紙ジャケ復刻~Jackson 5/ Live In Japan

2007年11月29日 | soul,r&b
昨年12月にThe Temptationsの『Live In Japan』が紙ジャケ復刻になった。LPの頃から欲しいと思っていたのだが、25年以上前からすでにレアで、中古で3000円ぐらいはしたので躊躇していたらいつの間にか見かけなくなった。そして復刻の情報を得ると限定盤だしさすがに逃したくなかったので、今までした覚えもない予約をして買ったのである。でも結局3000円以上したが...

今回は同じくMotownのドル箱スター『Jackson 5』の『Live In Japan』も復刻になっていた事につい最近気がついた。

JACKSON 5 / Live In Japan
In Japan!
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1973年4月30日大阪厚生年金会館でのLiveの模様である。
私自身特にJ5のファンではないのだが、やはりこの時期のLive音源、それもMotownのバックミュージシャンと考えれば絶対に聞き逃せない。特にTempsやJ5のサウンドはかなりFUNKしているからね。多分基本的にライン録りなので、別録りした観客の声との一体感が薄いのでちょっと寒く聞こえるが、内容はかなりいい。彼らが『どもありがと』と片言の日本語を話し、何とか一生懸命コミュニケーションを取ろうとしているのが伝わって来る。Tempsのアルバム同様かなりFUNKな内容です。

J5のヒットナンバーの他にMichaelとJermaineのソロ作からのナンバー、そしてStevieの『Superstition』 やTempsの『Papa Was A Rolling Stone』をやっている。そう言えば他のLive盤ではSlyの『Sing A Simple Song』をやっていた。

J5ファン以外でもFUNK好きであれば是非聞いておきたい音源であろう。

J5のChristmasアルバムは一家に一枚と決まっている。もちろん家にも一枚備えてある。

JACKSON 5/ The Best Of Christmas Collection
クリスマス・ベスト
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AVERAGE WHITE BAND Live At Blue note Tokyo(#278)

2007年11月28日 | FUNK
AVERAGE WHITE BANDのLIVEに行って来ました。



直訳すると『平均的な白人バンド』、要は『どこにでもいる白人バンド』って意味な訳ですよ。何とも自虐的に聞こえる名前...

しかしよっぽど自信がなけりゃあ付けられない名前ですね。50'sぐらいからBlue Eyed Soulってのが流行りました。Elvis Presleyあたりがその流行の火付けだったのでしょうか?音楽的に言えばアメリカンポップスってのは白人が黒人の真似をし続けて出来上がって来た。白人はいつの間にか音楽的に黒人に対しコンプレックスを抱くようになった。『黒人のように歌ってみたい、黒人のようにプレイしてみたい。』これがポップスを作り上げて行った。

Average White Bandはイギリス、それもスコットランドで生まれたと言うSoul/Funk系では当時かなり珍しいバンドであった。イギリスの人たちは元々懐古主義であり、今でもBluesやMotownサウンドに人気がある。そういった中で当時の最先端を行くFUNKサウンドを打ち出して行ったAWBにはホントに敬服する。スカスカのリズムセクションに絡むSaxの2管、歌もほとんど2声、普通に黒人では出せないサウンドであったかも?


オリジナルメンバーは二人だけ、Allan Gorie(Bass&guitar)とOnnie McKintire(Guitar)でした。

やはりもう一人のリードボーカルであったHummish Stuartがいないのはちょいと寂しかったが、サポートメンバーが素晴らしく、還暦を迎えているだろうオリジナルメンバーのAllan&Onnieも年を感じさせない元気なプレイを聞かせてくれた。アンコールはお約束のようにPick Up The Piecesで観客もそれに合わせみんな立って踊っていた。

今回の来日メンバー
Onnie McIntyre(Guitar/Vo.)
Alan Gorrie(Lead Vo./Bass/Guitar)
Klyde Jones(Lead Vo./Bass/Keyboards/Guitar)
Fred Vigdor(T&A-Sax/Keyboards/Vo.)
Rocky Bryant(Drs.)

