Takの山行記録とバイオリンとかAIとか

山行記録に加えて必死に練習中のバイオリン、必死に勉強中のAIについて

北岳

2014-10-05 17:00:40 | 日記

 

10月4日南アルプスの北岳(3,190m)に登った。富士山に次ぐ日本第二の高峰だ。写真は、3,000mに位置する北岳肩の小屋から木曾駒ケ岳の後方に噴煙を吐く御嶽山を望む夕景。息をのむ光景だが、先週の噴火で命を落とされた方のご冥福を祈りたい。

 

またしても、台風18号接近だ。なんてついていないんだ!と思っていたが、4日の土曜はまずまずの天気で、写真の紅葉が楽しめた。南アルプスは奥が深く、アプローチが長い。北岳も、広河原峠から入るのが一般的で、今回も広河原から大樺沢を辿り、二股から右股コースを登りつめ、小太郎尾根に出るルートをとった。この広河原まで来るのが大変。Takは、新宿発22:30の山梨交通広河原行という、すばらしい夜行バスに乗るつもりだったが、いつもの調子で乗れず、朝一番のあずさ1号で甲府へ、ここから広河原行のバスに乗るのだが、2時間かかる。自家用車でも、途中の夜叉神峠までしか入れず、ここから路線バスを使うことになる。ということで、11:00広河原から北岳目指して出発。まず、大樺沢を渡るつり橋から。麓は晴れているものの、山頂方向はガスがかかっている。コースタイムで今晩泊る北岳肩の小屋まで5時間40分、明日の確実な荒天を思えば、今日中に何とかピークを踏みたい。山頂には小屋からさらに40分のコースタイム。なんとか15:00までには小屋に着くべくせっせと登る。途中、今年最初の紅葉が目にしみる。キレイ!沢の上部にはまだ雪渓が残っている。

14:00青息吐息で小太郎尾根にでると、北には甲斐駒ケ岳のピラミッドがいきなり現れる。そして、東には富士山が雲の上に顔を出していた。これは、頑張って早く山頂に着かねば。

山小屋に荷物を置いて、15:20ついに北岳山頂に。台風の影響による下界の雲の上には、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、そして南アルプスの山々に加え、低く見える富士山が姿を現していた。あー、来てよかった!!(第一回目)写真2番目の指の先は富士山、3番目は南アルプスの名峰、千丈ケ岳(せんじょうがたけ:3,033m)、4番目は八ヶ岳、右はじが赤岳、5番目は木曾駒ケ岳とその奥に御嶽山。噴煙がくっきりと見え、火山の恐ろしさを見せつけると同時に、救援活動の困難さ、被害の大きさを思い知らされる。

そして夕方、17:30頃、西の空、ちょうど千丈ケ岳方向が真っ赤に染まった。こんな素晴らしい夕陽を、しかも3,000mの高さで見るのは、30年前の白馬岳と、ハレアカラ(ハワイです)以来。あー、来てよかったぁ~(第二回目)

http://www.youtube.com/watch?v=KSK1Ve_oKK8

動画では、山頂からの絶景をお楽しみください。御嶽山~千丈が岳~乗鞍~北アルプス(槍ヶ岳が見えます)~八ヶ岳~富士山~南アルプス間ノ岳(あいのだけ:3,189m)方向という順番。

山頂で絶景を楽しんだ翌日は、天気予報通り、朝方から強い雨となり、ほうほうの態で広河原まで降りた。前日ののぼりが足にきて、最後はよれよれ状態でした。従って、ご報告するような写真はなし。