外国(オーストラリア)での慢性鼻炎の治療体験。

彼女には幼い子供がいる。手術が失敗したら、、。術後のケアにガーゼ治療を勧めた。現地の医師にも了承を得た様です。

10ヶ月目の今日

2008-02-14 18:31:39 | Weblog
治療を始めてから10ヶ月になります。
この2ヶ月間、わりと毎日治療をしょっちゅうしていました。
おかげで後鼻漏はほとんどといっていいくらい、量が減りました。まだ少し残ってるな、と感じるとまた後鼻孔の奥に長いピンセットでガーゼをなでまわし、沁みるところに押し当てて、薬が効いているのを確認しています。

今後は上鼻道に向かって治療を進めていくつもりです。鼻漏が出てくる源は上の方から、という感覚が以前よりもはっきりしてきました。後鼻漏が治癒してきたからでしょう。
今、むずがゆいのは中鼻道のあたりです。まだまだ上の方にガーゼを推し進めることはできませんが、これもガーゼを中に入れておく時間を少しでも延ばすことで、炎症が収まってくれば解決すると思います。

ガーゼを奥のほうまで入れて、喉の上の方にガーゼが落ちてきそうで咳き込むので、すぐ取り出すことになります。それでもまたすぐ次のガーゼを入れて治療してきました。そんなふうですからガーゼと薬はすぐなくなりますが、後鼻漏の方はかなり治癒できていると思うのでまだこれからも気長に治療を続けていくつもりです。現在使用しているガーゼの長さは2枚重ねで60センチほどですが、喉に落ちてくるのを防ぐため幅を6センチとかなり太くしていましたが、これから上鼻道の方に向かうためには、また4センチくらいに細くして始めようと思います。

今朝は、むずがゆさがたまりませんでした。治ってきている、と実感したら次に来るのは決まってこういう後退したような感触ですが、これはきっと炎症の膜が一枚一枚剥がれ落ちていった後に昔の炎症の後が出てきているのでしょう。。。今朝のガーゼには右側から血が付いている箇所がたくさんありました。めげずに今日は一日中、合計6回くらい治療しました。

冬の日本で治療をほぼ毎日2ヶ月続けたら、効果が出てきました。

2008-02-02 08:33:51 | Weblog
12月1月と、実家でここちよい寒さの冬のお正月と日本料理を楽しんできました。その間、鼻炎治療もすこしがんばりました。といっても、時間的には朝昼晩と一日3回、ささっとガーゼ挿入ができればいいほうで、挿入時間はものの1分くらいしかできませんでした。しかしそれでも治療後は鼻漏れコントロールができるので、とにかく『沁みる、薬が効いている』と感じられる患部にはとことんガーゼをピンセットで押さえつけるようにしました。そうすると、後鼻漏が口の中からぼとぼとと落ちてくるのです。痛みが感じられなくなるまで押さえつけ、あとはさっと片付けて家事の手伝いをしていました。

その調子でつづけていると、やはり以前感じていた喉の上の黄色い痰が少なくなりました。ひどいときは血が混じっていたりすごい濃い黄色だったのが、量が少なくなりました。ですが毎日続けることがやはり必要で、こちらに帰ってきてから忙しくて治療できない日があったのですが、すると右耳の奥に痛みを日に日に感じるようになり、バクテリアがまだ活動しているのを実感しました。後鼻孔の奥の壁をずっと伝うようにしてピンセットでガーゼをあて、痛みがあるところを探し、治療しています。それをすると耳の痛み・かゆみはなくなり、効いていることがわかりますが、これを続けて治療しないといけないと思ってます。

アンピシリンは低温で保存しなければならないと言われていますが、すると、鼻の中に長い間挿入していると体温の影響があるのではないのでしょうか? 挿入時間は長ければ長いほどいい、と説明がありますが、初期3ヶ月の段階では確かにそうでしたし、鼻道を開くために必要でしたが、10ヶ月間治療を続け局所治療中心にやっている今の段階では、それぞれの状況に応じた治療時間を設定していいのではないかと思います。

