阿仁関門(64km)を、純子さんに会えぬまま、12時36分5秒出発。
締め切は14時だから、余裕は十分あるように見えるが、・・・・
完走できる余裕とは違う。
北緯40度の、写真ゲートは、絶対に通る。今年も通れた。
ここから、森吉関門までが、例年ブレーキを起こす区間。
ここの「走り」が、完走に大きく影響する。
森吉到着目標、14時50分。17kmを2時間14分で通過すればよい。
1km8分で、行けばよい・・・・。
「吉田・神成の田んぼ」を越えると、70kmへの登りが待っている。
筋肉痛も収まり、何とか、70kmポストを越えた。
筋肉通が収まったら、急に空腹。
脚に力が入らない。ポーチを探ると、「粉」になったパンがあった。
水エイドに座り込んで、「粉」をむさぼりくらう。
エイドのばばさんから「お父さんより年上の選手だ、大事に・・・」と声がかかった。
よろよろ、と走りだす。
やはり気合いだ。
「ここでがんばらなければ、がんばるところはない・・・、負けるな。」と大声をだしながら、
スピードアップ。
つぎのじんば岱エイドで、アンパンが出た、1/4を2個食べた。
力がでてきた。
阿仁前田の道の駅の応援がすごい。
明又の長ーい、田んぼ道は、「負けるな、負けるな」と唱えながら、時間を稼ぐ。
森吉には、淳子さんがいる・・・。
明又からの坂を登ってから、森吉関門の平地が、ながい。
森吉に14時46分3秒着。貯金が、3分58秒できていた。
気合い効果か。
予定14時50分だった。
淳子さんが、満面の素敵な笑顔で待っていた。
写真:
森吉関門で、淳子さんの笑顔とやさしさにほっとする。
この笑顔に、完走の朗報を届けたい。
R(リタイアー・ランナー)収容車が、目につきはじめる。
この車には、絶対にのらない・・・・。