなあ。
自分が小学生だった70年代と、トンジが小さかった90年代に知っている曲が集中していました。
「さとうきび畑」は、ちあきなおみさんが歌ったバージョンが強烈に記憶に残っています。

何より嬉しかったのが、70年代に放映された「小さな木の実」。
原曲はビゼーの「美しきパースの娘」より取ったものですが、
一度聴いて惚れこむ癖はあの当時から持っていたようです。
大人になってから聴くと、歌詞がより深く心に沁み込んで来ますね。

5月5日に、元日に放映されたスペシャル番組の再放送が予定されていましたが、
どうやら中止になったらしいです。うーむ残念!
国会中継が29日に入るのがほぼ決定した影響らしいですが、是非仕切り直して放映していただきたいです。
お正月は実家に居て見逃してしまったもので・・・

おおざんぽ

2011-04-25 10:57:06 | お出かけ
前日の台風の如き荒天が嘘のように晴れて気持ちの良い日曜日、
予定通り「らでぃしゅぼーや」チャリティイベントに出かけて来ました。
久しぶりに京急に乗ったぞ。
懐かしい京成線の車両だったぞ(←乗り鉄風味です)

[京急線は、都営浅草線・京成電鉄との相互乗り入れをしているのです。
時々とんでもなく運行距離の長い編成があるので、うっかり長時間居眠りして起きたら
全く知らない土地に運ばれているリスク(笑)があったりします。
今回利用した駅は、都営浅草線の「大門」駅でした。]

駅を出て10分くらい歩いたでしょうか。途中芝の増上寺の側を通り、東京タワーのふもとに到着。
「南極物語」での主人公だったカラフト犬たちの銅像の奥で、イベントは開催されていました。

小さな鯉のぼりがたくさん風に泳ぐ中、「頑張ろう東北」趣旨の看板や横断幕、
ちびっこ連れの家族の目立つ、大勢の人でにぎわう一角で受付。
被災地に拠点を置く生産者さんたちの現況や、宅配を取っている会員たちからのメッセージ、
その場で大判の付箋に書いて貼っていくメッセージボード、
震災直後に「らでぃっしゅ」として行ってきた支援活動などを展示した一角でじっくり観覧。

大事にして来たけれど、この際だから被災地の子どもたちにプレゼントしちゃうぞ!と持参した
島田ゆかさん、村上康成さん、石川雅之さん達の手による絵本を寄付し、
最近流行りのペットボトルのふた集めに協力をしました。

そのあとで販売イベントエリアに突入!
野菜、お米、加工品や、すぐに食べられるオムスビやお餅、パン、フランクフルトに焼きトン(放牧豚使用)など、
プチお祭りのようで楽しかったです。
会津のお米で握ったオムスビおいしゅうございました。
福島市内で栽培された、昔ながらの品種のきゅうりは、何もつけなくてもしっかりと夏の味がしました。

福島・栃木・茨城のお野菜を少しずつ購入。
生産者さんにおススメレシピを訪ねながら買い物するのは、賢くなった気分がして良いものです。
幾人かの方から口をそろえて「根元が一番甘味があって美味しいので、切らない方がいいですよ。」と
教えてもらった事とか(かき菜とニラについて言われました)
かき菜はもう今出ている分でシーズン終了とか。
出荷制限で、旬のものを提供できなかった農家の方々の無念はいかばかりだったことか・・・

チーズと卵を扱っていた会社の人は、
「工場が被災したけれど修復して生産を再開した」とおっしゃっていましたし、
宮城から来てくれた美味しいレトルトスープを作っている会社の人は、
「新しく出し始めたゴボウスープは、津波の被害を受けたせいで作れなくなっています。」と残念そうでした。
再発売できるようになったら真っ先に試したいです!

今日は汗ばむ陽気だなあと思いながら、購入したてのオムスビをほおばっていると、
「三輪そうめん10束100円ですよー」との呼び声に耳がピン!となりました。
被災地以外の生産者、会社さんが、破格の値段で出品してチャリティに協力しておられました。
今夜のメインは「ぶっかけそうめん」だね、と決定して、そのあと上に乗っけようと燻製卵とか香味野菜を買いながら
帰路につきましたとさ。


京急を利用したという事で、帰りにもう一軒寄ったところが。
品川で各駅停車に乗りかえて「新馬場」(シンバンバと発音する。インカ帝国の遺跡みたいな語感です)で下車。
デパ地下などで人気の「ミヤビ」さんのデニッシュパン工場&直売所があると聞いて。
トンジがただいまこちらのショコラ味にはまってるもので。