右の鼻の方が血が付いてくる量も多く、治療がすすんでいない、と最近感じていましたが、今朝起きるとやはり右の方だけ詰まっていました。それでガーゼ治療をするとやはり血がたくさんついて出てきて、沁み具合も左よりかなりきつめでした。これは、ずっと奥まで届かずに、ガーゼが途中で詰まってそのままにしていた時期があったからだと思います。途中で詰まったら、すこし引きだして、またそろそろと推し進める必要があるとわかりました。また、喉の上までとどいたら咳き込みますが、咳き込む前にすこしガーゼを引き出し、また押さえつけるようにしてじわじわいくと、少しでも長持ちできて、後鼻孔の奥の治療ができたように感じます。沁みる痛みが鋭痛から鈍痛にかわっていくのが日を追ってわかるからです。

息子は耳の感染がまたでてきました。日本で覚えたお風呂の楽しさをこちらでも、とバスタブにお湯を一杯入れて遊んでいたから水がヘッドバンドのしたから入ったのかもしれません。耳汁を検査してもらい、わたしの鼻の中にある菌と同じものが発見されたことがわかりました。それならと、自宅で市販の綿棒にアンピ溶液をちょっとつけて耳掃除を軽くしてあげると、ひんやりして気持ちよさそうでした。すこしでも耳をあつかわれるのを嫌がるのに、これは二回させてくれましたからやはり効いているのだろうと思います。

ガーゼ治療の効果があらわれてきました。

2007-12-01 03:51:24 | Weblog
ガーゼ治療を再開して2ヶ月に入ろうとしています。

私の場合、ガーゼをどんどん押し入れていくと、先端が喉の上のほうに入って吐き気をもよおし咳き込みたくなります。するとそれ以上は継続できずガーゼを取り出さねばならなくなり、ガーゼの消費量からして不経済なので、幅をかなり太めに、長さは20センチくらいにしています。
患部に当てる時間を長くしないことには効果がありません。せめて5分くらいは
ピンセットで患部に押し当て、薬がじわ~と沁みてくると効いているのだなとわかり、いい気持ちです。一日2~3回治療を続け、処方されたスプレーもあてると、効果が現れてきました。

はじめは治療後すぐまた鼻をかまねばならなかったのが、今では治療後2時間くらいは大丈夫になりました。1日3回治療を続けることがこつのようです。

一夜あけて朝起きると、口から黄色い痰が出ますからまだ炎症が残っていることはわかりますが、ガーゼを入れても血がつくのは極端に少なくなりました。ほとんどと言っていいくらい血のついてくることはありません。

内視鏡を使って中を見ると、粘膜の表面はピンクになっていて炎症がおさまっています。下甲介が鼻中隔に接近しているようすがわかり、それ以上進めないのはこのせいだとわかります。無理に進もうとするとレンズが汚れてしまいますから、この間がもっと広がれば、上の中鼻道や上鼻道へ届くのだろうなと思います。このあたりは、薬を当てている間は出血しませんが、常時鼻が出てくるので、昔からの慢性炎症がしつこくあるのだろうと思います。

ガーゼを下鼻道を通って奥の鼻咽腔へとどくと、そこは広くぽっかり空いていて、ピンセットでぐるぐる薬剤をつけたガーゼを押し当てます。最初は痛みがあったのが、もう今はほとんど痛みを感じなくなり、ゆっくり当てながら患部を探しています。耳管に通じる部分に当たると効き目を感じるので、やはりずっと奥まで炎症が進んでいたのだと思います。

鼻汁がのどへ落ちてきて息ができなくなりそうだった7ヶ月前と比べて、その管理が自分でできるようになったのはうれしいことです。今後はさらに中鼻道への開通を目指さねばなりません。

こちらは夏、雨季にはいり、雨雲が見えますがこのところ雨は夕方にザーッと降るだけです。朝になるとカラッと晴れているのが気持ちいいですが、湿度は高いようで、それが鼻にも影響しているのかもしれません。とても蒸し暑く、何もしなくても汗が額にたまってきます。

息子が日中、依然として朝方咳こむので、鼻水が多量に出るわけではないのに、とレントゲンも採りましたが異常は見られませんでした。医者に進められたアスピレーター(吸引ポンプ)を買い、その箱についていたイラスト付の説明書を見せると興味を示したようで、右の鼻だけ吸引させてくれましたが、左はさせてくれませんでした。彼の場合は、耳の手術を何回もしているので耳のほうから感染しているのかもしれません。この前は耳にアンピ溶液をつけたコットン綿棒をつけたら気持ちよさそうだったのですが、なかなかこれもさせてくれません。

