五行目の先に

日々の生活の余白に書きとめておきたいこと。

電車通勤

2011-12-01 09:52:02 | 鉄道

 ここのところ、訳あって早起きをしている。さらに訳あって、自宅を出て、それから少し離れたところに寄って、大学へと向かう。

 大学へは、もちろん歩いていける距離である。だが、通り道には中央弘前駅がある。しかもぴったりの時間に電車が出る。これは乗らないわけにはいかない。憧れの(そして久々の)電車通勤である。

 ちょうど通学時間帯に当たっていて、待合室は高校生でいっぱいである。大鰐からの電車が到着して、こちらは主として通勤のためらしいお客さんが改札口から出てきて、しばらくすると大鰐行きの改札が始まる。

 この駅には駅員さん(業務委託された方なのだろう)の女性がいて、きっぷを切ってくれる。その際には「おはようございます」と声をかけてくれる。何だか気持ちがいい。



 僕が普段乗る列車は、高校生たちで8割程度座席が埋まる。高校生たちはおしゃべりをしたり、参考書に目を落としていたり、いろいろだ。日中はガラガラで走っているところばかり目にするが、これだけの乗客だと、やはりバスでは積み残しが出る。通学の足としては欠くことのできないものなのだろうな、と思う。

 大学の最寄り駅は、中央弘前からひとつ目の弘高下である。でも初乗りの200円のきっぷで、次の弘前学院大前まで乗ることができる。たったひと駅で下車してしまうのはもったいないから、多少長く歩くことになってもこちらまで乗ることにしている。駅名のとおり、弘前学院大の最寄り駅だが、まだこの時間は大学生の利用者はほとんどいないようだ。そもそも大学生じたい、あまり利用しないのかもしれない。下車したのは僕を含めて3人。乗り込んだ高校生は20人はいただろうか。





 列車が出ていった後の駅は静まりかえっている。空が少し明るくなってきた。



 かつては駅員も配置されていた駅舎は、結構堂々としたものである。待合室の雰囲気とか、改札口のたたずまいなども、なかなか好ましい。



 待合室には、間もなくやってくる中央弘前行きの電車を待つお客さんが3人ほど、ベンチに腰掛けていた。たぶん青い帯を前面に巻いた(貼った)電車がやってくるはずだ。

 電車を利用して大学に出ると、いつもよりも、さあこれから仕事しよう、という気持ちが高まるから不思議だ。

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