脱線事故現場、過去3年半で運転中止16回・冬に多い

脱線現場、強風で運転中止１６回　冬に集中、過去３年半 (朝日新聞) - goo ニュース

　「ＪＲ東日本は秋田―新潟の羽越線に１６カ所の風速計を設置。風速２５メートルを観測すれば時速２５キロ以下の徐行、同３０メートルで運転中止の措置がとられる。」とのことである。今回は20メートルで中止とか徐行の措置がとられなかった。しかし、考えると、「数字の根拠」はあやふやである。風速24メートルなら大丈夫であるのかという話になる。
　要するに、「危険地域である」という認識で常に「マニュアルではなく」その時の判断が大事でるということではないのか。一応のマニュアルはあるにしても、随時注意のいるところは、25メートル以下でも、これは危ないと判断すれば徐行とか、中止することがなければならない。そこが「人間が機械より知恵がある」ところだ。
　近代工業化の流れの中で「早く」「正確に」が求められる教育が当たり前というなかで育ってきたところに、ファジーな知恵は根つかないのではないだろうか。
　人間は神でないから、予想不可能なところはある。しかし、マニュアル化で逆に逆手にとられる事故もあるんじゃないかと思った。