称名じじは緑内障で大日岳を下りました

いつかまた山に登ります

2015/06/07(日) 志賀山・大沼池(長野県山ノ内町)

2015-06-07 23:59:59 | 山登り

「景色の良い山に行きたい」と、嫁はんからリクエスト。
手元にあった旅行読売を見ていたら、志賀高原の記事が目にとまった。

「志賀高原に行こう」と即決。

じじの地元の富山県では、志賀高原はあまり有名ではない。
普通の人は「滋賀県?。信楽焼?。」と思うだろう。(笑)
志賀高原は、長野県と群馬県の県境近くの「長野県下高井郡山ノ内町」で、上信越高原国立公園である。



富山から行くには、糸魚川・上越を経由して、国道292号線をひたすら上がる。
ちなみに292号線をさらに先へ進むと、国道では日本で一番標高が高い「渋峠」(標高2,172メートル)を通り、群馬県の草津温泉に行く。

今回のコースは、志賀高原のサマーリフト(夏山リフト)がある「硯川バス亭前」から山に入り、志賀山・裏志賀山・四十八池・大沼池をまわり、最後は乗り合いバスで「硯川バス亭前」へ戻る。



03:00 富山の自宅を出発。
志賀高原までの約200Kmを、下道で走る。

07:00 志賀高原のサマーリフト下の駐車場に到着。(標高1700メートル)
標高1700メートルといえば、立山弥陀ヶ原や大日平山荘と同じくらいだ。
空が青い。



写真の真ん中左にある、舗装した坂道を登れば、とても広い駐車場と、リフト乗り場がある。
その坂道の左には、国道292号線に面して、「ほたる温泉(硯川バス停」とトイレがある。
(バス停の場所と時刻表は調べておいた)

坂道を歩いて登り駐車場の奧へ進む。
真ん中右にある建物は、サマーリフトの乗り場。



サマーリフトの延長は300mで、標高差は100mくらいで、どうも観光客向けのものらしい。
しかも、運転開始は8:30とか9:00のため、早朝から登山する人は乗れない。

登山道は、駐車場の奥(上の写真の手前背中側)に、重機も登れる整備された道がある。

07:45 登山開始。

空気も景色も良い登山道を、どんどん登っていく嫁はん。
じじのほうは登山の出足20分くらい、体が暖まるまでスピードが出ないので、嫁はんの後をトボトボと歩いた。



08:00 草原が見えてきた。右に見えるのがサマーリフトの上の駅。
じじもようやくスピードが出てきた。




草原から、道なりにワタスゲ群生地を抜けて、採石の道を行く。
ほとんど水平な歩きやすい道だ。



08:20 志賀山・裏志賀山・四十八池、と、四十八池へのショートカットの分岐点。(標高1850m)
迷わず志賀山へ向かう。

最初は湿原の水平道を歩くが、突然急坂が始まる。
土が流れて、残った岩と木の根の上を歩く。
嫁はんは難儀しながら登って行くものの、楽しそうである。



9:00 志賀山頂上。(標高2037m)



見晴らしは良い。
今朝登り始めたサマーリフトの駅や、下にある温泉の建物が見える。



白馬の方角に見えた山。
山は天気次第だが、これだけ深い青空は今年初めて見ることができた。



志賀山を過ぎて、少し下りてから、裏志賀山へ。

09:35 裏志賀山山頂の志賀山神社。(標高2040m)
志賀山の神様は、裏志賀山におられるのだ。



ここからは、これからまわる所がよく見えた。

四十八池



コバルトブルーが美しい大沼池。黒竜が水を満たしたという(黒姫伝説)。



10分ほど休憩して、急な下り坂で足を滑らせながら、四十八池に下りた。
(今日の行程は、登りはここまで。これ以降は下りとなる)

