酒場 おか長

ゴールデンウィーク明けのサービス週間も終わり今日から週5日の復活だ。
しかも、次の祝日は7月の海の日までないときている。
頑張らねば・・・
あ、そうそう、新しく山の日って祝日が出来るんだって、6月？
え、8月。
意味ねぇ・・・・

ということで、やってきたのは座って飲める立ち飲み屋。
おか長。

所々、少ぉしずつスペースがあるものの、太った親爺が入られる場所は・・・。
ちょっと広めのスペースのところを、すみませんねぇって少しずつ詰めて場所を作って頂いて、着座。

生ビール大(440円)をオーダーする。



今日は比較的一人客も多いので，ぽつぽつ空きになってるんだろうかね。

つまみに、鰺のたたき(380円)をお願いする。



鯛のあら煮（290円）は格安でしょ(°_°)



右隣に座っていたおばさん二人組がお帰り支度を始められた。
「○○ちゃん、チューハイ１杯つけ忘れてるよ。これでね。」
手に準備していた1000円札を渡し、おつりを貰おうと右手を出して準備する。
「1100円です。」
「安すぎる、思うたわ」
バッグからお財布を取り出し、1000円札を別の店員に渡す。
「・・・？、1100円ですよね。」
「せやっった、せやった」
バッグからお財布を取り出し、1000円札を・・・
「ちゃうがな、これは足りん分の1000円やがな」
それを渡して帰ろうとする。
「□□さぁん、おつりおつり。」
楽しいわぁ。

すると、左隣のおっちゃん。
「こっちも、お愛想な」
「960円です。」
2000円を渡す。
（ちょっとフォローすると1160円ですって聞こえたように思う）
店員が、「960円ですから」とおつりの40円と1000円札１枚を返す。
おっちゃん、立ち上がろうとする。
ちょっと、よろけて座ってしまった。
「ああ、金払わすに帰るところやった。」
手に持った1000円札を渡そうとする。
「もう、貰いましたから・・・」

このおっちゃん、いやさっきのおばはん達とトリオ漫才やっとるに違いない。

楽しいわぁ・・・。

トマトハイ。



おばはん２人組の後に老夫婦（推測）がやって来られた。
ちょこちょこと居酒屋定番のいろんなものをオーダーされてる。
聞き耳を立ててるわけではないが、これは値段にしては良いとか悪いとか、隣の奴が喰っとる荒炊きはちょっと臭いなとか云ってる。
ちょっとそないな事云われたら、こっちも不機嫌になるやないかぃ。

冗談はさておき、会話の内容からこういう類いの格安店とは普段縁がない方々のようだ。
（本当のところは知らんが）、会話の端々に”こんな店”という修飾語がついている。

揚げ物のハムカツとチーズをオーダー。



その2人組の向こうに別の2人組。その向こうに空席1つ、その向こうにおっさん一人、その向こうに空席、さらに向こうは埋まっている。
”向こうに別の２人組”がお帰りになって、そのむこうのおっさんが一つ移動してくれたら、次に待っている3人組が入られる状況だ。

店員が、そのおっさんに
「一つ移動して頂けませんか？」
「ダメ」
「・・・」
「ええわ、もう帰るわ」
「申し訳ございませんでした」
「申し訳ないじゃないで、気持ちよう呑んどるお客に動けとは何事か」
「本当にすみませんでした。」

おっさんを咎めるというか、店員を哀れむお店のお客さん全体の視線が気になったのか、そこで温和しく帰っていった。

「なぁ、こんな店で・・・一つ席を移動してみんなで楽しみゃええのになぁ」
隣のご主人が話しかけて来られた。

「さっきから気になってたんやけど、トマトハイって焼酎をトマトジュースで割ったもん？」
「そうですよ。飲んでみます？」
「そないな気持ちの悪いもん、飲めるかいな」
「結構、美味いんですけどね」
「中は、芋か麦か？」
「麦ですよ」
「芋は、アレやろ黒霧島」
ボトルを指さす。



「そのとなりが麦か？」
「あれは、いいちこですから麦ですけど、この割ものはもっと安っすい焼酎つこうてる思いますよ」
「いいちこより安い奴かいな」

ああ、右の方の奴な。

「麦も千年の眠りみたいにプレミアムついて高こうなってからになぁ。安ぅても美味い焼酎はいくらでもあるのになぁ。」
「芋の森伊蔵みたいなもんですね」
「せやせや」

「話変わるけど、ハムカツいうたら、普通のハム揚げた奴？チーズはわかるけど、ハムカツイメージ湧かんかったわ」
「すみません、全部喰ってしまいました・・・。普通にハムに衣付けて揚げたビールのおつまみ用の安っすいつまみですよ」

ていうか、おっちゃん、俺が飲み食いしとるもん全部チェックし取るやないかい

「あんた、大阪もんちゃうやろ」
「わかります？」
「あんた、言葉が違うもん。」
「で、いま何処すんどるん？」
「堺ですけど」
「堺かぁ、市場にな」
「天ぷらやですね」
「最後までしゃべらしてぇな。あそこの天ぷら美味いやろ」
「あさりの味噌汁」
「そうそう、殻を床に捨てるんや」
「でも、深夜しか営業してない天ぷら屋は年寄りにはきついですわ」
「ラード使こうてるしな・・・」

「あそこもう行ったんなら、さかいやろ、せやなぁ堺東にどて焼きのごっつぃ美味しい店があるで」
「お店の名前教えて下さいよ」
「忘れた」
「・・・、探してみます」
「今もあるかどうか分からんけどな、堺東の駅から少し入った所行ってみ」
「・・・」

「飲むんやったら、こんなところより天神橋筋商店街の方が面ろいで」
「いつもは天神橋で飲むんですけど、今日は雨なんで駅中で」
「そやろうな、こんな店よりはよっぽど良ぇで」
「ええ店知ってはります？」
「いろいろあるけどな。俺が悪さしとったのはずっと前やから。自分で探さな」
「・・・」

話は弾んだが、新店の収穫はゼロですな＾＾；



過去の訪問記録
初回：良いお店見つけたかも・・・
2回目：カウンター酒場で夕食
3回目：アボガドなめたけ（330円）
4回目：アボガドクリームチーズ
5回目：トマトとカマンベールチーズ
前回：ハイボールをダボゥで



ちなみになんばウォークのHPによると
『酒場　おか長』
グルメ／居酒屋／カウンター居酒屋
なんばウォーク三番街
大阪市営地下鉄御堂筋線 「なんば駅」北南改札口より16・17・22・23番出口方面/1・2番街に直結
大阪市営地下鉄四つ橋線 「なんば駅」北改札口より27番出口方面/1番街に直結
大阪市営地下鉄千日前線 「なんば駅」北東改札口より16・17・22・23番出口方面/1・2番街に直結
南海電鉄 「難波駅」　3F北改札口/1・2番街に直結
近鉄電車難波線 「大阪難波駅」西改札口、東改札口/1・2番街に直結
JR 「難波駅」　徒歩4分/1・2番街へ
大阪市営地下鉄千日前線 「日本橋駅」中北・中南改札より3・4番出口方面/3番街に直結
大阪市営地下鉄堺筋線 「日本橋駅」中北・中南改札より3・4番出口方面/3番街に直結
近鉄電車難波線 「日本橋駅」　西改札口/3番街に直結
営業時間：月～金10：00～22：00　
　　　　　土・日・祝9:00～22：00