ねばり&にこやか戦術も効き目があるときとないときがあるのはしょうがないですね。気長に様子を見ます。


スプレーの利用

2007-11-19 16:30:52 | Weblog
息子にマスクを利用したのは、鼻に吸入器を当てようとしてもさせてくれないからです。薬が肺に行ってしまっては困るから口元の上部はハンカチで押さえていました。その間ずっとあかちゃんのように抱っこしている状態です。こっちも疲れます。

鼻にガーゼや綿棒を入れさせるなんて絶対させてくれません。おだてておだててやっとのことでちょっとだけコットン綿棒を挿入させることができても、続きません。耳鼻科の専門医に見せても、まだ息子のほうはきれいな状態なので、ガーゼ治療をしなくてもいいのだろうと思います。耳鼻科医はなにかにつけて『乳製品は避けるように」といいます。それが直接の原因ではないと思いますが、ずっと豆乳を利用しています。

医者に処方されたスプレーを使ってみたら、炎症はある程度治まったようです。これも使いすぎるといけないので、ガーゼ治療と組み合わせて適当に使うようにしています。

こちらは雨季にはいり、雨がしとしと。。。。湿度が上がるとまたダニが繁殖します。以前に住んだ乾燥気候の土地をなつかしく思い浮かべます。
あのころは風邪をひくと喉に症状が現れて、鼻にはあまり影響がなかったようです。
どちらにしてもいいものではありませんね。

子供の耳痛に効果ありました。

2007-11-14 03:41:22 | Weblog
相変わらずの毎日が続いています。ガーゼ治療を始めたころのように30分や一時間ガーゼを入れておくようなことはもうできませんし、その必要もなくなりました。たとえ10分だけでも、やるとやらないとでは雲泥の差です。その10分のうち、たいてい3回くらいはガーゼを変えるので結局一回のガーゼが患部に当たっている時間はせいぜい3分くらいですが、それでもすっきりした感じが治療中と直後にあります。しかし上鼻道にはまだ通じていないようなので、治療後3分もすれば上のほうからじわじわと鼻液がたまっていきます。もうちょっとねばって治療をしないといけませんね。

さて息子のほうもあいかわらずで、先々週から風邪をひき、鼻の奥の炎症からのどに漏れてきて声がかすれたり咳き込んだりしています。鼻にコットン綿棒を入れて治療したらいいと思うのに、本人がやらせてくれないので無理強いもできません。しかたないので、寝入った鼻の穴にさっとアンピを含ませたコットン綿棒を一瞬さっと挿入すると、その後は朝まで咳をしませんでした。が、それも実行できたのは2回だけです。医者に処方してもらったアモクシシりンも、あまり効果があらわれず、3週間目に突入しました。

明日は耳鼻科医とのアポがあるという、その前夜になって、また今夜、耳痛から目覚めて泣き出しました。処方薬を飲ませても変わりありません。今までならすぐ夜間病院に連れて行くのですが、ネブライザーも購入したことだし、アンピ溶液をつくって鼻に吸入マスクを当てさせようとしましたが、いやがってさせてくれません。以前はいわれるままさせていたのに、させないということは、息子自身、効果を感じていなかったのかもしれません。これでは医者につれて行ってもなにもできないと悟り、市販のコットン綿棒にアンピを含ませ、痛いほうの耳につけてみました。するとすっきりしたようで、すぐさま泣き止みました。

「いい気持ちでしょう?もうちょっとやってみる?」というとうなずくので、もう一方の耳もやってるとすぐ寝入りました。これは、私自身何回も経験したことですが、耳の痛みやかゆみがあるのは、鼻腔の黄色ブドウ球菌が耳のほうに感染が進んでいったせいで、そのためアンピを含ませたコットン綿棒がてきめんに効果を表したのだろうと思います。

息子の場合、鼻から耳に感染が進んでいったのか、それともはじめから(耳の手術を何回もしていますから)耳の中が感染しやすい状態なのかもしれないと思います。もちろんアンピを含ませたコットン綿棒はそんな奥まで届きませんが、アンピの効果がしみわたって効果を表したのでしょう。とにかく効き目がさっと目前に現れたので、ご報告します。

