辞書引く日々

辞書が好きなのだ。辞書を引くのだ。

ダイナミックレンジ圧縮作戦とその結果

2006年09月13日 | 音楽
電車の中で音楽を聴くために、ダイナミックレンジを圧縮して、音の強弱を平板化してみた。

$ sox -V input.wav output.wav compand 0,5,0,5 -100,0,0,0

てな具合だ。

ためしに、セル指揮のモルダヴを聴いてみた。たしかに音の小さいところはよく聞こえるが、左右のバランスがいちじるしく不安定になり、冒頭のヒョロヒョロやっているところで、さっそく気持ちが悪くなってしまった。(もちろん普通に聴いたら、美しいのだよ)。ということで、せっかく sox のオプションを解読したのに、作戦は大失敗。
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フルトヴェングラー

2006年08月18日 | 音楽
夏に聞きたくなるジャズCDというと、タル・ファーロウである。一枚挙げると、 Tal か。

クラシック関係では最近ブラームスをよく聴いていたが、こう暑いと室内楽をしんみりとも聴いておられない。で、存外夏向きなのがフルトヴェングラー指揮になる交響曲や協奏曲であると発見した。

私の理解によると、なんのかんの言ってもフルトヴェングラーはノリノリの指揮者で、ライブ録音を聴いてみるとほとんどバンド合戦の況を呈している。暑いさなかにはもってこいである。
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梅雨対策

2006年06月05日 | 音楽
高校のころ、雨が降ると休講にする先生というものがいた。
今になると、なんだかその気持ちわからぬでもない。
本当に雨が嫌いだ。もうすぐ梅雨だ。かなわん、かなわん。

雨対策として、なにかよい耐水靴を買わむと思えど、毎年果たせずにいる。

そこで、雨対策のCDでも考えてみる。このあたりかのう。

ブラームス:VNソナタ全集
シェリング(ヘンリック), ルービンシュタイン(アルトゥール), ブラームス
BMG JAPAN

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リハビリ?

2006年05月26日 | 音楽
音楽を聴きながら、手が空いているので、ブログの無駄な更新を試みる。

このところ、ブラームスばかり聴いていたので、ジャズを聴かむとす。

ところが、耳のほうがクラシックに慣れてしまっていて、なかなかジャズを聴く気分にならぬ。そこで、なにか良いものはないかと CD ラックを漁っていて見つけてきたのが、これ。

本を読むような気分でこれを聴きはじめると、しまいには体が微妙にスヰングしてくるというリハビリにはうってつけの一枚じゃ。

マリガン・ミーツ・モンク+4
ジェリー・マリガン&セロニアス・モンク, ウィルバー・ウエア, シャドウ・ウィルソン
ビクターエンタテインメント

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脳内、作曲家マップ??

2006年05月17日 | 音楽
頭の中で勝手なマッピングを行うということがよくある。たいがい、人には言えないような変なマッピングをしている。以下一例。

バッハ徳川家康
モーツァルト徳川家光
ベートーヴェン徳川吉宗
ブラームス徳川慶喜

綱吉は誰だとか、あの人は西郷隆盛だなどと考えてみると存外楽しいものである。
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黄金虫(コガネムシ)

2006年05月11日 | 音楽
ブラームスの 4 Serious Songs op. 121 のなかの一つ Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh は「黄金虫(こがねむし)は金持ちだ」の歌(中山晋平・黄金虫)に似ていると思ったら、これは有名なことであるのだそうだ。

それどころか、世の中にはもっと黄金虫に似ているものがあるという
(http://www.nhk.or.jp/kimakura/dokonite02.html)。

ブラームスのコガネムシ(Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh) はフリーのソースを見つけたので、貼っておこう。同ページの Download Now をクリックしてチェックすべし(べし=可し=可能の助動詞=「ダウンロードすることができる」)。
http://music.download.com/davidnewman/3615-8277-100321560.html
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布拉姆斯

2006年04月11日 | 音楽
またブログを更新せぬようになっていたので、せめて買った CD でも貼っておくのだ。

わしは、もともとクラシックなど聴く趣味はない。というか、クラシック嫌いであると公言してきた。それが最近、ブラームスにはまりかけている。日頃の行いが悪いのでバチが当たったのかもしれぬ。

ブラームスは重いとか暗いとかいろいろ言われるのであるが、なぜかワシには聴きやすいのだ。へんだなあ。

ブラームス:クラリネット・ソナタ
ウラッハ(レオポルト), デムス(イェルク), ブラームス
ユニバーサルインターナショナル

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フランスの反iPod法案

2006年03月22日 | 音楽
仏下院、米アップル「iPod」限定の楽曲販売を禁じる法案可決、だそうである。Apple 社は「国が海賊行為を後援」と怒っている。

政治的な話であるから、コメントせぬ方針であるが、このケンカなかなか面白ろそうだ。ワクワク。
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だまされたと思って聴くジャズ

2005年08月23日 | 音楽
人間の煩悩には限りがないというが、その端のほうには自分の好きな音楽を宣伝したいという尻馬にのった欲望がある。

そういう欲望からお薦め音楽リストなどを作ろうとしてみるが、うまくいかない。どだい自分の欲求のために作るのであるから、躊躇というものがある。逡巡しながら書いていると、自分でいやになってしまう。

さて、ジャズというのは不思議な分野で、入門書が書店にあふれているわりに聞いている人が少ない。入門書を買う→だまされたと思ってCDを買う→「だまされた!」というパタ-ンが多いのではあるまいか。

入門書の著者はだますつもりなど毛頭ないのだろうが、なにぶん聴く人の好みやバックグラウンドというのはさまざまだし、期待するところも違う。嗜好というものは言葉で書ききれるものではなから、本で読んで期待して買ったCDにがっかりするのは致し方ない。

また、聴く立場から言うなら、音楽というものには、プログラミング入門とか、盆栽入門という具合にだれでも習得すべき基礎というものがあるわけでもない。かりに基礎があったとしたって、学ぶのに楽しくなければだれも時間と金を費したりしない。

やっぱり初心者はだまされる運命にあるのである。

そう観念した潔い人のために一枚ばかりお薦めしておくことにしよう。

The Essential Vic Dickenson
Vic Dickenson
Vanguard

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