鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

鷹泊自然公園のすばらしい風景。この風景には韻文学(俳句)が似合う。

2018年10月10日 | Weblog

鷹泊ダムの手前にある鷹泊自然公園に寄ってみた。(この公園は、JR深名線バスの鷹泊自然公園バス停から何と徒歩1時間かかる位置にある公園である。)

昭和28年11月に完成した公園とのことで、ダムが出来た頃から、既にこの自然公園はあったことになる。昭和30年代には毎年遠足でダムまで来ていたが、鷹泊ダム湖を見下ろす自然公園の存在は知らなかった。観光地化を目指した時期もあったようだが、過疎化などが原因でその夢はかなわず、今日に至っている。

夏真っ盛りの時期の天気のいい日だったので、誰かキャンプをしている人がいるかなと思って両サイドが笹藪の坂道を登って公園まで行ってみた。人は誰もいなかったが蝉の声が四方から聞こえていた。ダム湖の湖面は静かで、世が世であれば客がいっぱいの観光地の湖であっても不思議ではない絶景である。

訪れる人は少なくても、管理はされているのか地面が草ボウボウということはなかった。

ダム湖が美しい鷹泊自然公園には韻文学の俳句が似合う。

 『蟬の声底秘の湖の奥よりす』  細田長知著「格に入て」昭和63年発行より引用。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする