あれよあれよと思っているうちに、早くも2月が終わります。何をなすこともなく、愚痴だけをこぼしながら、老いの身にとって貴重な2月という時が過ぎ去ります。これもわが身の人生のひと時か。
季節は巡り、我が家の紅梅も花開いてくれました。暖かい春に、よきことが溢れますことを強く期待します。
コロナで引きこもりが続いていましたので、気持ちの変化を求めて、思い切って、先祖の命日とか、お彼岸とか特に何の決まりもなかったのですが、子ども達が時に覗いてくれてはいましたが、長くお墓の様子を見ていなかったので墓参に行ってきました。出かけるときは雪がちらついていて、標高の高い山の上では寒くて、雪も積もっているかと思っていましたが、幸いそのようなこともなく、無事に墓参りができました。
バスを乗り継いでたどりつきました。2時間ぐらいかかりましたか。山の上の墓地は、さすが冷たい風が強く、ろうそくもお線香も火がつけられませんでした。花活けの凍った氷を取り除いて、水を替え新しい花を活けました。般若心経をお唱えして、みんなの幸せをお願いしてきました。帰りのバス待ちに、休憩所で、自販機の暖かいお茶を飲みながらあんパンを食べて、腹の虫を抑えて帰ってきました。
昨日が立春でした。暦では、これから春だといいますが、これから春だというのですから、一番寒い時期が今ですよね。しかし、春という言葉を聞くと何となく暖かい気分になってきます。気温は低いのに、昨日、一昨日よりも何となく空気にぬくもりを感じます。言葉の持つ威力というものを感じます。皆さんはそう思いませんか。もうすぐ陽光の降り注ぐ春の日を予感します。私は、さあもうすぐ暖かい春の日が来るぞと、自分自身に言い聞かせています。
早く暖かくなって、コロナも退散してくれと祈っています。昨年も、暖かくなればコロナは収まるだろうといわれながら、早くも一年が過ぎました。今年は如何に。
コロナはこの先どうなっていくのかなと思いながら毎日を過ごしているうちに、もう一月が行ってしまいました。二月は、逃げるといいます。三月は、去るといいます。昔から言われているように、月日の経つのは早いものです。我ながら、残り少ない人生なのに、無為に月日が経ってしまったと残念にも思っています。しかし、自分では、まだまだ元気だと思っていますので、良いこともあるだろうと、大きな期待も抱いています。
明日は節分です。コロナ退散を祈って豆まきをしましょう。
そういえば先日の暖かい日、庭の生垣でウグイスの笹鳴きを聞いたような気がします。チャ、チャと鳴いていました。春も近づいています。陽光が待ち遠しいです。春の謡の会も予定されています。合唱団の練習は当分お休みですので、お稽古といえば謡だけです。自身を鼓舞しています。