治療開始以来6ヶ月。。。

2007-10-20 23:15:36 | Weblog
アンピシリンを再び使い出してから、一週間の間に見る見る出血していた炎症がきれいになりました。耳鼻科医も「以前よりきれいになっている」といってくれます。そのように鼻腔の中の粘膜は炎症がおさまっているものの、私の課題は奥の、のどの上の辺りの炎症。おそらくは副鼻腔炎の炎症がまだあるのでしょうが、そこには届かないのであきらめて、せめてのどの上の、届く辺りを中心にガーゼ治療をしています。
できるだけ直接薬をつけたガーゼを患部に、ぐりぐりじわじわおさえつけるようにして、薬が効いているのをじ~んと感じながら時間がたつのを待ちます。すると耳の方もすっきりします(特に右)。せいぜい2分程度で出してしまいますが、それでも耳のあたりの不快感がとれ、すっきり感がちがいます。

日中はまだしょっちゅう鼻をかみますが、回数も量も以前と比べてずっと少なくなっています。また、忙しさでわすれたり、なまけてしなかったりするのですが、やはり1日2回、朝と晩ガーゼ治療をしているときのほうが明らかに治癒に向かっているのを感じます。治療をするのをわすれる、ということはしかし、治癒が進んでいる証拠ともいえますね。

ともあれ、ガーゼ治療は完治するまでつづけることが大事ですね。4月から初めて6ヶ月、いろいろありましたが着実に完治に向かっているように思います。とにかく手術をせずに普通の生活ができるようになった、これだけでも感謝です。

ケアンズの湿度

2007-10-12 20:48:09 | Weblog
今井さんにお叱りのコメントをいただきました。そうですね、公表する価値のないことを書いたかもしれません。こちらは湿度が高くていろんな病原菌が発生しやすく、実際自分は他の感染病(ポリープ発生)にもかかっています。幸い良性ですが。。。
そういうわけで自分で実験しているだけですので、他の方は試さないようにお願いします。

クライストチャーチとケアンズ

2007-10-05 19:45:58 | Weblog
時のたつのは早いものです。ガーゼ治療法を知って6ヶ月がたちました。副鼻炎腔炎ちかくの上鼻道へはまだとどかないけれど、中鼻道と下鼻道はきれいになっているとかかりつけの医者が内視鏡で確かめてくれました。でも先月ほっておいたために、また炎症が出没し、治療を開始したときはガーゼや綿棒に血がついてきました。しかし治療を徹底的に始めるとその出血箇所は見る見る減っていきました。のどの奥へさらに炎症が進んだのを感じます。朝起きるとのどの頭に黄色い(血が混じっていることもあります)鼻水がたまっているのです。後鼻漏だけでなく、鼻道の炎症から透明な鼻水がだんだんたまります。最近は力まなくてもふん、と息をするだけで鼻水が出ます。ガーゼで奥の鼻水を取ることはできますが、ガーゼを入れておく時間がこのところ10分以上できたことがなく、綿棒を使ってやっと15分くらいなので、根本の炎症を取り去ることがむずかしいのは致し方ないことと承知しています。

しかし、先週友人ふたりと話していたとき、おとなりの寒い国ニュージーランドでは鼻炎に苦しむ人は少ない、なぜならバクテリアが生存できないくらい寒くて湿度が低いからだ、と聞きました。たしかにニュージーランド、それも南島のクライストチャーチに住んでいたときは寒くて風邪をひくことはあっても鼻炎にはかからなかったようです。鼻炎になったのはシドニーで風邪をこじらせてからで、とくにその後湿度の高く雨の多い熱帯のケアンズに移ってから鼻炎がひどくなり手術を受けるまでに至ったのです。今ケアンズは夏にはいり、日中は34度にもなり、今のところ雨は少ないですが蒸し暑く、鼻炎のバクテリアにとっては活躍時であろうと思います。
それなら、とひとつの方法を思いつきました。
綿棒にコットンを細くまきつけて薬をひたらせ、すぐ冷凍庫に入れておき、それを何本も用意します。10分後それが凍りついたら、鼻に挿入します。凍りついたコットンで傷がつかないように、徐々に入れていきます。体温であったかくなってきたらさっと次の凍った綿棒と取り替えます。そうやって鼻腔内を冷たい状態で薬につける時間をできるだけ伸ばしていたら、たしかに鼻腔内の乾き具合は以前より明らかに改善し、バクテリアがおさまっているのを感じます。

