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4月19日(水)ヤフーの新聞ダイジェストの人気

2006-04-19 00:49:48 | マスコミ・メディア
 テレビ、新聞、雑誌というのは、公平にたくさんのニュースを扱っているのかと思えば、そうではない。最近問題の将棋のニュースでは、名人戦は毎日だけ、竜王戦は読売だけというように、報道は偏る。しかも、マスコミというのは、30年前から構造不況業種で、ITバブルでいくつもの企業が立ち上がっているのに、テレビ、新聞は、30年前から一つとして新しい会社ができてこない。テレビは郵政利権の巣窟だし、新聞は輪転機、印刷機を備えなければならないという造船レベルの重装備で、誰もこんな能率の悪い会社など経営したくない。雑誌もまあ同じようなもの。
 さらにその企業体質に至っては、朝日も講談社も新潮社も、天皇といわれるフォード二世、三世のような世襲制が延々と続いていて、民主化企業とは程遠い。読売が決して巨人の悪口を書かないように、あんなものはマスコミとは言えない場合も大いになる。
 そこにヤフーの新聞というのは、いわば46都道府県にある、46の田舎新聞のなかから、ちょっとはまともな記事までピックアップしているのが、誉められているようだ。トピックスから、関連、コラム、解説などである。
 地方の田舎新聞というのは、有名なものに、秋田のさきがけ新聞は、自分が地球の中心だと思っている節がある。横暴で独裁主義だというのは、有名な話だ。田舎には県庁と県警しかなくて、それと癒着報道している地元紙には、世界に怖いものが全くないという例えだ。しかし中味は子供程度で田舎だからそれで通るとも言われている。しかし、そんな組織の中でも新聞記者でございといえば、10人に1人くらいはまともな人もいて、たまに面白いオリジナル記事もあるわけで、秋田魁とか、中国新聞などはヤフーじゃなくては読めない。そういう田舎新聞のダイジェストを、ヤフーが全国に流すとなれば、これはヤフーがただで儲けているのかどうかは知らんが、田舎記者にとっては励みになる。
 知ってはいたが面白いのは、広島辺りの中国新聞が、本州四国のあの3本の橋は、存在しているから赤字がどんどん増えるという報道だ。1本1兆円といわれる橋は、1兆というお金を実にインフレ感覚で国民に植え付けた。青森のまあ洒落たスポーツ会館が、おお、そのスポーツ会館のカーリングのチーム青森が400万円横領したらしいね、笑い話。その会館が総工費30億円と聞いても、小田原の役所が作った大赤字のホテルが500億円と聞いても、ちっとも高いと思わなくなったのはこの橋のおかげで、金の単位は1兆を越えなければ大金じゃないと国民は錯覚し始めた。一人100万円負担で、100万人からお金を集めて1兆円。一人1000万円を10万人から集めて1兆円といえば、おお大金に違いないと思える。
 その橋を本州四国に3本かけて、永遠に赤字と金利を返済できないのは当然のことで、少なくとも維持に建設費の2%くらいがかかって、およそ200億円。有料道路代が年間に実はその程度。ならば、3本3兆円の建設費、金利をすべて踏み倒すと、どういうことになるのか知りたい。三井住友から3兆円踏み倒すと、この銀行は潰れるのか、多分潰れる。トヨタから同じことしても潰れる。年間政府予算の50兆円のうち、3兆円をかっぱらうと、日本は沈没するかと思うと、これは大丈夫。田舎記者がたまにいい記事を書いてくれると、発想が豊かになる。
 それなら昔角栄が東京湾を全部埋め立てるとか、谷川岳を全部削って雪を降らさなくするとか、きっと一千兆円くらいかければできるが、そういうことをすると、国が倒産する。じゃ、エジプトのようにただで1千万人の労働力を使うのか、それでも国が滅びる。共産国家じゃないぞ。
 先進国といわれるノルウェーには、瀬戸内のように陸地にフィヨルドが入り込んでいて、対岸まで500mとか、2キロくらいしかないのに、そういうのが国中に100箇所を越えて、車もいちいちフェリーで運ぶようになっているわけだ。あんなとこなら本州四国の橋の100分の1の値段でどんどん建設できそうなものなのに、それをしないのはペイしないからで、だから観光地として、また景観を汚すなという意味でも成り立っている。日本をしのぐといわれる豊かな国であってもそういうことだ。採算に合わないものを役所や公団が作っても、インフレして混乱招くだけで、だったら寝ていて何もしないでくれということになる。

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