庄司卓完全攻略ブログ

作家庄司卓のブログです。
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『はいふり』改め『ハイスクール・フリート』第十話

2016年06月18日 00時17分34秒 | Anime・特撮
赤道祭の由来についてはくろちゃんの言う通りですが、戦前までの日本の移民船や現在でも南極観測船、海外だと豪華クルーズ客船でも行われてるという話も聞いたことがあります。
帆船の時代とは違い、戦前の移民船や南極観測船では、海の上では生活が単調になり、娯楽に乏しいので、適当な区切りをつけてみんなで楽しんでストレス発散の意味合いがあるようですね。豪華クルーズ客船では単なるイベント扱いなのでしょう。

さて、何と言いますか……。今回見ていて、この作品、色々と準備期間が短かったんだろうなあ(;´Д`)と思ってしまう内容でしたねえ(^^;。
どうにも「考えながら、色々と手探りで作ってる」感じが否めません。ストーリー制作が始まった頃には、キャラクターや設定もまだ固まってなかったんじゃないかと。
各話サブタイトルが、予告の段階では「(仮)」〈カッコ仮〉になってるのも、実は自虐ギャグではないと勘ぐってしまいます(^^;。
話の骨子としては機関長のまろんちゃん当番回。そして長らく引っ張ってきたクロちゃんのわだかまり解消回ですか。
まろんはクロちゃんと仲が良かったけど、晴風が航海に出てからクロちゃんは宗谷さんことシロちゃんべったり。そのシロちゃんは徐々に明乃を認めていき……というわけで、好感度の矢印が実はみんな一方通行になっていたわけですな。
古い話ですが、コピーライターの糸井重里氏が『めぞん一刻』は「全てのキャラクターがみんな片思い」と指摘していたのを思い出します。『めぞん一刻』の矢印は管理人さんこと響子さんから故人の惣一郎さんへ向けられたところで止まっていたのですが、『ハイスクール・フリート』の矢印も明乃から、この場にはいない武蔵のモカへ向けられているところで止まってるのも、似てるといえば似てますね。
まあ『ハイスクール・フリート』はみんな女の子同士ですけど(^^;。
とはいえ、ここまでまろんとクロちゃんの関係については、本編でほぼ触れられてなかったので、いささか唐突な感じは否めませんな。
そしてシロちゃんには、ミーちゃんさんがいなくなったココちゃんが急接近。またクロちゃんのストレスがたまりそうです。
結局、キャラクターほぼ全員が片思いで繋がっているとしたら、それはそれでなかなか凄い設定でありますねえ。
まあ『ハイスクール・フリート』はみんな女の子同士ですけど(^^;。大事なことなので二度(以下略)。

さて次回。晴風は主砲を換装でTHEニュー晴風へ。
さぁ皆さんご一緒に( =゚ω゚)ノ。
「ν晴風は伊達じゃない!」
レールガンか対艦レーザーでも積んだのかと思っていたら単装速射砲のようですな。

しかしあの世界、イージス艦あるのか。イージス艦の主な役割の一つに対空防御があるのですが、航空機のないあの世界ではどうなってるんでしょうね。
まあ空中ミサイルプラットホームなら、大型飛行船も使えそうですね。
また飛行船なら海面ギリギリを飛行しつつ接近。ポップアップ式の対艦ミサイルを撃ち込むなんて戦術もとれそうですな。
現実世界でいうと「カスピ海の怪物」と言われたエクラノプラン的な運用がされてるのかも知れません。
その点でももっと設定的に面白く出来そうでしたし、やはり時間がなかったのかなと思ってしまいます。

それはさておき。先週は『ばくおん!』でも女子相撲がありましたし、今週はテレビ東京系『世界! ニッポン行きたい人応援団』でも相撲をやってるポーランド人女性が日本を訪れていましたし、何げにいま女子相撲のぷちブームなのか(^^;。