魅惑のSoul Ballads~番外編(#415)

2008年12月28日 | LIVE レポート

番外編です



先日の25日のXmasは六本木の【Heartstrings】で『Soulful & Romantic Christmas』というLiveパーティーが催された。旧友である小野ひとみのプロデュースで2ステージ、入れ替え制で行なわれた。

9曲が詰まっている究極のChristmas Medleyや『5つの銅貨』等、楽しい企画がいっぱいでした。私はゲストとは言え全面的に参加でした。バンドは4リズムで六本木界隈で知らない人はモグリ?と言われているメンツ。演奏はもちろんの事歌も歌えるしコーラスもバッチリだ!ろくにリハをしていないとは思えない。

本編のラストナンバーだったのがディズニー映画【アラジン】のテーマ、『A Whole New World』であった。これを歌っているのは先日紹介したPeabo Bryson、Elektra/Asylum移籍後はほとんど聴かなくなった。しかしこの曲を聴いた時に再評価するきっかけになった。そりゃ実力者PeaboとRegina Belleのデュエットだあるから、ディズニー曲とは言えども素晴らしい出来である。Peaboの中でも指折りの名唱だと思ってます。
実はこの曲が流行った頃、ちょうど仕事で夜店で歌うようになったと言うこともあり、レパートリーに入れていたのだ。小野ひとみと出会ったのもこの頃で、この曲に挑戦したのである。

15年ぶり?の共演、これがyoutubeに貼付けられていたのでここに公開します。お暇な時にでも聴いてくださ?い。

A Whole New World - 小野ひとみ & 吉田英樹




終盤のWith youと言うところ、本来ひとみ嬢が歌うところ、私が歌ってしまい、動揺してヨレているのはご愛嬌(笑)...


多分私のyoutubeデビューと思われます(爆)。


魅惑のSoul Ballads #6(#414)~The Whispers

2008年12月25日 | Soul ballad

Merry Christmas!


いよいよクリスマスですね~。2008年もあと一週間を切ってしまいました。Xmasソングの特集はなぜかアメブロ(吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam)でやっているので、ここでは裏クリスマスソングってのはいかがでしょう?

結構最近も取り上げた曲ですが、あまりにも素敵なので魅惑のSoul Balladとして紹介したいと思います。


A Song For Donny / The Whispers (1979)



これは元々Donnny Hathawayが作ったXmasソング『This Christmas』に、Donnyの死の直後、Carrie Lucasが歌詞を変えてThe Whispersに歌わせたのがこの『A Song For Donny』である。何とも物悲しいがバラードにしてもメロディーの美しさが失われてない、やはり文句なく素晴らしい曲である。


この曲のオリジナルがこれ

This Christmas- Donny Hathaway





The WhispersもThis Christmasとして同じアレンジでやっています。

This Christmas / The Whispers



このバージョンなら『A Song For Donny』の方に軍配が上がりますね!

では皆さん素敵なXmasを!




魅惑のSoul Ballads #5(#413)~The Manhattans

2008年12月23日 | Soul ballad


いよいよ2008年も10日を切って、『もういくつ寝るとお正月』になってしまいました。【Soul-Jam吉田英樹のSoul/R&B歌唱法】ではSoul Christmas特集を中心に更新しています。こちらではXmasシーズンでも真夏でも、晴れでも雨でも、全天候型のSoul Balladsを紹介しています。

私のブログ仲間である【Shin】さんのブログで金曜日は「Funky Friday」、土曜日は「Discotique Night」と決めて毎日更新している。こうやってコンセプトが決まっていると読む方としても期待感がつのるかも知れない。しかしこんな事は気分屋でマメさのかけらも無い私には無理なので、月に10回の更新を目標にしている。

ってなわけで今回はThe Manhattansである。ここでは彼らの経歴等は一切省いてお送りする。詳しい事はこちらでどうぞ。The Manhattans - wikipedia



Manhattans - Kiss And Say Goodbye



イントロのBlue(Bass/Baritone)の語りがたまんないよねえ!掴みはOKなところに、Gerald Alstonの甘くシルキーなハイトーンで女性ファンはイチコロだ。曲はたった3つのコードと二つのパターンで出来上がっている。そんな超シンプルでありながらも全米#1、R&B #1とスーパーヒットになっているのだ。

そしてこれは以前【Levi Stubbs永眠】の記事で貼付けた映像であるが、最初がThe Manhattansの『Kiss And Say Goodbye』であるからもう一度聴いて頂こう。

Apollo Theater 50th Anniversary 1985



何ていい曲なんだろう...

皆さん、良いXmasをお過ごし下さい!


