聖書日課 デボーションノート
聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。




箴言 22:1 名誉は多くの富よりも望ましく 品位は金銀にまさる。
22:2 金持ちと貧乏な人が出会う。主はそのどちらも造られた。
22:3 思慮深い人は災難が来ると見れば身を隠す。浅はかな者は通り抜けようとして痛い目に遭う。
22:4 主を畏れて身を低くすれば 富も名誉も命も従って来る。
22:5 曲がった道には茨と罠。そこから遠ざかる人は自分の魂を守る。
22:6 若者を歩むべき道の初めに教育せよ。年老いてもそこからそれることがないであろう。
22:7 金持ちが貧乏な者を支配する。借りる者は貸す者の奴隷となる。
22:8 悪を蒔く者は災いを刈り入れる。鞭は傲慢を断つ。
22:9 寛大な人は祝福を受ける 自分のパンをさいて弱い人に与えるから。
22:10 不遜な者を追い出せば、いさかいも去る。争いも嘲笑もやむ。
22:11 清い心を愛する人は唇に品位があり 王がその友となる。
22:12 主の目は知識を守り、欺きの言葉を滅ぼす。
22:13 怠け者は言う。「外には獅子がいる。町に出ればわたしは殺される。」
22:14 よその女の口は深い墓穴 主の憤りにふれた者はそこに陥る。
22:15 若者の心には無知がつきもの。これを遠ざけるのは諭しの鞭。
22:16 弱者を搾取して自分を富ませたり 金持ちに贈り物をしたりすれば、欠乏に陥る。
22:17 耳を傾けて賢人たちの言葉を聞け。わたしの知識に心を向けよ。
22:18 それをあなたの腹に納め ひとつ残らず唇に備えておけば喜びを得る。
22:19 あなたが主に信頼する者となるように 今日、あなたに教えを与えよう。
22:20 わたしの意見と知識に従って三十句 あなたのために書きつけようではないか。
22:21 真理とまことの言葉をあなたに知らせるために まことの言葉をあなたの使者に持ち帰らせよう。
22:22 弱い人を搾取するな、弱いのをよいことにして。貧しい人を城門で踏みにじってはならない。
22:23 主は彼らに代わって争い 彼らの命を奪う者の命を、奪われるであろう。
22:24 怒りやすい者の友になるな。激しやすい者と交わるな。
22:25 彼らの道に親しんで あなたの魂を罠に落としてはならない。
22:26 手を打って誓うな、負債の保証をするな。
22:27 償うための物があなたになければ 敷いている寝床まで取り上げられるであろう。
22:28 昔からの地境を移してはならない 先祖の定めたものなのだから。
22:29 技に熟練している人を観察せよ。彼は王侯に仕え 怪しげな者に仕えることはない。

品位という言葉があるが、品は、一朝一夕には確立することのできないものなのかもしれない。
幼いころから、品を重んじる雰囲気の中で育てられ、それを良しとする心が自然に養われて、はじめて成り立っていくのであろう。
そういう意味では、家庭教育も重要であるし、学校や社会の取り組みも大切であることは言うまでもない。
しかし、現実にはなかなかそうはいかず、厳しい競争社会の中で、他人を蹴落としてまでも自分だけは這い上がって行こうとする気風の中では、なかなか上品な生き方というものは確立していかないのであろう。
神の御言葉を尊重し、こういった知恵の言葉を蓄えて歩んでいくことは、とても大切である。
人が人として、共に歩んでいく社会の構築のためにも、一人一人が品を養っていくことが重要である、と思う。

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