どんよりとした1日
夏の花、早々と秋の花も見うけられる コスモスは秋になってのお楽しみ
カルガモは寝屋川沿いで
九羽の雛を引き連れて お母さんは忙しい
同じ場所にかれこれ10日うらい見受ける、道行く人達が何時も数人は見守っている
塒(ねぐら)で一休み ここで夜を過ごすのだろう
朝晩稍々肌寒い
人出が少なく人口に膾炙されていない、然も交通の便の良い、謂わば隠れ名所たるアジサイが見られる場所をと探していたら智積院(ちしゃくいん)がそれに該当することが分かり訪れることにした。京阪電車七条駅で下車東へ徒歩約10分、稍々緩い女坂ではあるが途中、左に京都国立博物館や右に三十三間堂を見ながらのんびり歩いて行くと東大路通りに出るそこに目指す智積院がある。
まず最初にアジサイ園に、所謂アジサイの名所などの色鮮やかで多彩な花は見られなかったが東山の山麓の静謐な場所でウグイスや他の鳥の絶え間ない囀りを聞きながらの花の観賞は心を安らげ和ませる。特にウグイスはまだ上手に鳴けないが寧ろ、それに趣があり長閑な気持ちにさせて呉れた。
ウグイスの鳴き声を聞くのは何年ぶりだったろうか???。
その後、国宝長谷川等伯の絵画の常設展示場で絵を鑑賞、次いで庭園を見学したが「利休好みの庭園」と言われる素晴らしい庭園で今までに見た最高級の庭園だった。京都の街中の喧噪を逃れて街の外れに、こんな素敵な隠れ名所の発見が出来たのは幸運だった。
何時までも人に荒らされない隠れ名所であって欲しいものだ。
この静謐を求めて毎日訪れる近くに住む外国人があると言う。
境内の素晴らしい青モミジは晩秋には赤く染まるモミジとなり見ものらしいのでまたその節に訪れたいと思っている。
寺内には宿泊できる施設や飲食の出来る「智積院茶寮~桔梗~」もある。
*続 く