Takの山行記録

私が登った山やアウトドア活動の記録です

武奈ヶ岳(ぶながたけ1,214m)

2020-10-24 17:20:00 | 関西の山
10月24日は、滋賀県にある比良山系の最高峰で、200名山でもある武奈ヶ岳に登りました。


ここです。大阪から75km、1時間半ほどで登山口に着く距離感です。関西は意外に狭いです。


登山口は比叡山延暦寺の奥の院、葛川明王院脇にあります。ここから標高差500mほどの急登が始まります。


朝7時のスタートは明るい空模様。予報も今日は回復するという。


色づき始めた谷筋を楽しくのぼると、


北からの冷たい風がガスを運んできました。よく見ると、北風と雪の重みで樹木の根本が曲がっています。この一帯は、冬に4mもの積雪があるときもあるのだそう。因みに、この地域は、日本海側、瀬戸内海側、太平洋側の気候に影響されるとの事で、読みが難しそうです。


最初のピーク、御殿山山頂からは武奈ヶ岳方面の早いガスの流れが。ヤメテ!


久方ぶり(いつ以来か覚えてもいない)に雨がぱらつき、レインスーツにモイスチャー充填。


9時に山頂に到着も、ガスに覆われ、視界ゼロ。西からの風が強く、そのうちに晴れると信じて待つ事15分。


東に光るものが!琵琶湖です。


その後はあれよあれよという間にガスは吹き飛び、紅葉を伴った大眺望が現れました。日頃の行いですね!


比良山系北側。


南側の展望。この尾根沿に登ってきました。


紅葉はこれからが見頃ですが、Takは薄く始まった頃が最も好きなので、先週の氷ノ山とこの武奈ヶ岳は最高でした。この山は、東の琵琶湖沿に京都と敦賀を結ぶ北国街道と、西の京都と若狭を結ぶ、いわゆる鯖街道に挟まれた場所に位置します。戦国時代から江戸時代にかけて、多くの物語を生んだ場所ですね。明智光秀の坂本城はこのすぐ南に位置し、さらに南に比叡山があります。こんな歴史ある山ですが、鯖街道からの急登を詰めると、小ピークが連なる尾根となり、晴れていれば北に白山、南には京都に連なる連山、そして東には琵琶湖の景観が楽しめます。上部域はブナとミズナラの原生林に覆われ、春は新緑、秋は紅葉が素晴らしく、冬は積雪と年間を通じて通いたくなる山です。そのせいか、今日も大勢の登山者が登って来ました。滋賀県民の誇る山なのだそうです。良い山でした!
累積標高差1,047m 登り2時間、下り1時間20分













氷ノ山(1,510m)

2020-10-18 18:37:10 | 関西の山

皆さん、ご無沙汰しています。暑かった季節も終わり、関西にも登山シーズンがやってきました!今年の初登山は(なんと!)氷ノ山。ひょうのさん、ではなく、こおりのやま、でもなく、ひょうのせん、と読みます。
ここにあります。兵庫を代表する、日本二百名山で、あの加藤文太郎が雪山に目覚めた山で有名です。山好きの方ならご存知ですね。Takも、この山らしくない名前のこの山が気になっていました。今日は関西の北部が天気が良く、紅葉も始まったこともあり、最初の山に選びました。
9:00に駐車地(福定親水公園)を出発、急登に取り付くとすぐに布滝があります。最初から楽しい登りです。天気は高曇りですが、これから晴れてくる予報。
尾根に出ると晴れてきました。この山は、東の鉢伏山とセットで回ることが多いようで、鉢伏山に向かうルートをぶん廻し、と呼ぶのだそうです。
尾根の北は、ブナの原生林でした。丁度紅葉で、素晴らしい景色でした。なんとラッキーな事か。
山頂下はピークです。
コシキ岩を巻いて最後ののぼりを
駆け上がれば
山頂から南、兵庫方面は晴れ。
北の日本海方面は雲に覆われて視界不良。
下は東尾根を、落ち葉の絨毯を踏みながら楽しく降ります。
最後はスキー場横を駆け抜けて、本年、本邦初登山終了。距離13.1km、累積標高差1,070m、時間4時間15分。
締めは、養父の道の駅そば、その名も天女の湯、で。800円、お湯最高!
では又次回に!