知らない町を歩くのは楽しくてスリリングですね。
駅からの距離が結構あったので、しまいには足が痛くなったほど。
随所に昭和の残り香漂う北品川の一角をてくてく歩いて、トータルで「大ざんぽ」した日曜日でした。

横浜方面に戻る各駅停車の電車からぼんやり眺めた巨大な雲が面白い形をしていました。
東京湾方向、たぶん房総半島上空にのっそりと横たわる、ミシュランおじさんのような、
「ゴーストバスターズ」のマシュマロマンのような雲のかたまり。

実は版画の方に

2011-04-23 22:31:01 | アート
レンブラントの真価は発揮されているのかも知れない・・・と思った午後でした。
昨日、上野の国立西洋美術館へ出かけて、レンブラントにどっぷりと浸かってまいりました。

「レンブラント 光の探究 闇の誘惑」展
 開催中 ~6月12日(日)
展覧会サイト→www.ntv.co.jp/rembrandt/
(開館時間に震災の影響で変更があるので、お出かけ前に是非チェックを)

「光と影の画家」という枕詞付きで語られる巨匠ですが、
数々の名画が世界中に知られている油彩のみならず、モノトーンで表現する版画においても
黒の濃淡で実に奥深い世界を創り出していました。

特に凄いなと思ったのが「羊飼いへのお告げ」という作品。
そのほかにも、周りの暗闇とほとんど見分けのつかない人物像などがあり、
このひとはいわば闇夜のカラスを表現したかったのかなと勝手に想像してしまいました。

1647年以降、和紙を版画印刷に使い始めた実例をいくつも目にして、
土台の紙質や色によって、同じ絵の印象があんなに違うものかと驚きです。
日本各地の山に生えていたコウゾやミツマタが、職人によって和紙に加工され、
遥か海を越えてレンブラント作品の一部になったとは、
そして数百年を経て里帰りしたとは、不思議で素敵なものですね。

今回の展覧会では、版画の原版も2点来ていて興味深かったですし、
刷りを何度も重ねていく途中で、大幅な構図の変更を行った珍しい2作品
「3本の十字架」と「エッケ・ホモ(民衆に晒されるキリスト)」を見る事が出来てラッキーでした。
(しかも、主要作品解説のスライド・トークを聴く機会にも恵まれた)

足を運んだのはGood Friday。キリスト磔刑のまさにその日に、この画題の名作を観たのも不思議な巡り合わせです。
明日はイースター。
来週のレッスンでエッグ・ハンティングを目論んで、只今派手な卵飾り作成中(紙粘土で)

6月25日から名古屋の名古屋市美術館に巡回予定です。

お天気良いといいな

2011-04-22 08:40:11 | お出かけ
元キャンディーズの田中好子さん(スーちゃん)がお亡くなりになりました。
まだお若いのに・・・
今頃泣いているだろうなあと思われる御仁の顔が数名分浮かびます。
Rest in peace.


いつもお世話になっている「らでぃっしゅぼーや」のチャリティイベントをご紹介します。
明後日の4月24日(日)、東京タワー前広場にて 10:00~15:00 (小雨決行)
土曜日は荒れ模様のお天気だそうですが、日曜日には回復しているかな?

農産物・加工品などの物販や被災地支援物資の収集、
東京タワーの展望台から撮影する人文字作りなどが行われるらしい。

詳しくはこちらのサイトを →corporate.radishbo-ya.co.jp/limited/charity/index.html

物販の出店者は、茨城・群馬・千葉・福島などの契約生産者さん達です。
いつもとってもお世話になっているので、出来れば足を運んで直接購入したいです。
「自治体から出荷自粛の指示が出ている野菜は販売しない」そうですが、
こんな時だからこそ、買えるものは買い支えていきたいと思います。

寄付できる、状態の良い絵本とペットボトルのふたを携えて行けたら嬉しいな。

立体が楽しい

2011-04-20 21:28:09 | アート
東京・竹橋の東京国立近代美術館で5月8日まで開催中の
「生誕100年 岡本太郎展」では、絵画だけではなくオブジェや映像も楽しめました。

最初の展示室にある「ノン!」をはじめとするどこか愛嬌のある立体作品には、
ベビーカーに乗ったちびっこ達もキャッキャと声を挙げて反応していました。
トンジも赤ん坊時代「手」が好きだったもんなあ。
素材はFRPが多いんですね。なるほど。