このようにところ変われば気温も気候も空気も違います。ケアンズでもサトウキビ畑の多いところは花粉に悩む人が多いし、野焼きの時期には煙で鼻炎症状が悪化することもあります。環境によってそれぞれの対策を自分で考えることが必要だと思います。もちろん、これは一時的な対策にすぎませんが、それでもガーゼ治療をしてからまた鼻をかみ続ける状態になるまでの30分間が、一時間に延長できたのです。副鼻腔炎の病原菌には届かないにしても、低温状態にして活動を抑えることが一時的にもできるということがわかり、満足しました。

アロエをガーゼ治療法に取り入れて~その後の報告

2007-09-20 11:21:00 | Weblog
その後1ヶ月が過ぎました。

残念なことに、健康なアロエを使い切ってしまうと、私の育て方が悪いのか他のアロエは貧弱で、同じような刺激や効果はあまり感じませんでした。1週間くらいあまり治療もせずほうっておいたら、やはり細菌がぶりかえしてきました。これは予期していたことです。それでもう一度アンピシリンを使うことにしました。

ほうっておいたせいで、私の炎症は1ヶ月前よりちょっと出血場所が増えていました。私の場合、喉近くの鼻腔奥にあるものから喉に落ちてくる後鼻漏が黄色く、時々血を帯びます。炎症の程度が進んでいるのです。アロエを使い始める前から気になっていた、耳付近、目のかゆみ、歯茎の痛みは、アンピシリン溶液をつけたガーゼを改良綿棒にまきつけて患部に押さえつけるとじ~んと効いて薄らいでいくのがわかります。やはり続けて治療をしないといけませんね。しかし、ガーゼを取り出すと鼻が乾いた状態は長く続きません。ずっとガーゼをいれておかないといけないようです。初めのころは1時間でも挿入した状態を続けられたのに、と思うと、やはりあのころは切羽詰っていたのでしょう。今は症状が緩和したので悠長にしていられるのでしょうね。

夜寝る前に治療するとき、まず綿棒を使い、次にガーゼを3回くらい取り替えます。30分くらい長くいれられればいいのですが、なかなかクシャミがでたり鼻汁がたまったりでできません。せいぜい5分くらいです。とりだしたあと、すっきり呼吸はできるのですが皮膚が不自然にかたまったような、押さえつけられたような感じがしておさまりません。翌朝起きてみると鼻が黄色い鼻汁でたまっており、続けて鼻洗浄をしましたが、直後に鼻をかむと左の耳に圧力が突き抜けるような痛みを感じました。そんなに意気込んだつもりはないけれど、敏感になっているのでしょう。今左の耳に痛みを感じています。
今夜、ネブライザーを使ってみようと思います。

アロエの自然治癒力に脱帽、ガーゼ治療に利用しました。

2007-07-31 06:04:15 | Weblog
この一週間というもの仕事が忙しくあまりガーゼ治療をしていませんでした。結果的に3日に一度、まともなガーゼ治療ができたくらいです。夜寝る前になるだけしようと心がけましたが、それもこのところ怠っています。ガーゼ治療をしても夜を通して眠れなかったことが数回ありました。朝起きてもすっきりせず、ガーゼ治療をさっとして出勤しても、すっきり感はあまり長続きしませんでした。鼻の中をすっきりさせて出勤するには30分くらいかかってしまい、してもまた車の中で鼻をとる、と言う具合でした。
ガーゼ治療をちゃんとしてからはぐっすり眠れますが、それまでには1,2時間かかります。ちょっと疲れてきていました。

先々週から指先の皮膚が乾いて荒れていたのを見た友人が、自宅に太く大きく育っているアロエをくれたので、黄色い液をたっぷりとつけると瞬く間につるんつるんとなりました。その液がついた指先は見る間に黒い紫色に変わっていきます。このように皮膚に効くのなら鼻炎にも効くのでは、と思いいくつか太い茎をもらってガーゼにつけて鼻に入れてみたところ、アンピシリンをつけていれたときと同じように沁みが感じられ、口からじわじわと後鼻漏がでてきて、効力があることがわかりました。患部をガーゼの上から押さえつけて30秒もすると、鼻の奥にガーゼが落ちそうになったので(ガーゼの幅は6センチ以上でした)取り出して鼻をかむと、すごくすっきりしました。朝起きても鼻の中は乾いた感じがあり、全く後鼻漏も感じられませんでした。日中鼻がたまってくることはありますが、量は以前に比べて極端に少なく、その効力に驚きました。