Klyde Jonesのマルチぶりにはどの観客も驚いたであろう。どの楽器でもバッチリなのだ!最初にBassを持って登場したが、途中でKeyb.に行ってLeadも取ってしまう。それがStevie系で超上手い。きっとGuitarも弾くだろうと思ったが、Guitaristが二人もいるから弾かねえだろう?と思ったらバリバリGuitarソロまで披露しちゃった...
彼はきっとDrs.も叩くであろう。

あとはSaxの『V』のSaxがとても上手くて良かったっすね。さらにAllanがKeyboardを弾く場面があったのが驚きでした。El-pの音色がAllanはWurlizer系で、『V』はFender Rhodes系だったのはちょっと興味深かった。

1st Album『Show Your Hand』



2nd Album『Average White Band』
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3rd Album『Cut The Cake』
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4th Album『Soul Searchin'』
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5th Album『Live/Person To Person』
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1stは現在入手困難であるが、他のアルバムは入手可能である。ベストアルバムも出ているし、Free Soulからもコンピが出ているのでまずはそちらでチェックしてみてもいいかも?

Pickin' Up the Pieces: The Best of Average White Band
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『Free Soul』
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是非また元気で来日してくれるとうれしいね。今度は是非Humish Stuartが参加してくれないかな?

恵比寿ガーデンプレイス(#277)

2007年11月25日 | LIVE レポート
恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場、バカラシャンデリア前でで土日、休日に行われるXmas LIVEが昨日(11/23)からスタートした。

   

出演したのは私たち『吉田英樹&Ato NO Choir』である。Ato NO Recordからは『Chews』、外部で吉田が指導する『TFOS Choir』が参加した。






吉田クラスお得意の合同ナンバー、『Make Us One』『Shake The Foundation』を披露、総勢20名程ではあったが、その迫力とハーモニーは寒空の下にたたずむガーデンプレイスに。Xmasシーズンの到来と温もりを与えたに違いない。
その後はTFOS Choirが『Thank You』、Chewsが『Trust In You』のそれぞ勝負曲を披露した。

その後吉田のアカペラ独唱で『Silent Night』を披露、野外ではあるが、ドーム状の天井と周りのビルに反響するため、ほぼマイクはいらない状態であった。そして『I Believe I Can Fly』『Oh Happy Day』を吉田のリードで披露、寒空の中300人以上のギャラリーがベンチ、そして足を止めて聞いていてくれたことはホントにありがたいことですね。主催者の方にもとても喜んで頂きました。




12/9(日)には『DOTS』と『TFOS Choir』を迎えて15時~/17時~の二回ステージでお送りします、入場無料ですから暇があったら是非来て下さいね~。



うた魂♪(#276)

2007年11月22日 | 映画


私が歌唱指導で携わった日活映画、『うた魂♪』が完成!2008年春に封切りが決まった。監督:田中誠/脚本:栗原裕光、田中誠




19日に零号試写が五反田の『IMAGICA』であったので、薬師丸ひろこさんのボイトレを担当したyoshikoと一緒に見に行きました。

吉田の担当は主人公『かすみ』(夏帆)が所属する『七浜高校合唱部』のライバル校『湯の川学院合唱部』の歌唱指導であった。薬師丸さんの役は七浜の顧問(産休教員)であるから、yoshikoと吉田は敵対関係と言うことになる。

映画の仕事は昨年少し携わったが、今回のように本格的なのは初めてだ。旧知であったこの映画の音楽プロデューサーから依頼を受けたのだが、何と尾崎豊の曲を合唱すると言う破天荒な話であった。それも聞いた当初はGospel風と言う事であったが、実際にはGospelぽくは無かったのだが、全く合唱らしからぬ仕上がりになったのは確かである。ガレッジセールのゴリ扮する『権藤』がしょっぱなから何度か発する『スピリチャル』と言う言葉がGospel的であり、タイトルのうた『魂(タマと読む)』ともオーバーラップする意味で、広義な意味ではGospel的とも言える?



