日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

猛省を促す決議。

2018年06月30日 07時29分19秒 | 日記
前回ブログの続きです、いかわたいきです。
前回は「猛省を促す決議」のみの紹介でしたが、日田市議会では全会一致でこの決議を採択しました。





それを原文のままに下記に記載致します。

【市の事務執行に対し猛省を促す決議】
 市では、平成28年熊本地震により被災した永山城跡石垣の災害復旧工事において、平成28年度から平成30年度にかけて約5,767万円の予算で修復工事に取り組んでいた。しかし、平成29年10月に修理委員会委員からの工事対象範囲の拡大が必要との指導を受けたにもかかわらず、追加の予算措置をしないまま工事を実施した結果、約520万円の予算不足を生じさせた。
 本来、平成29年10月に修理委員会委員から工事対象範囲拡大の指導を受けた時点で業者から見積りを取り、設計変更や業者との協議書の締結、補正予算案を組むなど必要な事務処理をすべきであった。また、平成30年3月に工事費が確定し予算不足が判明した後においても、市長への報告が5月になるなど2か月もの日数を要していることは、適切な報告・連絡・相談が徹底されているとは到底言えない。
 また、今定例会に、当該修復工事の補正予算を議案上程しているが、議会が議案を否決した場合は行政サービスの停滞や、行政不信を招く恐れがあるため、議会としては苦渋の決断として追認せざるを得ない状況である。このことは結果として、議会の議決権を妨げることとなり、安易な工事実施後の予算計上は明らかな議会軽視と言わざるを得ない。さらに、今回、市営上・中津江バスの回数券の販売ミスも発生するなど、現市長就任後の不祥事が19件発生していることは、不祥事再発防止委員会の取組の成果が出ておらず、市政執行の最高責任者である市長の責任は大きいと言わざるを得ない。
 今後、事業の実施に当たっては予算の執行状況を十分把握し、計画的な予算管理を強く求めるとともに、併せて、市民の信頼を回復するため、市長を始め職員一丸となって、不祥事再発防止の徹底を求めるものである。

 以上、決議する。

平成30年6月27日 日田市議会


私や会派で協議した内容も決議文に加味されていますが、目に見えない会議や協議も含めこの決議文に辿り着くまでに様々な事を行なってきました。それを受けて議会閉会前に発した市長からの言葉を下記に記載します。

【市長の挨拶】
 この度の職員による度重なる不適切な事務処理に関する件につきまして、先ほど、「市の事務執行に対し猛省を促す決議」をいただいたところでございますが、いずれの事案も、事務処理手順や予算の管理に関する基本的な意識の欠如、議会による予算の事前議決の原則に対する認識の甘さ、組織内の報告・連絡・相談体制の不徹底といった、市職員あるいは市の組織としての根幹にかかわる重大な問題であると認識しております。改めまして、市民をはじめ議員ならびに関係者の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしましたことに対しまして、深くお詫び申し上げます。


この中に市長の考えや思いが含まれているのか?と考えます。私が請求し市長が読み上げた文書を改めて確認しましたが….あくまで主観ですが、これは職員が自分の立場で可能な限り作った文書であり、市長や副市長などの上司が加えた、もしくは指示があった文書とは感じ取れない言葉でした。余りだらだらと記載はしませんが、自治体を左右する事や市民から信頼を得る急先鋒に立つのはトップの姿勢なのかなぁと、それを支える職員は右往左往する大変さもあるのかな?と思いました。



では、また。

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不祥事が多いなぁ…。

2018年06月29日 09時46分01秒 | 日記
賛否ありますがワールドカップでの日本の活躍に天晴れ!いかわたいきです。
6月議会では議会軽視の案件があり議論されましたが、こちらも会期中に19件目の不祥事がおきてしまいました。





それぞれの議員が居るため会期中をどう過ごすかは個々の判断ですが、委員会に取組むべき内容を吟味するか?不祥事に対してどう協議して対策を考えさせるか?はたまたなぁなぁで過ごすか?色々とあります。
12月、3月、6月議会と事あるごとに一般質問や議案質疑、委員会で納得できるまで質問しますし、その為の準備も入念にしていきます。周りから「うるさい奴」と思われても構いません。常に私が記載していますが、日田市議会基本条例にもある「説明責任」が求められます。なぁなぁで過ごしたり、適当に過ごすのは楽ですが市民から問われた時はどう答えるのか?自分が納得するまで質疑するのは当然と思います。それが今回の永山城跡の件でも一般質問、委員会でも変わらず質疑を続けました。
6月議会では「猛省を促す決議」を全会一致で可決しましたが(決議に持っていくまで私は何度も言い続けました。)、それは昨年11月の準公金横領事件を受けて、本年3月に不祥事再発防止委員会で策定した「職員の心得」を改定したにも関わらず、わざわざ「私たちは、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を徹底します」という一文を入れておきながら不祥事が頻発するのは到底理解出来ず綱紀粛正を徹底する方法自体が間違っているのか?と考えてしまいます。
また、職員にも「職員の心得」は覚えるため暗唱させたりしてますが覚える事よりも行動で示せる様に幹部が工夫する事が大事と考えます、不祥事を「職員個人の資質」や「現場の管理者の責任」と幹部が部下を切り捨てる様な言い方で「我関せず」の状態では到底職員との信頼関係を築けません。忠義は部下からの一方通行ではなく、トップも部下への信頼と最後は俺が責任を取るという形で表さない限り、これからも不祥事は続いていくのかなと推察します。私の一般質問で副市長の答弁にあった様に市長・副市長が手本となり、率先垂範を心がけるよう改めて強く求めたいと考えます。
今回の永山城跡修復工事や12、3月議会で行なった祇園山鉾収納庫建設の案件に一所懸命取り組むと心が滅入りますし、追及や粗探しみたいな事よりも市政発展の為に前向きな議論、未来ある提案などを行いたいのが本音です。しかし、議員が監査・監視機能を発揮せず、なぁなぁで議案を採決したり、その場の思いつきの提案や意見を述べる様では議会とそのチェック機能を疑われます。
是々非々として、不適切処理の処分はしっかりしなければなりません。しかし、職員にとって働きやすく市民から親しまれやすい市役所の為にも議員は提案せねばなりませんね。