ガーゼ治療を始める前は2~3分毎に鼻をかんでいたのに、ガーゼ治療を始めて3ヶ月、鼻をかむ感覚は30分毎になっていました。が、このアロエをためしてからは、日中5~6時間くらいなにもする必要がありません。まだ2日しかたっていませんが、鼻の中の皮膚が乾いているのを感じます。でも放っておいたらまた細菌がぶりかえすだろうと思います。しかしアンピシリンから切り替えてこのアロエを続けてやってみることにしました。

ガーゼ治療方法は鼻炎を皮膚病として捉えた画期的な治療法です。この方法は多くの人々にとって救済となることと信じます。私の場合も例外ではなく、最初の効力は驚異的でしたし、たいへん感謝しています。しかしこの4~5週間は治癒経過が停滞気味でした。ここで自然薬をつかってやってみようと思います。アボリジニは砂漠で食物となる草や木々の種類に詳しく、薬草ももちろんたくさん知っています。有名なユーカリなどの油もいろんなものに効きますが、アロエは日本でも自分は使ったことがあります。しかしこの友人がくれたような大きく育った、液が黄色く効力のあるものは初めてでした。がさがさしていた指先が今つるつるになっています。鼻の中もこのようになることが目に見えるようです。

この治療法を教えてくださった今井さんには心から感謝しています。
これからも、この治療法を世界に知らせるお仕事を応援しています。

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息子のほうは、先週学校で体育祭の練習で外にでて風邪をひいたらしく、耳の感染がまた起こっています。
耳に点液するだけでいいと医者に言われましたが、その日のうちに耳漏れがして、また他の医者にみせて抗生物質を処方してもらいました。

息子はダウン症を持って生まれて以来ずっと耳の病気とつきあっています。生後6ヶ月で耳が閉じているために聴力が少ないことが判明し、9ヶ月で耳に穴を開ける手術をして、初めてまともに聞こえるようになり、顔の表情が豊かになったのです。耳に穴を開ける手術の前は大変悩みましたが、まず聴力を持たせないことには話すようにもなれないので、決断しました。耳の感染病はしょっちゅうで、抗生物質は抗生物質は善玉のバクテリアも殺してしまうのでできるなら飲まないほうがいいとは聞いていますが、他のダウン症の子供を持つ親とも相談し、まず元気にさせることが先決、と医者の診断のとおり飲ませていました。この1年ちかく、気をつけていたので耳の感染病とはちょっと縁が切れていましたが、今週また耳の感染が出てきました。1~2年前までは耳の感染病になると高熱が出ていましたが、きっと体が慣れてきたのでしょう、もう熱はでません。しかしその前日あたりは寝つきが悪いので、寝つきが悪いと必ず1両日中に耳の感染で耳漏れが出ます。熱が出ていなかったために朝見てもらった医師は抗生物質を処方しなかったのかもしれませんが、やはりその日のうちに耳からうみがでてきました。やはり生まれたときからかかりつけの医師をもつことが大事だと思います。うちの場合は夜中でも見てもらえる24時間診療所に行くのでそのとき見てもらえる医師が違うことは致し方ない事情です。

耳と鼻はとても近いのでなにかと影響があるのではと思います。来週耳鼻科の医師に見てもらいますが、そのとき鼻の検査もしてもらうつもりです。

ダウン症の息子のためにもガーゼ治療を。。。

2007-07-18 16:49:14 | Weblog
冬に入り、だんだんと息子の鼻炎がひどくなってきました。
鼻水が続き、夜中に咳き込むたびに自分のように鼻炎で長年苦しむことになるのか、と不憫です。その翌日やっとのことで説得してなだめすかして横にさせ、ちょっとだけコットン綿棒を試薬につけてすこし挿入できたのですが、その先はやはり血がついていました。やはり炎症があるのです。夜中に咳が出るのも、やはり後鼻漏だろうと思います。

息子はダウン症のため、鼻、耳のつくりが生まれつき普通より非常に小さいです。
鼻をいじるな、といくら説明してもなかなかわかってもらえず頑固になる性質なので、お気に入りの子守のおばさんが来る土曜日が勝負時です。手を押さえてもらいながら、すこしずつ治療をすることに慣れさせようとしています。自分ひとりのときは、無理やりするとあぶないのでチョコレートやビデオで釣るのですが、交渉と説得に時間がかかります。自分で考えさせて放っておくと、あとになって「鼻やる!」と言ってきます。でも、それでも最終的に鼻に綿棒を近づけると嫌がって動くので、そのたびに中断し、自分で考えさせるようにしています。