主人公の合唱部である『七浜』チームは本番前にしても今ひとつ伸び悩んでいると言う噂が耳に入って来た。そりゃあ何しろ『七浜』は全国大会常連校と言う設定である。そのレベルを目指さなければならないって事はかなりのプレッシャーであるはずだ。
逆に私が指導した『湯の川』チームは不良が突然合唱に目覚めて始めた設定、当然何のプレッシャーも無くのびのびと出来たせいか、最初の段階から非常に評判が良かった。音楽は素人なメンバーがほとんど、ある程度苦戦を強いられる事を予想していたスタッフはホントに驚いてました。奴らの声がでかかったのとその強面のルックスで迫力で押せたと言うのも追い風になったであろう。

しかし実際完成を見る(聴く)と『七浜』は見事に全国大会にエントリーできるレベルにしっかり仕上がっていた。クランクイン直前のラストスパートが凄かったらしい...


合唱部のソプラノパートリーダー・荻野かすみは、歌っているときの自分が大好きな女子高生。才能と美貌に恵まれた彼女には、輝ける未来が約束されている……はずが、待ち受けていたのは予想外のハプニングだった。しかし、そのショックと挫折をきっかけに、かすみは、自分の歌に足りなかった“大切なもの”に気付き、合唱の真の素晴らしさに目覚めていく……。



 『うた魂(たま)!』は、歌に青春を賭けた一人の少女の成長を描いた感動の青春エンタテインメント。ちょっと自意識過剰なヒロインを、キュートかつコミカルに演じるのは、伸びやかな演技で将来を期待される若手実力派女優・夏帆(『天然コケッコー』)。そして、湯の川学院合唱部のヤンキー部長に人気お笑いタレントのゴリ(ガレッジセール)、七浜高校合唱部の顧問を、透き通った歌声を持つ女優・薬師丸ひろ子が演じるほか、石黒英雄、徳永えり、ともさかりえ、間寛平らが出演している。


私が独自に思うハイライトシーン

1.前半の発表会での『15の夜』を歌うシーン~この迫力は凄いぞ!

2.地区予選決勝で『湯の川』が見た目で出場停止になるところ、かすみが権藤のお株を奪い、十八番『真剣十代』で語る場面~これは笑えました。

3.地区予選決勝で『七浜』が歌う『青い鳥』(ゴスペラーズ北山氏作曲)の完成度!
ゴスペラーズは審査員役で出演しています。北山さんとは少し話したけど気さくでいい人でした、そして低くて響くいい声でした。

4.フィナーレになるシーン、ここは見るまでのお楽しみだ。感動っす!

番外:エンドロールでは湯の川歌唱指導 吉田英樹/発声指導 内川佳子(薬師丸ひろ子担当)と言うクレジットが出るのでお見逃し無いように!

夏帆ちゃんを生で見ましたが、とっても可愛いけど普通に高校生って感じでしたね~。徳永えり(ミズキ役)ちゃんや亜希子(楓役)ちゃんといつも一緒でした。

公開がホント楽しみです!


新記録(#275)

2007年11月19日 | Weblog
何と何と!

このところアクセス数が増えてとうとう新記録を樹立した。と言ってもランキングにも届いていないのであるが...

しかしそれもこれもこんなマニアックで気まぐれなブログにつき合ってくれている皆さんがいるからです。皆さん毎度ありがとう!

ちなみに今週は1日平均100アクセスを超えて、11/16に162アクセスを記録!週間でも807アクセスを記録、記録尽くめの週であった。

実は本日47歳の誕生日を迎えてしまった。毎年やり残している事がどんどんたまって来ているので、そろそろ無理が無い程度にこなして行かなきゃな。まずひとつは吉田Methodの完成である。ここ数年で歌うための発声に関しては独自の理論が固まって来ているので、これに関しては皆さんどうぞ御期待下さい。と共に今後もどうぞよろしくお願いします!

南米の旅#2 Sao Paulo~Foz Do Iguacu~イグアスの滝の巻(#274)

2007年11月16日 | Weblog
さて、前回はサンパウロ止まりで、今回の旅行が決定するきっかけや移動中のエピソードで終始してしまった。


さ~て続きだよ~ん!

