あなたのブログの話題は、鹿のことばかりね、とのコメントがありました。鹿と夕日、ある意味平和なことです。宅地の開発が完了すれば、鹿も薮の中に追いやられるでしょうし、夕日も家の影に入ってしまうでしょう。今のうちがよいところかもしれません。
昨日のニュースで、日光の商店街に野猿が出没して商品を略奪し、大きな損害を受けていると報じていました。テレビの取材者が商店主などにインタヴューして、如何に困っているか、捕まえて八つ裂きにして欲しいとのコメントを得ようとしているかのようなのに対して、地元の人はにこやかに、「困り者ですね。」ぐらいの反応です。それだけ地元では、ある意味野生動物と共生しているのだと感じました。部外者が見る眼と現実は違うのだと、マスコミの反応だけを頼りにしていては判断を間違うのではないかとも感じています。
もっとも農業をしている人にとって、鹿やイノシシの害に困っていることも知っています。行政がその対策費を負担している現実もあります。どこで人間生活と自然が共生していけるのか、難しい課題です。
昨日、馬籠宿から妻籠宿まで旧中山道を歩いてきました。生憎の雨の中を約3時間歩きました。石畳の坂は、滑りそうで怖かったです。昔の人は、よくこのような街道を往来したものだと感心しました。雨の中をハイキングする物好きは私たちのグループだけだろうと思っていましたら、JTB旅物語の一行が先行していました。一石栃白木改番所跡で追いつき、お茶をよばれて休憩。男滝女滝を見て妻籠へと入りました。歩いた後は、足の痛さも忘れてなんとなく爽快でした。
開発地の平地では、5頭の群れが草を食んでいました。そして道路脇の段丘の上に3頭、反対側の道路脇にも3頭が姿を見せていました。
余野川には今日もサギの姿がありました。もう少し近づいて写真を撮ろうとしましたら飛んでいってしまいました。そっと行ったのですが。羽を広げると思いのほか大きいので驚きました。
夕日が綺麗なので障害物が入らないところと思って先を急ぎましたが、瞬く間に山の端に沈んでいきました。秋の日はつるべ落としといいますが、そのとおりでした。日が落ちると急に風が冷たくなりました。
今日は、往きに1頭、帰りに2頭の鹿と出会うことができました。母の様子を見に行くよりも鹿と出会うことを楽しみにしています。
余野川では、ハクセキレイと少し遠くにサギが川面をじっと見つめているのを見かけました。この間はカワウを見かけました。
風が随分冷たくなりました。日が遥か六甲山地の山の端に落ちるとさらに冷たくなりました。