魅惑のSoul Ballads #18~The Dramatics(#513)

2009年08月31日 | Soul ballad

関東地方、台風が接近中です。現在も雨が降り続いており、少しひどくなりつつあるようです。皆さんの帰宅時間にはピークを迎えているかも知れません。私はこれからレッスンに出かけなければなりません。憂鬱ですねえ...

さて、そんな大雨の日に雨の曲なんて聴かなくても良さそうですが、ついアップしてしまいますねえ(爆)。

今回は私のFavoriteグループでもある【The Dramatics】の『In The Rain』。これは先日アップした『I Can't Stand The Rain』から比べるとかなり嵐っぽい雷雨のようです。

THE DRAMATICS-In The Rain



1stアルバム収録、R&B#1 / USA#5と言う彼らの最大のヒット曲。私のFaviriteシンガーであるL.J. Raynoldsは未だ加入しておらず、リードボーカルはWilliam Howard(Wee Gee)である。かなりハスキーな彼の声は非常に個性的、バリトン系の太い声ながら絞り出すようなハイトーンはめっちゃ迫力があります。メインはWee Geeだが、ファルセットのRon Banksがまた魅力的ですね。

『気が狂った思うかもしれないけど、雨の中に行かせてくれ...涙を見せたくないから』

非常に悲しい歌ですね。



あまりひどい雨にならないように祈りましょう。




魅惑のSoul Ballads #17~Glenn Jones (#512)

2009年08月29日 | Soul ballad
80's~90'sのグレートシンガーGlenn Jones、2006年には新譜を出して健在をアピールしてくれました。他のSoul系ブログでたくさん紹介されているのでさらりと行きます。

彼のヒットの中でもポップなメロディーを持ち、R&Bチャート#2まで上った代表曲だ。カーペンターズで有名なあの曲とは同名異曲である。

Glenn Jones - We've Only Just Begun



前半フックの部分はファルセット気味で押さえて歌っているが、ブリッジ後はストロングボイスで炸裂、Glennらしさが出ている。いい曲だなあ...

youtubeにはLive映像もいくつかアップされていたが、あまり音が良くなかったのでここでは紹介しません。興味のある方は是非見てください。LiveはもっとDeepで炸裂しまくります。

Glenn、また来てくれないかな?



Horn入りのJazz FUNK バンド(#511)

2009年08月27日 | LIVE Information
日中はまだまだ残暑が続きますが、夜は思いの外冷えて来ました。風邪や今流行りのインフルエンザにはきをつけましょうね。

さて、またLiveがあります。

村上こうよう氏のリーダーバンド、【Motion】はいくつかの顔を持っている。レギュラーでは5~6人編成のJazz FUNK系のインストバンド。もうひとつはTower Of PowerのTribute Liveやる12人編成の大所帯バンド。さらに今回のようにゲストボーカルを迎えてやる場合である。

そう、今回のゲストボーカルは私なのです。そして今回のDrs.はKYセッションでもお馴染みの山村マキト氏である。

9月5日(土) Motion Live At 自由が丘マルディグラ

Tel : 0337226892

自由が丘Mardi-Grasのサイト


20:00~(2stages)Charge:2500

吉田英樹:Vo.

村上こうよう:Tb.

斉藤幹雄:Tp

松田信男:Keyb.

松田俊郎:Bass

山村牧人:Drs.

FUNKナンバーが中心ですが、このバンドでしか歌っていないバラード曲もあります。特にOtis Clayの曲はここでしかやってない。二管ではあるが、Hornsがいるといないではまた迫力が違う。もちろんこうよう氏のオリジナル半インスト曲も聴ける。


是非来て下さい~。



Lady Soul #7~Ann Peebles(#510)

2009年08月24日 | Lady Soul
夏の高校野球も終了し、いよいよ夏も終わりを迎える...
と書いている間に今夏名物になったゲリラ雷雨が始まった(苦笑)。

ホントはGwen McCraeでアップする予定だったが、急遽変更!

そうです、

Ann Peebles / I Can't Stand The Rain



MemphisはHi Records制作、73年にR&B#6/Pop#38のヒットになった。特に歌が上手い人ではないが、音使いがFunkyでブルージーな曲が似合う渋い声の持ち主だ。
雨音のイメージなのであろうか?イントロのストリングスのピチカート奏法が妙な雰囲気を醸し出している。
シンガーでもあり当時Hiの専属Song WriterであったDon Bryantと結婚した。実は私はDonの方が好きであるが...
シンガーとして非凡であり、ジャンプナンバーでのキレはWilson Pickettあたりと比較しても遜色無かったので、あまり多くの作品を残していないのが本当に残念だ。