ガーゼを挿入できたことはまだ稀です。ちょっとだけ押し込んだことはありますが、とうてい中のほうに入れさせてくれないので、市販のコットン綿棒にちょっと脱脂綿を巻きつけて試薬溶液をつけ、すこしでも鼻に挿入できればよしと思っています。1秒、1センチでも中に入ればいいほうで、まだまだ治療とまではいきませんが、血が付いてくるので、それを見せて説得しようとしている段階です。

「いたい」というとすぐ取り出します。でも「いたい」のなら薬が効いている証拠だから我慢させねば、とも思うのです。何回となくクシャミをするたびに「ほらママと同じ、鼻が病気になってるから治療させて?」と説得するのですが、もう頑固で困っています。この前一度ガーゼをすこし挿入することはできましたが、そう奥までは挿入できていません。週3回子守の人が来てくれるのでそのだけでも、すこしずつ慣れさせていこうと思います。

私のほうは、先週と今週は高校で毎日仕事なのでなかなかガーゼ治療ができていません。奥と出口近くと中間地点に4箇所ずつくらい出血地点がありましたが、しかしそれも夜の治療ですこしずつ減っているようです。必ず朝1回出かける前にガーゼ治療を30分近くできればいいのですが。朝昼夜1回ずつできればいいなあ、と思います。朝ガーゼ治療をしたあとはすっきりしますが、そのうちまたむずがゆくなります。完治できるまではまだ長い道のりです。

ガーゼを奥まで入れると、奥のほうが薬がしみて利いているのがわかります。鼻の奥からの後鼻漏は、口から出てきます。鼻の穴の近くの炎症からの鼻漏はガーゼをつたって前からすこしずつ。でも薬の沁み具合は先週にくらべてずっと和らぎました。すこしずつ治ってきているのだろうと思います。

ネブライザーもすればいいのでしょうが、その時間もありません。
今週末は教会の家族と山でキャンプなのでなかなか治療はできないでしょうが、一式持って行くつもりです。夜の冷え込みが見込まれるのでじっくり着こんでいくつもりです。


いままでの3ヶ月を、ひとまとめに報告。

2007-07-11 06:00:55 | Weblog
鼻炎ガーゼ治療を始めて3ヶ月が過ぎました。この辺で今までを振り返ってみます。

私は10歳のころアデノイドを取った手術を経験しています。30代で出産後、仕事に追われて風邪をしょっちゅうひくようになり、そうすると喉がすぐやられました。風邪をひくと鼻水漏がひどいので、わざとコットン綿棒でつついてたまった鼻水をクシャミで取り出していた時期もあります。そのうちクシャミがひっきりなし、後鼻漏が夜通し出るようになって副鼻腔炎の手術を2年前にしました。が、日帰りの手術の後の処置が悪かったようで、一向に改善せず、再手術を予定していたときに創生のサイトに出会い、手術はキャンセルし自分で治療を始めました。

最初ガーゼを試薬溶液につけて患部に当てると歯茎、耳、目にびんびん薬の効果が感じ取れ、驚きました。すぐ、鼻呼吸が自然にできるようになり、熟睡できたのには感激しました。
ガーゼの通りは始めは難しく痛かったですが、我慢して押し入れていました。創生から送られてきた試薬、改良ピンセット2種類、攪拌ミクロスプーン、ビーカー、ガーゼ、アンピシリン溶液、のり状溶液を使うとわりとスムーズに入れていくことができました。4週間目あたりで左右の鼻の穴が通じてガーゼが左から右へ出たこともありました。ガーゼや綿棒についてくる出血地点はあちこちにたくさん散在していました。

痛みがあるところが炎症箇所、しみるところは薬が効いている証拠、と言い聞かせていました。
ガーゼ挿入時間は長いほうがいいということだったので2週間目くらいには90分くらい入れていました。
ガーゼの幅は3センチから始め、喉の上に落ちてこないようにするには幅広のガーゼがいいと忠告され、5センチに落ち着きました。長さは二つ折りで30、50、60センチから、3ヶ月目には二つ折りで90センチまで増やしていきました。

3週間目あたりから鼻腔が広がっていくのがわかりました。出血箇所はどんどん少なくなっていき、2ヶ月目の終わりには、改良綿棒にまきつけた脱脂綿についた出血地点をみると奥、中ほど、鼻の出口にそれぞれ5~6箇所くらいになっていました。