魅惑のSoul Ballads #4(#412)~Peabo Bryson

2008年12月17日 | Soul ballad

私のFavoriteシンガーのうちの一人、Sam Cookeを知ったのは学生時代、1982年頃である。きっかけはPeabo Brysonであった。大学の軽音部の先輩が私に、Donny Hathawayが好きならきっとPeabo Brysonが気に入るよ。そう、当時私はDonnyに首ったけ。Donny Hathaway Liveの曲の大半は歌えるぐらい。1980年の学祭では初めての自分のリーダーバンドでDonny Hathawayのナンバーを2曲歌った程だ。

最初にPeaboを聴いたのは1981年、当時新譜であった『Turn The Hands Of Time』である。USAではすでにかなりのヒットを飛ばしていたにもかかわらず、何と4作目にして初めて国内盤が発売になったのである。今からはとても考えられないことである。そしてこのアルバムを聴いた途端私はPeaboにやられてしまった。さらにこのアルバムの解説に、Peaboが最も影響を受け尊敬するシンガーにSam Cookeをあげていた事である。その後Sam Cookeを聞き、Peabo、Sam両方から大きな影響を受けたが、その先輩の名前が思い出せない。健忘症になった(笑)のではなく、彼がほとんど部に顔を出さなかった上、その後退部してしまったので接点が薄かったためだ。彼はAOR系が好きでかなりの知識を持っていた。きっと何気に言ってくれたアドバイスだが、早い段階でSamを知る事ができたのは大きい。とても感謝しています。

Peaboが一般的に知られるようになったのはRoberta Flackとのデュエット『Tonight I Cerebrate My Love 』(愛のセレブレーション)であろう。実はその前にNatarie Coleとデュエットアルバムを出していて、そこで好評を得ていた。その後Soul界以外からもデュエットのオファーが数多く来るようになり、デュエット王の名を欲しいままにした。まあそのおかげでSoulファンからは見向きもされなくなってしまったが(苦笑)...


Turn The Hands Of Time



ところで前出のアルバムであるが、その前の3作から比べるとかなりDeepなサウンドであり、PeaboもかなりDeepに歌い上げている。細かいクレジットがないため、どこでレコーディングされたかも分からない。音的には南部っぽい、Mascle Shoalsあたりで制作されたような印象である。RemixはHollywoodで行なわれている。残念ながら未だCD復刻はされていない。が、機会があったら是非聞いて欲しい一作である。




そのPeabo Brysonの名曲中の名曲、多くのシンガーがカバーしている『Feel The Fire』、これにはすっかり魅了された。Liveでも時々歌う曲である。Capitolでの1stアルバムに収録されている。


Reaching For The Sky




それではどうぞ!


Feel The Fire (1977)






1980年にリリースされたRoberta FlackとのLiveアルバム、亡くなったDonnyの代役として選ばれたPeaboが『Back Together Again』や『You Are My Heaven』をRobertaとデュエットしている。その中でもこのFeel The Fireが歌われているが、これがスタジオ版を遥かに上回る素晴らしい出来になっている。
これを聴いたらPeaboがいかにDeepなSoulシンガーかわかるであろう。


Feel The Fire (Live)





最後にMotown Liveでのパフォーマンス。Kenny LattimoreとTevin CampbelのオールスターでのFeel The Fire。Kennyはさすがですね。Tevinは声変わりしてからは声がイマイチ。しかし歌は上手いね。最後に御大が出てくると二人とも消し飛んじゃう(笑)。

Feel The Fire - With Kenny Lattimore & Tevin Campbell




凄いですねえ!




1976年のSoul/FUNK Disco Hits #13(#411)

2008年12月10日 | soul,r&b
吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam 更新しています!(発声、歌唱法、Gospelが中心です)



久々に1976年のSoul/FUNK Disco Hitsシリーズである。今回はSam Cookeの高校の同級生であり、親友であったLou Rawlsの登場だ。彼の声を初めて聞いたのは『You'll Never Find Another Love Like Mine』(邦題:別れたくないのに)であった。彼のバリトンボイスは非常に魅力的である。

ではまず聴いてください。

You'll Never Find Another Love Like Mine / Lou Rawls




日本じゃ正直あまりメジャーではないが、アメリカではかなりのスターであったようです。CMやTVにも多数出演していた他、グラミー賞を二度受賞しており、さらに今回紹介しているこの『別れたくないのに』は全米#2、R&B#1の大ヒットになっている。
Sam Cookeのヒット、『Bring It On Home To Me』でSamにハモっているのがLou Rawlsである。





魅惑のSoul Ballads #3(#410)~Gladys Knight

2008年12月07日 | Soul ballad
吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam 更新しています!(発声、歌唱法、Gospelが中心です)



先月、当ブログが400回を記録して喜んでいたが、今度は今年に入って始めたアメブロが100回を超えていて驚いた。私の場合毎日更新してるわけでは無いので、カウントして無ければ気が付かない。気が付いたのが昨日で104回目であった。

まだまだ続けて行きますので、どうぞよろしくお願いします!

魅惑のSoul Ballads、第3弾はFavorite女性シンガー、【Gladys Knight】のナンバーから行ってみよう。Motown時代の大ヒットナンバーから、

Neither One Of Us/Gladys Knight & The Pips (1999)




彼らのバラードは素晴らしい。やはりGladysの声は最高!Motown時代も素晴らしいが、実は私が彼らの歌を初めて聞いたのは、Buddah時代に入ってからである。『I've Got To Used My Imagination』と『Midnight Train To Georgia』であった。

Midnight Train To Georgia / Gladys Knight & The Pips(1973年)


この曲はバラードと言うよりもミディアムナンバーだが、じっくりと聴かせてくれる1曲である。Aretha FranklinはGreatなシンガー、もちろん【Queen Of Soul】に異論はないが、Gladysは声といい表現力といい、もう火の打ち所が無いのである。
Venture Sound Studioでの録音だからNew York録音なはずだけど、超南部の香りがする。Drs,はHoward Grimesのようだし、HornsはMemphis Hornsのようである。

Gladys大好き!




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魅惑のSoul Ballads #2(#409)~The O'jays

2008年12月05日 | Soul ballad
吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam 更新しています!(発声、歌唱法、Gospelが中心です)





魅惑のSoul Ballad、第二弾はPhilly Soulの雄、【The O'jays】の登場である。彼らのヒット曲は圧倒的にダンスナンバーが多いが、実はバラードには名曲が多い。まずはPhiladelphia International移籍第一弾アルバム『Backstabbers』から、この曲!

Sunshine/The O'jays




Eddie Levertの野太く力強い声が魂を揺すぶる。彼のリードがThe O'jaysの最大の魅力である。

Eddie、若い人には映画【Fighing Temptations】や、シンガーとしてだけでなくプロデューサーとしても活躍した、Gerald Levertの父としてのほうが分かりやすいだろうか?実はGeraldは2006年11月、弟のSeanは2008年3月に急死している。ここ数年、父であるEddieには非常に辛く悲しい出来事が続いたのである。


Back Stabbers
B00160ANKK


『Sunshine』はこちらのLiveアルバムにも収録されている。

The O'Jays Live in London
B00000JKPM

このアルバムでは前回紹介した『Wild Frower』も歌っている。私としてはかなりおすすめなLiveアルバムである。


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魅惑のSoul Ballads #1(#408)~New Birth

2008年12月04日 | Soul ballad
吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam 更新しています!(発声、歌唱法、Gospelが中心です)






すっかり師走に突入、2008年も残りわずかになって来ました。ここ最近続けてきたSoul/FUNK Disco Hitsのシリーズは、まだまだこれからも続けます。平行して新しいシリーズを始めたいと思います。基本的には70'sを中心に、特にFUNKバンドがやるBalladに焦点を当ててお送りします。


まず記念すべき第一回目はNew Birthの『Wild Flower』。


WILD FLOWER/New Birth



かなり演歌臭いイントロのストリングスに、師走の忙しさのせいでとうとうとち狂ったか?と思われるかもしれない。しかし美しいメロディーに乗っかるリードシンガー、Leslie WilsonのDeepな声がたまらなく私の魂をくすぐるのであるが、ご理解いただけるだろうか?

New BirthはLouiville出身のInst. Group【Nite-Liters】と、Detroitで生まれたVocal Group【Love, Peace & Happiness】が融合して作られたバンドである。仕掛人は元The Moongrowsのメンバーで、Motownではプロデューサーとして活躍したHarvey Fuquaである。彼はMarvin Gayeを発掘、Motownに送り込んだ人物として知られている。

この『Wild Flower』はオリジナルではなく、Canadaのバンド【Skylark】(あのDavid Fosterが在籍しあたバンド)が、1972年に全米#9のヒットにしたナンバーである。


ではもう1曲聴いてもらおう。


彼らの最大のヒットとなった『Dream Merchant』である。

Dream Merchant/New Birth




彼らのバラードにはまだまだいい曲がある。要チェックだぞ~!


吉田英樹のSoul/R&B歌唱法~Soul-Jam 更新しています!(発声、歌唱法、Gospelが中心です)