今回の花の旅は、ゆったりペースとなりました。
この時期は、咲いている花の種類が少ないことと、主な花のスポットは既に訪ねているので、今まで見落とした場所を拾うようなルート選定になったからです。
青森のねぶたを見た後で、何処へ行こうかと考えました。
青森県、岩手県にハスやスイレンの未訪問先は殆ど残っていません。それ以外この時期、花に会える場所は山の上だけですが、猛暑に腰が引けて、山に登っていく勇気が湧きません。
そこで、未訪問の観光地に足を運んでみることにしました。
最初の目的地は奥入瀬渓谷です。
青森市街から国道103号線を八甲田方面へと向かいました。
市街地を抜けた少し先でモヤヒルズの看板が目にとまりました。
モヤヒルズという名には記憶があります。確かコスモスの名所にリストしていたはずです。
国道から外れ、モヤヒルズの中に入って行きました。
記憶通り、スキー場をメインとするレクレーション施設、モヤヒルズのゲレンデにコスモスが咲き始めていました。
まさか、8月上旬のこの季節にコスモスを見るとは思ってもいなかったのですが、さすがに北国だけのことはあります。
モヤヒルズを過ぎると、国道103号線は徐々に高度を上げてゆきます。
途中の展望台から、雲の中に岩木山が見えていました。
この山をみると必ず私は、「津軽♪~平野に♪~ 雪降る頃はよ♪~」のメロディと共に、あの吉幾三の人なつっこい笑顔が目に浮かびます。
それにしても「よし、いくぞ~」なんて、考えてみれば、なんともふざけた名前ではあります。
ちなみに、私のカラオケの十八番は「雪国」ですが・・・・・、はい、そんなこと誰も興味ないですよね。
更に高度を上げて行きますと、目の前に八甲田山の姿がはっきりと見えてきました。
そして、酸ヶ湯温泉に到着しました。
八甲田山に登ったときも含め、この温泉の前までは何度も来ているのですが、実はあの有名な千人風呂に入ったことがないのです。
今度こそはと、朝風呂をしゃれ込むことにしました。
しかし、朝8時から9時までの間は女性専用タイムだとかで、男性は入浴禁止です。
待つこと十数分、今回やっと念願の、男ばかりの混浴千人風呂に浸ることができました。
ん? 語順が紛らわしいです。
「念願の」は、「混浴千人風呂」にかかり、「男ばかりの」とは関係ありませんので、念の為。
朝から温泉に入り、身も心もさっぱりと、国道103号を南下します。
ほどなくすると、睡蓮沼にでました。
しかし、時期が遅すぎたのか、花の咲く時間に早すぎたのか、睡蓮沼にスイレンの花の姿を見ることはできませんでした。
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