10:00 四十八池。(標高1890m)
登山の装備をしていない普通の観光客がいる。サマーリフトからショートカットで歩いてきているようだ。

正面に見える山が、先ほどまでいた裏志賀山。



四十八池にあった水芭蕉の群生。
嫁はん大喜び。




いろいろな志賀高原の紹介記事では、必ずこの場所からの写真があります。



10:20 四十八池を出発。大沼池へ向かう。

だらだらとした下りと、急な下り階段を小一時間歩く。

途中で見えたコバルトブルーの大沼池。



11:00 大沼龍神の祠から下りたところにある、赤い大鳥居。(標高1730m)

青い湖面と赤い大鳥居のコントラストが見事だ。
嫁はんは、厳島神社みたいだと、大喜び!。



11:10 レストハウス「エメラルドランド大沼」の前にあるベンチで休息。(標高1730m)。
湖面が青いのは、ほんとうにコバルトブルーです。空の青さが映ったのではありません。



大沼池の水は、とても透明度が高い。
水質はPH4.4の酸性で、魚はいない。
大沼山に水を満たした黒竜は、黒姫山で暮らしているそうだ。

大沼池を周遊する登山道を歩いて、
11:30 林道から下山する。

林道では、登って来るトレッキング客を多数見かけた。
時間からすると、大沼池で折り返すのだろうか。

12:20 「大沼池入口バス停」に到着。(標高1550m)
駐車場があり、10台ほどの車が停まっていた。
ここでバスに乗ると、登山を始めた「ほたる温泉(硯川)バス停」へで行くには、バスターミナルで乗り換えが必要だ。
それで、乗換しなくても良い国道292号線沿いのバス停まで歩くことした。

地図を見ると、現在いる「大沼池入口バス停」から「自然教育園バス停」までの遊歩道があった。
この遊歩道は、最近整備されたところがあったので、安心して歩いていたら、途中に木道が腐った所があり、じじが足を置いたら、ズボと太ももまで抜けてしまった。
後からくる嫁はんに気を付けるように声をかけた。



遊歩道は、「ジャイアントスキー場」の広いゲレンデに出た。
地図がはっきりしなくて、右か左か迷ったが、とりあえず下りの右へ折れて、国道292号線に出た。(標高1560m)

バス停とバス停の中間点で、再び右へ行くか左へ行くかを迷った。
嫁はんは「途中でバスが行き違いになったらいやだから、登山口に近い方に歩こう」と言う。
なるほどな、と納得して、登山口がある左に向かって歩いた。

12:50 「自然教育園バス停」。。(標高1570m)



バスは1時間に一本しかなく、13:44まで小一時間を座って待つ。

やってきた大型バスには、四十八池で一緒になったカップルが乗っていた。
途中まで同じコースを歩いていたが、ひとつ前の「蓮池」停留所で乗ったらしい。

バスは温泉宿が建ち並ぶ旧道を走り、「ほたる温泉(硯川)バス停」まで15分ほどで到着。330円。

14:00 車に戻った。
バスでは15分ほどだが、歩きだと国道を歩いても2時間はかかりそうだ。
あらかじめバス停の場所を調べておいて良かった。

14:20 家に向かって出発。
コンビニによってアイスクリームを買った、
嫁はんは「高速に乗ったら」というが、体力が余っていたじじは下道を走った。

18:20 自宅に到着。
景色が良い楽しい山歩きができて、満足だった。

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2 コメント

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雄山へ (夫婦で登山)
2015-06-08 22:05:07
昨年と同様6月初旬、私たちは雄山に行ってきました。去年は鳥居の上まで雪がありましたが、今年は全然ありませんでした。期待の富士山は見えなかったです。
>雄山へ (称名じじ)
2015-06-10 18:40:38
夫婦で登山さん、こんにちは。

雄山にいかれましたか。
そういえば昨年はとても雪が多かったですね。

じじは今年は低山に登っていて、室堂も行っておりませんが、
そろそろ天気を見て行って来ようと思います。
雷鳥が見えたら良いのですけどね。

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