『仮面ライダーゴースト』第35話

グリム眼魂によって生み出されたグリムの森がどうみてもヘルヘイムの森（＾＾；。
しかもムゲンゴースト魂が、ラメの白地に胸元が羽織り風と、何やら『鎧武』の新作映像を見てる感覚になりました。いつ背後からミッチが攻撃してくるのかと（＾＾；。あるはリョウマはリョウマでも、リョウマ眼魂がプロフェッサー凌馬眼魂になっていたりとか（＾＾；。
前回も書きましたが、やはり夢の世界は『ウィザード』のアンダーワールドを思い出しますなあ。
科学も童話も、夢を追い求めることが共通しているというのは、子供向け番組としてはなかなか面白いアプローチですね。単純に相反するものと描かなかったのは好印象です。
眼魔界の科学長官イゴールとの対比では、テレビアニメ『ミクロイドＳ』主題歌の名フレーズ「心を忘れた科学には、幸せ求める夢がない」を思い出しますなあ。
しかし眼魔界が完全管理社会のディストピアとなっていることといい、今回の科学と童話の繋がりといい、スタッフとしてはどちからというとＳＦをやりたかったんじゃないかと思ってしまいますね。前作の『ドライブ』がロボット、人工知能テーマのＳＦとして完成度が高かったので、ＳＦ的な設定ではＯＫが出なかったのではと勘ぐってしまいそうです（＾＾；。
それはさておき、最強フォームのムゲンゴースト魂。実質的な登場は今回からといってもいいのに、いきなり赤ずきんのコスプレから変身というのは、財団Ｂ的にはＯＫなのか（＾＾；。
ムゲンゴースト魂、なぜＴ型？と思っていたら、上部は「∞」マークになってるんですな。まあ目の部分だけにかけるタイプの、仮面にも見えますなあ。

ガンマイザーはアベルにも扱いきれなくなってきてるのか。今回、ファイヤー、リキッドだけではなく、他のモノリスも現れましたが、あれは結局どうなったんですかね。ファイヤーガンマイザーをムゲン魂が倒した時、一瞬、水のエフェクトが見えたので「あ、逆属性の攻撃で倒せるのか？」と思ったら、リキッドガンマイザーは普通に必殺技で倒すし、この辺は今ひとつ弱点がはっきりしませんねえ。

さて次回予告。このまま最後まで突っ走るかと思ったら、何やらアイドルネタ。タケル同様、アイドルが人の心が読めるようになったそうですが、その力の理由が明らかになるのか。そしてアカリ殿がアイドルデビュー？　これが最後のギャグ回ですかね。まあ今ひとつシリアス回とギャグ回の区別が曖昧なまま、ここまで来ていますが。
そして眼魔界の軍服姿のマコトは一体何者なのか。もっとも前回で重度のシスコンであることがばれてしまったマコト兄ちゃん。どんなに格好良く決めても、今ひとつ締まりませんな（＾＾；。