南米最大であるサンパウロ空港でマリアさんと別れた後、少し小腹がすいたので良さげな店を物色、ブラジルまで来てマックもないのでうろうろしていたが、結局結構地元民が利用しそうなカウンターの店にした。

メニューがポルトガル語だ!当たり前だがさっぱりわからん、しょうがないからカウンターのマスターらしいおっちゃんに『英語のメニューを見せてくれないか?』と聞いたら少し探して持ってきてくれた。たぶん普段ほとんど使用しないのであろうか?そう言えば空港では意外にも日本人らしき人を見かけず、日系人もほとんど見かけなかった。

頼んだのはカプチーノとパンである。ここで食べたのかは忘れたが、ブラジルはポンデケージョの本場である。さすがに旨い!モチモチ感が日本で食べるのとは全然違うのだ。
それに比べカプチーノは違う。どうもカフェモカみたいにチョコが入っているような微妙な味。期待していた味とあまりに違うのでがっかり。これはイグアス観光が終わり、Foz Do IguacuからSao Pauloに移動する時にもう一度挑戦したが、やはりまずいカフェモカのようだ。

ブラジルに行ったらけしてカプチーノを頼まないで下さい!(甘いもの大好きの人以外は)


さて寄り道はこのぐらいにしておこう。Sao PauloからFoz Do Iguacuに移動だ。ブラジルの国内の移動だから税関もないしセキュリティーも緩い。機内ではコーヒーを頼んだ、本場だからね。飲んだ瞬間吹き出しそうになる。

あまーーーい!

かなり濃いエスプレッソな奴に砂糖を溶けるだけ入れた感じ。ブラジルでは濃いコーヒーにたくさん砂糖を入れるとは聞いていたが、好みで入れるのかと…
私はコーヒーに砂糖は入れない。ミルクもカフェラテかカプチーノにするときだけだ。国が違うと常識がかなり違うって事を思い知らされた。




さてFoz Do Iguacu空港に到着すると出口でサンバ隊の演奏と歌で迎えてくれるのだ。(写真上)サンバの国らしいお出迎えだ。そしてロビーでは『フェルナンド』と言う日系人のガイドが待っていた。かなり日本語が達者である。そうすると横から義妹『あっきー』が現れた。3ヶ月ぶりだが、久しぶりな感じとつい昨日のような何とも複雑な感じである。でも結構元気そうで安心した。そしてどうやらフェルナンドはイグアスの滝のツアーではすべて同行してくれるらしい。これでまた安心である。
空港からフェルナンドの車で宿泊先であるCarima Hotelに送ってもらう。次の日は8時に迎えに来ると約束して別れる。
Carima Hotel

彼は日本と韓国のハーフでアルゼンチン生まれ(国籍もアルゼンチン)、ブラジル人のお嫁さんをもらってイグアスに住んでいる。韓国籍は持っているが、日本国籍は持っていないらしい。ポルトガル語、スペイン語、ハングル語、日本語、そして英語も勉強中だと言う。5カ国後のバイリンガルですな、凄いや!24歳だがすでに2歳の子供がいる。

夜はりりー、あっきー、hidejeeでホテルのディナーを取った。ビュッフェスタイルで初日だからまあまあに感じた。(下の画像)




ブラジルはまだ春だったので日中は暖かいが、夜は結構冷え込む。ひとつ驚いたのがトイレにペーパーを流してはいけないのである。空港では流してしまったが、大きなくずかごがあってそこに入れなきゃいけないらしい。公衆トイレの大便器は足元が見える程あいていて、上の仕切りも低い。なんとも慣れるまで数日かかった。出る物も出るもんじゃない、全く~!


朝だ~ホテルの朝食を取ってロビーに行くとあっきーが待っていた。受付カウンターの向こうにフェルナンドの姿が見える。いよいよイグアスの滝にお目にかかれる。アルゼンチン側からの観光にしたので国境を越えるのである。その前に税関がある。Carima Hotelからは徒歩でも10分程、国境も車で5分程である。橋のまん中に国境の目印がある。(下の画像)




また長くなってしまった。

イグアスのスペルはアルゼンチンでは『Iguazu』、ブラジルは『Iguacu』である。

アルゼンチン側のイグアスの滝に到着。中にはアライグマやレッサーパンダに似た動物がいた。『アナグマ』である。日本にいるアナグマよりも遥かに鼻が長い。かなり観光客慣れしているようで、かなりずうずうしい。観光客のバッグをあさったりゴミ箱をあさったりとかなり卑しいのである。ここでは名物であるらしい。

  

そして遊園地の列車のようなセコい列車で滝に向かうのだ。(下の画像)



うわあ~!また滝の前に終わってしまう。


次回滝をお楽しみに!





