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パイオニア「BDP-LX88」vs「BDP-LX58」

2017-01-02 11:17:44 | オーディオ
Pioneer ブルーレイディスクプレーヤー BDP-LX88
パイオニア
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 私もミーハーだったので、ホームシアター雑誌がPanasonicのBlu-rayプレイヤーを押していたので、購入した。中野ブロードウェイの中古ショップで9万円とかなり高額な品だったが、一見して映像の色味がおかしい。音質も良くない。しかも、動作がおかしいのでメーカー修理で、基盤ごと交換した。その後、ヤフオクで売却したが、今度は売却先の人も何か不具合があったようで、再度修理を行った模様だ。
 あんまり言いたくないが、フォルクスワーゲンを推奨しまくった自動車評論家がいたが、あれと同じで雑誌も買収されていて、評価・評論という名前のステルスマーケティングをしているのだろう。もう、パナソニックは買わない。

 音声増幅をSony TA-DA9100ESというデジタルアンプ(PULSE増幅アンプ)で行っている関係で、Blu-rayプレイヤーの音声出力はHDMIとなる。映像と音声と2系統のHDMIスプリット接続ができて、音質の良い物を探していた。結果的にSonyのBlu-rayレコーダー2台を乗り継いだ。別途米国仕様のSony Blu-rayプレイヤーも1台買ったが、小型であるというメリットはあったが、Blu-rayレコーダー上位機種に対しての性能優位性はなく、殆ど使わずにヤフオクで売却した。
 ネット動画用にLGのBlu-rayプレイヤーも買った。映像品位はパナの専用機よりも上だと思われたが、HDMI出力が1系統でもあり、音声品質はあまり良くなかった。但し新品で1万円程度と激安なので、入門用としては価値がある。

 PioneerからBDP-450という機種が発売になった。Pioneer BDP-450はアナログ出力回路なしで、HDMIとデジタル同軸出力だけと割り切った設計である。AVCRECやAVCHD、DivX Plus HD、MKV、MP4、WMVなどのビデオフォーマットにも対応している。この機種は音声がソニーのBDテレビ録画機の上位機種に匹敵する品位を持った、ハイC/P機種である。この時点で、BDZ-AX2700T級の音声品位があったのである。

 2014年、パイオニアは6年ぶりに高級BDを発売した。「BDP-LX88」「BDP-LX58」である。DLNA/HDMI×2であり、BDP-450とは違い、アナログ音声出力も装備している。
さて、BDP-450で結構満足していたので、少し購入を躊躇した。すると、BDP-450のフロントパネルが表示しなくなった。普通に動作するのと、再生情報はプロジェクター画面で見ているので問題はないのだが、流石に別機種購入を考えた。

 「BDP-LX88」「BDP-LX58」の価格差を考えると、下位機種の「BDP-LX58」一択であると考えて、「BDP-LX58」を購入した。映像については対応動画形式が増えたという点以外はBDP-450との大きな差はあまり感じられなかった。音声はBDP-LX58>BDP-450であり、更に良くなっていた。HDMIは受信機側のグランド電位の揺れ問題があって、音質に限界があると言われていたので驚いた。
 ちなみに、BDP-450はSACD-Rが動作するというレアな機体だった。BDP-LX88とBDP-LX58ともにSACD-R非対応である。DENONのDVD-A1XVAはSACD-R対応。

 しばらくはBDP-LX58で大満足だったが、ヤフオクでカメラ機材やオーディオ関連機器を売却して余裕が出来たので、BDP-LX88を購入を考えた。中古の出品を待っていたが、中古市場も高止まりで、箱潰れ?の新品をヤフオクで購入した。購入に踏み切ったのはトロイダルトランス搭載という事で、音質の更なる向上と、音声の「アップサンプリング」機能や「デジタルフィルター」という機能面での優位性に魅力を感じた。筐体が重いということで、Blu-rayプレイヤーとしても高品位だと思われた。音声の設定項目で「デジタルフィルター」というのがある、スローという設定にすると、パイオニアらしからぬ柔らかい音声になる。「柔らかい音」というのは原音再生とは違った音かもしれないが、大音量で長時間聞いても疲れないというのは重要であり、生理的に甘美に感じるということも等しく肝要である。
 音声出力はPCM出力設定にしてある。原理的にはAC3だろうが、FLACだろうが、同じ品位で出力されるはずだが、FLACを再生した方が音が良いように感じる。アップサンプリングは「✕4」にしてるが、サンプリング周波数が192Khzになると、音が希薄化するという人も居る。ひょっとしたら、「✕2」の方が良いかもしれない。

 BDP-LX58は音声再生専用で残してあるが、BDP-LX88とBDP-LX58以外のBlu-ray再生機器は全て売却した。

 BDP-LX88の有用性というのは、プロジェクター投影下の真っ暗闇でリモコン操作で用するという形で生きてくる。大型テレビで映像を見る場合は、パソコンから再生すれば良いし、今ではNASにも映像再生機能がある。パソコンなどでオーディオ品位が稼げるのなら、音質を引き上げる手法に拘り、トロイダルトランス電源ユニットを選択したりする形で自作PCを研究するという方法もある。


ハイグレード ブルーレイディスク™プレーヤー
http://jp.pioneer-audiovisual.com/bdp/hg_blu-ray/





Pioneer ブルーレイディスクプレーヤー BDP-LX58
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