何度も書いてきましたが、私がはじめて芸術作品の本物に触れたのが大阪万博。
(いくつの時だったかは訊かないでね)
太郎さん制作の「太陽の塔」に、ガスパビリオン壁画のホアン・ミロ。

今回の展示で41年ぶりに思い出した「太陽の塔」の内部展示。
「生命の樹」はよく覚えています。
でも、展示の終わりごろにあった世界各地の極彩色の仮面が天井から観客を見降ろす趣向は
記録写真を見て、あの時の強烈な印象がよみがえってきました。
コワいけどとても気になる。

鮮やかな色彩と、独特の曲線と、あちこちにある「顔」の何とも言えない可愛らしさ(凶悪なのもあるけど)、
子どものころから見おぼえのある眼光鋭いパワフルなおじさんが生み出した作品の多様さを楽しみ、
ネクタイやグラスのデザインを見ては「見おぼえある」と懐かしさを覚え、
壁いっぱいに展示された数々の名言(これは三角くじ形式で一人一枚お土産にもらえます)にフムフムとうなずき、
気づいたらお茶碗を一個お土産に買ってしまいました。

「茶碗の底に顔があってもいいじゃないか」

閉館時刻が節電のために早まっている場合があります。お出かけの前には公式サイトで確認される事をおすすめします。
公式サイト→taroten100.com/

客層は赤ちゃんからお年寄りまでほぼ全年齢。
小難しい事抜きにして、面白がる事・びっくりする事がポイントです。



青山の岡本太郎記念館(旧宅)では「生命の樹」をあの海洋堂さんが再現した展示が行われているとか。
GWに出かけてみようかな。
記念館サイト→www.taro-okamoto.or.jp

その日に作曲・録音

2011-04-19 22:34:51 | ミュージック
KEITH EMERSON "The Land Of Rising Sun" - VERSION II /「日出ずる国へ」バージョンII


「プログレ四天王」と称されるバンドの一つ、
エマーソン、レイク&パーマーを率いるキーボード奏者 キース・エマーソンが、
日本を襲った大震災のニュースに接して作った曲をご紹介します。

彼は、この動画を多くの人に観てもらい、その代わりに
今回の被災地や世界の困難な状況にある人々に寄付をしてほしいと呼び掛けています。

ここ数年まめに来日してくれていたものねエマーソン先生。
去年はオーケストラ版「タルカス」を絶賛してくれたりもしていたものね。

もともとはクラシックの教育を受けたエマーソン先生の、美しいピアノをお楽しみください。
動画の最後の方には、手書きのスコアと
日本の古い街並みに法被を着てたたずむ姿も入っています。

・・・今日は寝る前に "Karn Evil 9 "でも聴こうかなあ。
ありがとうキース。

オイルトレイン

2011-04-18 09:27:06 | Weblog
ニュースにもたびたび乗りましたが、JR貨物さんが燃料不足に苦しむ被災地への
石油製品輸送に本気を出しています。

その様子が判る、プロの「撮り鉄」様の仕事をご覧ください。
貨物列車って、こんなに美しかったんだと新発見しました。

→www.asahi.com/travel/rail/gallery/110408oiltrain/

東北本線、常磐線のかなりの部分がダメージを受けた中、
管轄地域の違いを越えてJR貨物は迅速に動き、
3月18日には横浜・根岸の製油所から上越線~日本海縦貫線を使って青森から盛岡に至るルート、
同25日には磐越西線(これ乗った事ある!)経由で郡山へ出るルートでの運行を開始しました。

写真の中に、ディーゼル機関車(DD51形)2重連があるのは、急勾配区間が存在するためです。
これを運転できる運転士さんがそんなに大勢いらっしゃらない中での大奮闘。

記事にもありますが、運搬に使う車両も、毎日運行のフル稼働には足りないため、それこそ全国から
集めての、JR貨物の本気があふれております。

一部区間で貨物の線路を使う「湘南新宿ライン」と「成田エクスプレス」の運休が
他の路線より長かったのは、この輸送大作戦に協力しての事かもと思っていましたが、
どうやらそうではないみたい。
他の路線での利用が可能だったから、節電に協力してのことだったようです。


ごく一部への業務連絡:

現在本屋さんに並んでいる「プリンセスゴールド」は、何と伯爵と少佐が表紙です。
「聖ヨハネの帰還」連載が掲載されています。
6月25日の「ザ・花とゆめ」にも「何かが」載るらしいです。