ピレネー犬~でん次郎(#273)

2007年11月16日 | 動物
このところ音楽コラムといいつつLIVEレビュー、旅行記、CDレビュー、LIVE告知、しまいには犬、猫等かなりバラエティーなブログになっている。

最近でん次郎ネタが出ないと思っていた皆さん、お待たせしました。



でん次郎を知らない皆さんに少々説明しておくと、3歳(もうすぐ4歳?)のピレネー犬(グレートピレニーズ犬)です。
欧州フランスとスペインにまたがるピレネー山脈あたりが原産で最大級の大型犬である。ちなみにでん次郎は53kgもある。介助犬としても知られており、でんも調教を受けているので時々介助犬としてかり出される。

今まで犬を飼ったこともありませんが、飼い主である近所の友人(ミュージシャン)が闘病中のため、毎日この大型犬を散歩に連れて歩くのが困難であるので代わりに散歩に連れて行っている。入退院を繰り返す飼い主と一時なかなかタイミングが合わずしばらくお休みだったが、最近また復活している。

小型犬が主流の現在、他の犬の散歩時間を避けて散歩に出る。必然的に深夜になるのである。調教を受けているので非常におりこうさんのでん次郎君であるが、何しろ巨大である。ミニチュアダックスやチワワ等の小型犬と少々じゃれたとしても骨折させてしまう事もあるため、まず遭遇しないような時間に散歩させるのだ。ちなみに山岳犬であるため寒さには強いのであるが、暑さにはめっぽう弱い。そう言った意味でも深夜になってしまうのだ。日本の気候はけして『でん』に適していない。



真っ白な長い毛にマスティフ系の顔面、つまり口びるがベローンと垂れ下がり、耳はダンボのように大きい。振っているしっぽに当たると凄い衝撃がある。一番特徴的なのが雪山対応の後ろ足の狼爪である。そして遠目で見るとまるでシロクマ君だ。

私の家も飼い主さんの家も慶応大学のキャンパスの近くで、横浜市と川崎市の境目にある。矢上川沿いが散歩コースになるため
毎日徒歩で横浜と川崎を行き来している事になる。

作夜もでん次郎と40分程歩き、走り回った~。

上の二枚の画像は以前撮ったもの。

下は作夜の画像、夜のため今ひとつ写りが良く無いが貼付けておきま~す。





Real Soul Singer/Ledisi(#272)

2007年11月15日 | soul,r&b
昨日六本木ミッドタウン内にある、Billboardに行って『Ledisi』を見て来た。

Lost & Found/Ledisi


Lost & Found
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Ledisiの五年ぶりになる日本公演、東京では初だと聞く。だいたい五年前は大阪のみ?だったから知らぬ間に来ていたらしい。2年前にIncognitoのゲストで福岡に来ているが、Ledisi名義としては5年ぶりなわけだ。

東京在住ながら初来日の大阪、二年前の福岡と今回の東京公演三日間皆勤と言う強者がいる。時々このブログにも登場するkazueさんである。彼女とは大阪で知り合ったと言う神奈川在住のKay-Tも同様、Ledisiフリークの一人。
この二人驚く事なかれ!Ledisiの友人である。何と福岡公演の次の日Ledisiの市内観光につきあったと言うから恐れ入る。

帰り際彼らのおかげで楽屋を訪れる事が出来た。Ledisiはめっちゃくちゃ明るくていい人。何とあの中西圭三氏も訪れていた(彼は一度BarkleyでLedisiのレッスンを受けた事があるらしい)。メンバーもとっても気さくでとにかくいい雰囲気であった。
下の画像左から二人目が彼、左はハーモニーボーカルをやっていたメンバー。右隣はLedisi、意外に小柄である。



私はkazueさんのカメラに収まっているので今度もらってアップします。

私自身Billboardに行くのは初めてである。それにしても東京ミッドタウンは広すぎてわけわから~ん!以前当ブログで書いたが、オープン直後リッツ・カールトン・ホテルでのプライベートパーティーに呼ばれて行った以来の事なので中を探
索したことは無いのである。それも端っこだしね。


