むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン(新潮新書)

2024年02月11日 | 読書
ネットで高評価をよく見る本なので、いまさらながら読んでみました。
精神科医の著者が、近年、精神科に来る人が激増していることに気が付き、その原因を調べていった結果、スマホの普及と関係があることに気が付いたのです。
これまでの歴史で、電車が通ったり、電話やラジオ、テレビが普及したときなども言われていたことでしょう。しかし、スマホとの関連は、接触時間が段違いなのです。
スマホを絶えず持ち歩く人は多いですが、絶えず電車に乗っている人やラジオ、テレビの前にいる人はいません。
それだけ、スマホが人に与える影響は大きいのでしょう。
まあ、わたしは、スマホの電池が無くなっていることに気が付かなかったりするくらいですのでその部類ではなさそうですが。

結論から言えば、スマホを使いすぎると集中力が減少することは事実のようです。スマホを使いすぎないようにする具体的な方法も提示されています。

わたしは、この考えには賛成です。
わたしの場合、仕事をするようになってから集中力が落ちたと感じています。事務所では絶えず電話が鳴るかどうかを意識しながら仕事をしているので、本当に集中できません。集中力を維持できる時間も短くなりました。これと同じことが、スマホを意識している人は24時間起こっているのでしょう。

もちろん、スマホを筆頭にする文明の利器を使いこなし生活を豊かにしている人も大勢います。
スマホと脳内物質の関係などを理解しながら、有意義に文明の利器と付き合っていけるよう示唆した内容となっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする