11月30日(日)スキー用のエアバック
昨日はシーズン初滑り。スキー場にはまだろくに雪がないというのに、針ノ木谷というところでは、部分的に5mもの積雪があるわけだから、カルチャーショックを受けて、滑降してきた。
スキー用のエアバックというのは、フランスで開発されたようで、先週テレビで見かけた。フランスという斜陽国も、遊びに関してはまだまだ一流を誇っているんだなと何だか納得。
30年前は日本の企業駐在員が多い都市のなかで、パリは2位くらいにランキングしていた。ところがいまどきは10位にも入っていないで、パリで何の仕事がある?と馬鹿にされている。旅行にしても、パリに行くとは、20年前の話で、とうの前からインドネシアの「バリ」と聞き間違えるし、フランスにいくといえば、なんだか怪しい感じもする。
だがしかし、本来のフランスというのは、世界の芸術の発祥でもあったしスポーツでもそうだ。登山はもちろんなのだが、スキーも、パラも、遊びに関してはフランス人は世界でも群を抜いてきた。ロック音楽とサーフィン以外の世界のすべての学術と芸術は、政治も軍事も経済もスポーツも、フランスを発祥としているという説もある。
エアバックとは雪崩対応なのだが、特に今どきの新雪なだれでは、深く埋没しないことが重要で、雪崩の衝撃を受けたときに、担いでいたエアバックが急速に膨らんで、降ってくる雪の嵐のなかで、浮力があるために上に上に体は浮かびあがって、埋没しないという理屈になっている。テレビでは、実際に装着して滑ったボーダーが、といっても、傾斜50度以上を滑ってくるほとんど死にそこないのボーダーなのだが、雪崩に埋没したときに、このエアバックのおかげで死なずに済んだというお話である。連中に言わせれば、雪崩を起こした時に、左右に瞬時に抜け出て、雪崩よりも速く滑り降りることが重要という、ほとんどへ理屈を持ち出すのだが、滑降中に二度目の雪崩を起こした時に、そこは広い尾根の上で、彼は左右に逃げる場所がなく、直線レースで雪崩れと勝負していたのだが、これでは勝てない。まあこんな空撮のような映像が残っているとは、どこかのメーカーのデモンストレーションの滑降だったことは間違いない。春の表層雪崩である。
でもまあ、どこまでも遊びと追求して技術革新していくのだから、フランスというのは、面白いわけだ。昨日のスキーで、雪崩跡(デブリ)は、5回くらい見かけたもので、こんな話を思い出した。
昨日はシーズン初滑り。スキー場にはまだろくに雪がないというのに、針ノ木谷というところでは、部分的に5mもの積雪があるわけだから、カルチャーショックを受けて、滑降してきた。
スキー用のエアバックというのは、フランスで開発されたようで、先週テレビで見かけた。フランスという斜陽国も、遊びに関してはまだまだ一流を誇っているんだなと何だか納得。
30年前は日本の企業駐在員が多い都市のなかで、パリは2位くらいにランキングしていた。ところがいまどきは10位にも入っていないで、パリで何の仕事がある?と馬鹿にされている。旅行にしても、パリに行くとは、20年前の話で、とうの前からインドネシアの「バリ」と聞き間違えるし、フランスにいくといえば、なんだか怪しい感じもする。
だがしかし、本来のフランスというのは、世界の芸術の発祥でもあったしスポーツでもそうだ。登山はもちろんなのだが、スキーも、パラも、遊びに関してはフランス人は世界でも群を抜いてきた。ロック音楽とサーフィン以外の世界のすべての学術と芸術は、政治も軍事も経済もスポーツも、フランスを発祥としているという説もある。
エアバックとは雪崩対応なのだが、特に今どきの新雪なだれでは、深く埋没しないことが重要で、雪崩の衝撃を受けたときに、担いでいたエアバックが急速に膨らんで、降ってくる雪の嵐のなかで、浮力があるために上に上に体は浮かびあがって、埋没しないという理屈になっている。テレビでは、実際に装着して滑ったボーダーが、といっても、傾斜50度以上を滑ってくるほとんど死にそこないのボーダーなのだが、雪崩に埋没したときに、このエアバックのおかげで死なずに済んだというお話である。連中に言わせれば、雪崩を起こした時に、左右に瞬時に抜け出て、雪崩よりも速く滑り降りることが重要という、ほとんどへ理屈を持ち出すのだが、滑降中に二度目の雪崩を起こした時に、そこは広い尾根の上で、彼は左右に逃げる場所がなく、直線レースで雪崩れと勝負していたのだが、これでは勝てない。まあこんな空撮のような映像が残っているとは、どこかのメーカーのデモンストレーションの滑降だったことは間違いない。春の表層雪崩である。
でもまあ、どこまでも遊びと追求して技術革新していくのだから、フランスというのは、面白いわけだ。昨日のスキーで、雪崩跡(デブリ)は、5回くらい見かけたもので、こんな話を思い出した。