では、また。

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6月議会閉会。

2018年06月28日 15時04分30秒 | 日記
本当休みたい…いかわたいきです。
6月27日に日田市議会、6月議会が閉会しました。約1ヵ月の会期でしたがヘトヘトです。











と、申しますのも新聞報道された様に今回は「市の不適切処理」に関して、概要及び対応について少し長文になりますが…
今回は、平成28年熊本地震により被災した永山城跡石垣の災害復旧工事において、現場状況に応じた施工範囲の拡大及び新たに確認された隣接石垣の孕(はら)み部分の補修工事です。
このうち「施工範囲の拡大」については、修復に関する工法やその他アドバイスを行う修理委員会の委員から昨年10月に現地での指導により、判明しました。
教育委員会は事業費の増額が予想できたにも関わらず、事業費の見積りを取らず、設計変更や施工業者との協議書の作成など基本的な業務を怠り、結果的には予算措置が無いまま今年4月には石垣の復旧工事が終了していました。
本来のルールならば、昨年の10月時点で補正予算の計上を検討し、議会に報告して予算の確保を図るべき案件でしたが、それがなされず6月議会まで何ら説明が無いまま予算計上をする執行部の対応は甚だ議会軽視です。
地方自治法などの関係法律の抵触有無、唐突な事後報告の様な予算上程の仕方、今回の原因と対策など厳しく議論をしましたが、これを否決した場合、工事の遅延や施工業者へ工事代金を支払えなくなるため、無用な停滞を避けるべく止むを得ず可決としました。
この様な事が2度とないよう事務事業の執行体制の原点に立ち戻り、適切に対応するよう強く求めます。また委員会の総意をもって、今後、同様の事案が繰り返されることがないよう厳重に注意を促し、全議員一致の元、執行部に対して議場にて決議を可決しました。
個人的には、この様な議論は市政発展に対して何も産まないので…もっと発展性のある明るい議論をしたいと考えます。



では、また。

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九州北部豪雨災害復興コンサートin日田。

2018年06月27日 01時33分11秒 | 日記
今日は(6月27日)は議会閉会日です、いかわたいきです。
議会中は様々な論議を行いますが、議員としての採決をするのは閉会日のため1番重要視されます。そのため、明日以降のブログで私の思いは述べますが…、その前に6月17日は「九州北部豪雨復興チャリティコンサート「IN THE CURRENT 時の流れに」」の司会として参加しておりました。





と、申しますのも責任者の方と懇意にしている為、何かご協力をしたいとの思いでしたが…北京、バンコク、ソウル、ボストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、ハノイ、日本国だと京都二条城、広島厳島神社、福岡国立博物館などなど格式高い場でコンサートを行い、昨年の九州北部豪雨災害の復興として日田市で開催が実現された為、大変緊張しました。コンサートは元より、華を添えてくださった三隈高校マンドリン部の演奏やるんびにいこども園の合唱、米国大使館の領事、日田市長もお越し下さり、沢山の方々が会を盛り上げて下さり、大変素晴らしかったです。













その後の懇親会では、台湾人演奏家のゼノスさんが「子供達が歌っていた「さんぽ」という曲は私も祖母が歌ってくれてたので一緒に歌った。」やデイブさんは「日本は美味しい物が多過ぎて太ってしまう。」などカタコトな英語でもやり取りが出来た事も自分ではビックリ(笑)











それに皆、酔っていたせいか演奏家達を日田式のおもてなし(笑)をそれぞれが行い、通訳のチャドさんが代表で言ってたのが「この様な事は初めてだ。いつもは立食パーティみたいで終わるのに、今日は暖かく迎え入れてくれて日田に来て良かった。」「日本で1番美味しいと感じたのは手作りのチキン南蛮だ」との言葉が本当に嬉しかったですね。心からのおもてなしは万国共通で伝わる、又お越しください。



では、また。

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永山城跡修復工事の新聞報道。

2018年06月24日 21時45分18秒 | 日記
土日も色々とやる事があり、やはり寝不足です、いかわたいきです。
6月23日の西日本新聞にて新聞報道されましたが、今議会で1番注力した永山城跡修復工事事業。





議会の承認を得ずに工事を終えた事、それによる市の対応、不祥事に対する対策や処分、議会軽視など複雑に絡み合っています。
私としては、法律に抵触しないまでも不適切処理の本事業に対して反対の立場でしたが…否決した事により相手側への支払い遅延、もしくは損害賠償請求、その費用や日数と労力、その事による行政不信などなどを勘案すれば「止むを得ず了とする」としか言えません。
しかし、所属する教育福祉委員会ではかなり強めの報告となります(私も激しく追求しています)。議会軽視も含め議会の監査・監視機能が働いていない事に後出しで「工事も終わっているため何とかお金はください、でも支払いが遅れると色々と不都合な事がおきます」では、やはり理解はしても納得はできません、私としては執行部に猛省とトップとしての責任の取り方を求めます。



では、また。

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