さて本題のLedisiのLIVEであるが、結論から言えば彼女は人間じゃない。だって凄いと言う形容詞では表現しきれないからだ。
歌が上手いとか音域が広いとか声がでかいとか、はたまたスケールがでかいとか、そんなありきたりの表現は全く持って当てはまらない。

Ledisiを測るスケールなどこの世にありゃしないからだ。

通常私が黒人アーティストのLIVEを見に行くとだいたいよく声を出す。多分声がでかいので回りは迷惑しているかと思うが…

今回はあまりの迫力に息を飲んでしまったのである。時々出るのはLedisiのあまりの奔放さと奇妙な声に驚き笑って吹き出してしまう声であった。

なぜか右手を骨折したらしくギプスをはめていたが、自由になる左手を振り回し、じだんだ踏んで叫ぶはわめくは、それがなぜか音楽的であるから不思議だ…
いやいや~Ledisiは音楽理論もしっかり学んでいるしかなりのインテリなはずである。でもLedisiはまるで子供のよう、それともアフリカの大地を裸足で野生動物たちと戯れているようである。

きっと彼女は動物達と話が出来るに違いない。

オマケのようになってしまうが、バンドのメンバーが超テクニシャン揃いで素晴らしかった。特にDrs.は凄い!BassもGroovyでPowerful、GuitarはLedisiの陰に隠れて地味に映ったと思うが、彼は凄いですよ。そして彼らはLedisiとプレイするのが楽しくてしょうがないといった感じ、Ledisiの人柄でしょうか?とにかくいい雰囲気でしたね。

そんな私がLedisiと出会ったのは6年前、渋谷のレコファンだと思うが、お薦めのコメントでなかなかよろしい事が書いてあり、ジャケがいいので冒険してみた。

一曲からぶっ飛んだ!でも絶対聞いて下さい、これ以上説明しませんよ。


Soul Singer

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この1stはアマゾンでも見つからなかったのでUS Amazonのリンクになっています。



Soul Singer ~Revival~
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生がいいのは当然ですが、CDでも十分凄いので聞いた事がない人は是非新譜を聞いて下さい。あなたもLedisiの魔力に引きずり込まれる事間違いないでしょう。


南米の旅#1~Houston~Sao Paulo(#271)

2007年11月13日 | Weblog


ナイヤガラの滝やビクトリアの滝と共に世界の三大瀑布と呼ばれるイグアスの滝、ユネスコが指定する世界遺産の一つである。


さーて、なぜ地球の真裏であるブラジルを選んだのか?


1.サッカーの聖地であるから

2.グレイシー柔術やシュートボクセがあるから

3.リオのカーニバルを見に行くため。

4.ヨーロッパや北米等は何度も行って飽き飽きしていたから…

5.サウダージな音楽が大好きだから。

6.コーヒーの本場だから。













どれも不正解である。

まず1のサッカーにはほとんど興味がない。

2の総合格闘技は大好きだが、そのために行くほど暇じゃあない。

3リオのカーニバルは3ヶ月以上先である。

4.海外旅行は7年前にN.Y.に一週間滞在したのみ、初心者同様である。

5.FUNK好きはあまりサウダージを好まない。

6.コーヒーはモルティブと決まっている。




なぜ???



今回の同行者、りりーは私の配偶者(そりゃあ新婚旅行だからあったり前か?)。海外はヨーロッパ、オーストラリア、東南アジアと豊富な経験を持ち英語も結構イケる。だからブラジル?いや、りりーが以前から行きたいと言っていたのはアフリカ、もしくは『マチュピチュ』(ペルー)であった。つまりブラジルを経由する事になったのは別の理由がある。


りりーの妹『あっきー』が今年7月から日系ブラジル人対象の日本語教師として派遣され、そのあっきーの赴任先はイグアスの滝と同じパラナ州にある『パラナバイ』と言う町であった。そこで持ち上がったのがイグアス経由のマチュピチュと言う南米ツアーであった。りりーがそんなツアーをネットで探して来た。決定して数日後、あっきーがネットオークションでノートPCを購入、なぜか我が家に送ったと言う...



これは暗に私に持って来いと言うことか?