この曲は1985年にソロ活動を始めたTina Turnerがカバーしたのが有名だが、本当にたくさんのアーティストにカバーされている。

私が最初に聴いたのはGraham Central Stationの3rdアルバム【Ain't No 'Bout-A-Doubt It 】のA面ラストで歌われているバージョンである。本物の雨?の音で始まるがストリングスのフレーズはOrganとDrs.のtomで表現している。G.C.S.独得のコーラスがまたバッチリ決まっていて、どのカバーとも全く違っている。リードを取るChocolateがまた素晴らしいのである。LarryはどうやらHiサウンドが好きなのか、これ以外にもAl GreenのAin't No Fun To MeやLove And Happinessをカバーしている。

youtubeでは見つからなかったので、Voxにアップしました。

Graham Central Station - I Can't Stand the Rain


これ以外にUKのRockバンド【Humble Pie】(1974)、ディスコバージョンで【Eruption】(1978)、ストーンズの【Ron Wood】(1975)、Little Featの【Lawell George】(1979)がカバーしている。

1997年にはHip-Hop界の姉御、Missy Elliottがサンプリングして『The Rain(Supa Dupa Fly)』と言うタイトルでヒットさせている。

シンプルな曲ですが、親しまれてる曲ですね。


そうしてる間にすっかり晴れました(笑)!

私はこれからレッスンに出かけます。雨が止んでよかった。



魅惑のSoul Ballads #16(#509)~Solo

2009年08月21日 | Soul ballad
New Jack Swing一色に染まっていた90's前半であるが、中期には70's Soulに影響を受けたアーティストが頭角を現してきた。それはNew Classic Soulと呼ばれ、特にVocal Groupに注目が集まった。Troop, Jodisi, Shai, Ⅳ Example, Silkとかたくさんのグループが出てきたが、火付け役となったのはやはり【Boyz Ⅱ Men】であろう。

中でも私のお気に入りだったのが【SOLO】と言う4人組であった。当時すでに超大物プロデューサーとして君臨していたJam & Lewisが発掘してきたグループである。元々ストリートでやっていたところをスカウトされたらしいので、アカペラが得意だ。

この曲はよくあるラブバラードではなく、公民権運動を背景としたメッセージソングである。黒人初の米大統領バラク・オバマ氏の勝利宣言でもこの曲の一節が引用されていた。

本当の意味でDeepバラードなのである。


Solo - A Change Is Gonna Come 1995



【SOLO】10年ちょっと前に来日、もちろん行きました。今まで行った中でも指折りでした。いや、一番のうちの一つである。

バンドも引き連れて来てたがやはりメインは四人でのアカペラであった。
アルバムではインタルードでSam Cookeのナンバーをメドレーにしてやっているが、Liveでは畳み掛けるようにメドレーが続いた。実力派のシンガー三人によるリード、ハーモニーはまさに本物であった。

2ndアルバム以降音沙汰が無いのはホントに寂しい限りだ。

このSoloに関してはまた取り上げたいと思います。





DeepなGospelはいかが?#1~Donnie McClurkin (#508)

2009年08月18日 | Gospel
Gospelのシンガーには凄い声の持ち主がたくさんいる。

これはもうひとつのブログSoul-Jamにアップしたが、是非こちらでも聴いて欲しいということでアップします!

FUNKなGospelを探しにyoutubeに旅に出たらこんなDeepなパフォーマンスに出会ったのである。

【Donnie McClurkin】

以前からDeepな声の持ち主であると思っていた。しかし何て説得力のある声なんだろう。冒頭のDonnieの歌はホント凄い!


まあとにかく聴いてみて下さい。


Donnie McClurkin - Great Is Your Mercy (live)



途中から代わってリードを取る女性シンガー【Queenie Lennox】、【Sheila Carpenter】もめっちゃ素晴らしい。そのあとの続く若手の男性シンガーも凄い。でてくるシンガーどれもヤバい。


ではもう一丁!

DonnieとMarvin Winansの黄金のタッグマッチ、最強タッグ、無敵です!


Donnie McClurkin & Marvin Winans - STAND









Lady Soul #6 ~ Miki Howard (#507)

2009年08月15日 | soul,r&b
お盆ですねえ、そして終戦記念日。

最近は先日の台風を含めゲリラ雷雨のような異常な雨、そして地震と天災が続きました。異常気象はますます加速しているような...

今回はまたLady Soulに戻ってみます。今までは70'sを中心に活躍したシンガーを取り上げました。Miki Howardです。

1960年9月30日生まれ、Chicago出身、私と同じ年である(笑)。

私がMikiと出会ったのは今まで何度も取り上げている【Side Effect】であった。

Side Effectの3代目紅一点(厳密には4代目)として1980年発表の「After the Rain」から参加した。「Portraits」 ('81) 、「All Aboard」('82)と3枚のアルバムに参加、その後グループは契約が切れたのか、アルバムを発表することは無かった。そのグループ時代の作品「Portraits」からミディアムナンバー『Midnight Lover』を聴いてみてね~。

SIDE EFFECTS - MIDNIGHT LOVER



Side Effect時代はそのキュートなハスキーボイスでアップテンポなダンスナンバーを中心に歌わされていた。この曲はその中でも異色な大人っぽい曲。後のソロになってからのスタイルに近いナンバーになっている。


さて私がMikiに再会したのはすでにCD時代に突入---(私の場合CDに切り替わるのがちょっと遅く、1988年に入ってからである。)してからである。たぶん1989年のことだと思う。ソロ転向後の2ndアルバム【Love Confess】を中古で見つけて、Miki Howard???聞いたことある名前だ...

