むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン (講談社+α文庫)

2024年05月07日 | 読書
内向型人間について書かれた本格的な本を読んでみました。
アメリカ人向けに書かれているので、アメリカ文化の色が濃くて勉強になりました。とにかくアメリカは自己主張が強いことを良しとする社会のようです。アメリカ人の彼女に言わせれば、アジア人のように沈黙や内面を重視する内向的な人は少ないようです。
それでも、アメリカ人で内向的な人は3割~5割くらいはいると見積もっています。
最近読んだ日本人が書いた本には、内向的な人は2割くらいと見積もっていましたので、日本人が見た日本人は外交的な人が多いのに、アメリカ人から見たアジア人(日本人も含む)には、それより多くいると見積もっている印象です。
この本では、隠れ内向型(アメリカ社会で内向的な性格だと不利なので、外向型を装っている人たち)が多くいると指摘しています。
日本でもそう思うくらいですので、アメリカでは、もっと顕著なのでしょう。
どちらの性格にも利点も欠点もあり、むしろ、お互いに理解しあって補い合う方がうまくいくようです。
いろいろな事例を紹介しながら、性質の違いを理解し、お互いに求めるものを尊重しながら、協力し合える方法が提案されていました。

コメント
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