はめられた~!そしてブラジルに向かう我々の荷物の三分の一はあっきーの荷物となったのであった。

しょうがねえなあ~、地球の裏側で単身、ろくに日本語の通じない町で頑張ってる義妹のためだ、と覚悟を決めたのは出発の数日前であった。

ブラジル、それもイグアスまでの距離だけでも凄いが、何しろ二回乗り換えがあるのである。成田→Houston~13時間、待ち9時間~Houston→Sao Paulo~9時間、待ち3時Sao Paulo→Foz Do Iguacu~3時間、目的地にたどり着くまでに何と計37時間かかった。おまけに13時間の時差、考えてみればあまりに贅沢な時間の使い方ではないか?


まずHouston経由の便はコンチネンタル航空、大手で機内は最新設備が揃っているがフライト・アテンダントがかなりベテラン揃い、国内線の対応と比較すると何とも大衆食堂のおばちゃん級対応と感じた。いやいや、別にサービスが悪いわけでは無いのである。

Houstonでの9時間の待ち時間では広ーい空港内でうろうろウィンドウショッピング~ここでは春の南米紫外線&赤外線対応用にキャップを購入した。さらにコンチネンタルのカスタマー・サービス・カウンターでサービスディナーのクーポン(一人8ドルぐらいだったかなあ)をもらって、フードコーナーに行って早速メキシカンのファスト・フードとビールをオーダーした。何とコロナには小瓶と大瓶があったのだ~、大瓶は日本では見た事が無い。(下の画像右がいつものコロナ)



何しろ9時間もあった上機内で寝る事が出来なかった(眠り姫りりーはバッチリ寝ていた)上に、サービスランチを取ってすっかり眠くなった私はガラ空きだったベンチを見つけて貴重品のバッグを枕にして仮眠を取った。

その後Sao Pauloに向かうフライトのため移動している時にこんな夕日が...
地球の裏側に近いHoustonにもこんな美しい夕焼けがあるんだなあ(下の画像)




そしてSao Paulo行きのフライト(コンチネンタル)に乗り込むと成田~Houstonの機種よりも一回り小さくて古い機種であった。
Sao Pauloに到着すると現地のガイド、マリアさん(日系人)が待っていた。意外にも日本語がかなり上手くって驚いた。他のツアー客は?と聞くといないと言う...
なんだよ~俺たちだけかい?Sao PauloからFoz Do Iguacuのチケットやイグアスの滝の入場券やボートの乗車券等のファイルを渡され、搭乗口を教えてもらい両替を済ませたらマリアさんとはお別れだ。

えっ?ツアーって聞いてたんだけど...

放置状態か?

何でもいいけどほとんど英語は通じないし、途方に暮れているところMcDonaldを発見!それも日本じゃ見た事が無いスウィーツ専門のカウンターである。もちろん通常のカウンターは奥の方にあったが、思わず携帯で写メ...





他の画像はデジカメだけど、これは極端に画像が悪い。


イグアスの滝の写真を期待していた人はホント申し訳ない!

話が長くなり過ぎたのである。

いやあ~、申し訳ないので予告編を三連発!









まじで凄いっす!これって滝?まるで洪水のようです。
年中洪水だよ~、そして周りはぜーんぶ滝なんですよ!

次回おたのしみに!

Soul Christmas #2(#270)

2007年11月13日 | soul,r&b
前回はDonny Hathawayの『This Christmas』をXmas Favorite Songに上げたが、第二位を上げるとすればJackson 5の『Give Love On Christmas Day 』かなあ?
The Jackson 5/Christmas Album
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MichaelのGive Love...もいいが、実はThe Temptationsのバージョンの方が好きだな。『Glenn Leonard』のファルセットリードがとても美しい。Temps歴代のファルセットリードの中でも『Damon Harris』と並んで最高のファルである。声がとってもやさしいんだよねえ。J-5ではGoing Back To Indianaをモチーフにアレンジしたと思われる『Santa Claus Is Coming To Town』が収録されている。Mariah Careyはこれを元にもっとわかりやすいアレンジになっている。なんてキャッチーなんだろう?

TheTemptations/Give Love On Christmas Day
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この曲も数多くのアーティストがカバーしている。



上の画像は恵比寿ガーデンプレイスの周りのイルミネーション。結構雰囲気があるぞ!