って思い出した時には感動を覚えたものだ。それもそのアルバムの1曲目には思いきり引き込まれてしまった。なんて素晴らしい曲、歌唱なんだろう。Side Effect時代には無かった3連のスローバラード。それもLiveバージョンです、聴いて下さい。

Miki Howard /Baby Be Mine (LIVE)



そして次はArethaのヒットナンバーのカバーから、大好きな曲だ。

Miki Howard - Until You Come Back To Me



意外な映像を発見!Blues Brothers Bandにゲスト参加して、さらにOtisで有名なこの曲をやるとは!

Blues Brothers Band & Miki Howard - Try A Little Tenderness



ホントソロになってから開花しましたね、再会と言うか見つけた時は無償にうれしかったですね(笑)!








FUNK~つかみはO.K?#6 (#506)

2009年08月14日 | FUNK
私がリーダーでやっているバンド【Goin' Banana's】ではRufus & Chaka Khanのナンバーをたくさんやっている。中でも彼ら初の#1ヒット『You Got The Love』(1974年 - R&B #1)のイントロはめっちゃかっちょいい!

まづは聴いてみて下さい。


Rufus and Chaka Khan--You Got The Love (1974)




作曲のクレジットがChakaとあのRay Parker Jr.である。

余談ではあるが、この曲が収録されているアルバム【Rag To Rufus】の中からもう一つのヒットナンバーである『Tell Me Something Good』はStevie Wonderが彼らに書き下ろした曲。なぜこれが実現したかって?それはRufusの1stアルバムでStevieの『Maybe Your Baby』をカバーしてたのを本人が聴いて気に入ったらしいとのことである


ちなみにRay Parker Jr.はこの時点ではStevie Wonderのバンド【Wonder Love】のメンバーであった。そのRayの才能を買ったStevieが紹介してこの楽曲提供が実現したとも考えられる。それよりもこのイントロのGuitarがRay自身ではないか?と言うことである。私の見解では確実にRayが弾いていると思う。2ndアルバムではまだTony MaidenやBobby Watsonは参加しておらず、白人ばかりの構成であった。



それよりも驚いてしまうのはこれ、


Chaka Khan "Funk Drum Groove"





まぢですかあ?Drs.叩いてもこんなにFUNKしちゃうんですね。

もうヤバヤバです。






FUNK~つかみはO.K.? #5 (#505)

2009年08月12日 | FUNK
FUNKナンバーに限らず、ヒット曲のイントロにはかっちょいい物が多い。実はこのシリーズでは基本的にR&Bチャートで#1を獲得した曲に限定するつもりであった。しかし、前回の『Ain't It Funkin' Now/Brothers Johnson』、の4回目で早くも崩れ去ってしまった(笑)。

しかし、だからと言って基本的コンセプトを変えてしまうつもりはありません(笑)。

今回はあのEW&Fのナンバーから、Pop/R&B共に1位に輝いたシングル『Shining Star』である。このイントロのGuitar2本とBassの絡みはもうたまんないっす!

youtubeにはこの曲のLiveバージョンは数えきれないぐらいあったが、なぜかスタジオ版が見つからなかったので、Voxにアップしました。

Shining Star (1975)

これを初めて聴いたのは1977年だと思うが、本気で宇宙的な響きを感じたものだ。
しばらく1コードが続くのだが、サビではコードの展開がありしっかりしたメロディーが来る。まさにヒットするべくしてヒットしたといえるだろう。

Liveバージョンもめっちゃかっちょいい!これはGratitudeのバージョンであろう。イントロのGuitar&Bassはスタジオ版の乾いた音に対し、ドライブがかかったエキサイティングなノリになっている。

Earth Wind & Fire Hall of Fame Shining Star



かっちょいい~!





FUNK~つかみはO.K.? #4 (#504)

2009年08月10日 | FUNK

今で言うSlap Bass、70's当時はサムピックだの、チョッパーだの様々な呼び方をされていた。この奏法の第一人者としては私の33年来のアイドルであり、もうすぐ来日予定の【Larry Graham】であるが、日本でチョッパーと呼ばれたのは、Louis Johnsonの弾いているところを見て付けられたのではないかと思われる。そのダイナミックさは元祖のLarryを凌駕していた。そのBrothers Johnsonの曲にもやはりイントロがで掴まれてしまうナンバーがある。

3rdアルバムの【Blam!】(1978年)から、アルバムのトップを飾るこの曲。


Brothers Johnson -- Ain't We Funkin' Now





『Yeah ah, aha, aha,』この掛け声のようなフレーズと共にBassやGuitarが絡んでくるイントロはあまりの衝撃的である。とは言うものの、当時はそれ程売れておらず、R&Bチャートでも45位までしか上がらなかった。

まあ正直歌は全然であったが、そのサウンド、ルックスなどのインパクトでは我々の年代には強烈にアピールしたものである。

改めて聴いてもかっちょ良いなあ...