16日の選挙結果はショックが大きかったが何時までも引きずるわけにはいかない。
今回の結果を踏まえて言えるのは自民党などの既存政党の権力の大きさ、反原発組らの
市民レベルの力の小ささを思い知った。脱原発の筆頭である山本太郎さんが次にやれば勝てる
自信はあると選挙後いっていたが、私の目から見れば同じ舞台、同じ場所で再戦をしても、確実
に負けると思われる。それは何故かというと、結果が同じなら、過程も同じだからです。
第45回の東京8区有権者数が当日有権者数:460,985人、今年もそんな変わらないと思う。今回の投票率
は:282391人。そして仮に有権者数が45回と同じ460,985人とすると、無効投票数という死に票に値するのが
178594人。仮に山本さんの投票数71,028票と無効票を足すと185722人の票が得られ、石原伸晃の投票数
132,521人に勝てる。しかし、それは並大抵の事じゃない。寝たきりの老人もいるだろうし、政治に無関心の
層もいる。仕事が忙しくて選挙どころじゃない層もいる。その様な人間を説得できるのか?出来ない事はない
かもしれないが、相当な労力と、緻密な策略が必要でしょう。また、石原伸晃は間抜けな発言は多いいとは
いえ、腐っても東京を代表する石原慎太郎の息子、俳優石原裕次郎のいとこ、親の七光りも加味して個人の
実績はともかく、一族の信頼は高い。私の周りでも石原伸晃は嫌いでも裕次郎や慎太郎は好きな人間はいます
から。それが老人など直撃世代になるとその相乗効果は高いでしょう。
二世議員の強みというのはその親や、甥などの影響が強いから二世議員なのでしょう。小泉進次郎が強い
のも小泉純一郎の影響が強いという事が大きい。話口調を聞いていると親父ゆずりの口調で、言葉の中で昔
の小泉純一郎を連想させる何かを感じる。また、若い事で女の特におばさんなどはアイドル的な存在として
見ている傾向が或る。全タレント議員にも言える事ですが,知名度、認知度が高い。これは選挙をする上で
の武器でしょう。その点では山本太郎さんも負けてはいないですが、プラスアルファーで政治に対する経験
も加味されているという事も考慮に入れないといけない。野党として4年間衆議員として就任しているとい
う結果もある。そう考えると、相当難しいと言わざるを得ない。
だから、勝てない・・・ただし、今はという事でしょう。
彼らに勝つとしたら、彼らにないものを身につけるしかない。それは何かというと実績でしょう。
彼らは確かに二世議員で人気も高い、だが福島に行っているのか?原発がどれだけ危険なのか知ってい
るのか?雇用は?安全は?暴力団とは対峙できるの?中国とはどうなの?など問題山積みのこの国の現状
に対して具体的な答えも行動した実績もないのではないでしょうか。だから、伸晃が報道ステーションなど
のニュース番組で福島第一原発をサティアンと発言したのも何となくわかる。要は答えもなければ関心も
ないんではないですか。議員はいわば天上人の様な存在。年収200万~300万で生きる下層の人間や、
原発で苦しむ人々の現状が見えてない。むしろ、見ようとしない。自民党が推進する増税をして、既存企業
の法人税値下げすればどうなるのか、公務員や、既存の大手企業は潤うでしょう。ですが庶民の生活は益々
困窮になるでしょう。それは火を見るより明らかでしょう。また既存企業はグローバ化とか名打って、賃金の
安い外国人労働者、首を切り易い派遣労働者を雇い入れるでしょう。それは、結局全体の経済の活性化と
いうより富裕層の財産維持にしかならないのではないでしょうか?民主党時代に無法地帯に陥った中、在日
企業のソフトバンクや、北朝鮮献金が表面化したマルハンなどの企業は、その財力で自民に擦り寄るだろうし、
自民は恐らく金のない国内企業より、金のある在日企業に釣られるのではないか?創価学会などというカルト
集団を母体とする公明党の様な宗教に擦り寄った実績がその可能性を如実に物語る。それを伸晃や、進次郎
はどうみるのか?私にはただ党の方針に従うだけに思います。逆らうだけの器量がないから自民党にいるわけ
ではないか。
もし、次に選挙をして勝てるとしたら,対戦相手の持ってない力を手に入れる事でないか。また、選挙で
勝つにはそのまんま東こと、東国原氏の様に、自分の有利な地である。維新本拠地大阪で支持されている
土地で立候補するなどやりようはある。現に東国原は関西で勝っているのだから。
安易に勝てるではなく、これからは勝つ為の対策を練る事から始めないといけないでしょう。山本氏
がいっている様に横の繋がり、仲間を増やすのはもちろんだがプラスアルファが必要になる。
やるとしたら2度目の負けは許されない。やるからには勝つ。それだけの信念がないと政治家なんて
やってられない。