ガーゼを鼻に充満させるやりかたから炎症箇所に注目し液剤をひたしたガーゼを押し当てることを2ヶ月目にやってみましたが、局所治療も大事だけれど鼻腔全体にガーゼを充満させて、全体を治療することも大事とわかり、両方のやり方をするようになったのは3ヶ月目の終わりでした。また、ネブライザーとマキロンも3ヶ月目に使用しました。この効果はてきめんで、特にマキロンを試薬溶液に入れることで挿入がさらにしやすくなりました。またのり状溶液も毎回治療ガーゼの先に少量付着させて治療しました。

2ヶ月目に入ってからはどんどん奥の方に挿入することができるようになり、奥の方に入れた薬のあとが喉のほうに残っているような感触がするようになりました。治療中、薬が傷に沁みるとすぐ後鼻漏がだらだら流れてきました。それでも引き続きいれて仕事をしていましたが、3ヶ月目には、だらだら流れてきたらまた新しくとりかえるようになりました。そのとき、鼻腔の大きさに合わせたガーゼを使い、しっかりガーゼを鼻腔に充満させるようにしました。

2ヶ月目からは濃度をだんだん強くしてみましたがだいたい規定の0.5%あたりにしていました。後鼻漏がガーゼをつたって外に出てくると「充満」していると思っていたガーゼがしんなりとなり傷の箇所にうまくあたらなくなるということがわかり、改良綿棒を主に使うようにしました。すると間にやはり当たらない部分もでてきて、3ヶ月が終わるころにはその以前の炎症が下鼻道の中間地点あたりでぶり返したか、あるいは下に隠れていた患部が新しくでてきたのか、それともピンセットがもろくなっていた皮膚にあたったのか、中間地点の出血が多くなりましたので、その後はガーゼの両刀使いを目指しました。

ガーゼ治療をするとその後数時間すっきりするときもあれば、またすぐ鼻がでることもあり、ちゃんと患部にあたっているかどうかが鍵だと思います。後鼻漏が下鼻道の奥ののど近くの炎症から落ちてくるのではと思い改良綿棒で奥のほうまで突っ込んでいました。その結果、後鼻漏はかなり減りました。3ヶ月前はそのために眠れないほどでしたが、今は後鼻漏を感じることはあっても、ちゃんと数時間眠ることができます。
今、絶望的に普通の生活ができない状態だった3ヶ月前と比べると、治療方法があることを知っただけでも雲泥の差です。今後は手術を受けず、気長に自分で治療していくつもりです。


11週間目。威力あっぱれ!ネブライザーとマキロン

2007-06-27 21:41:43 | Weblog
学期休みに入りました。夕べからまた息子がちょっとせきこみ、医者に診てもらうと、「左に粘液がすこしたまっているが、抗生物質を使う必要はない」と塩水でのネブライザー使用を薦められました。そういえば私自身もネブライザーをするつもりが、忙しさにかまけてできずじまいでした。

日曜日、息子には小児用ネブライザーマスクをあてて、塩水を使いましたが、あまり効果はないようなので次回からは試薬をつかってみます。自分には試薬5%の液剤でネブライザーをやってみました。噴霧口を鼻に当てると噴霧が口からでていくので鼻腔奥の患部にうまくあたっているのではと思います。途中で鼻をかみ、再度やってみたら、すっきり。その後、後鼻漏は数時間おさまったようです。

次に、本格的にガーゼ治療です。潤滑液をガーゼの先端につけてスムーズに挿入し、周りの粘膜をよけいに摩擦しないようにしました。患部の喉のほうに押し込んでいると、やはり吐き気を催します。こらえきれずに取り出した左のガーゼには、血が2~3箇所中鼻道のあたりに。これは2・3週間前からしつこくあったものです。試薬だけでは足りないのかもと思い、創生から送ってもらっていたマキロンをガーゼにたらしてみました。すると...効果てきめん!痛みはなくなり、傷が回復に向かっているように感じます。もう一度ガーゼを挿入しても、血はついていませんでした。


月曜日。起床後、ネブライザーを鼻にあてていると咳がすこし出ます。効いている証拠でしょうか。
ゆうべは治療を夜中までしたため、今日は息子を託児所に預けた後、お昼寝しました。学校休みでよかった。。。夕方、息子を引き取り帰宅車中、ラジオから「ロメオ&ジュリエットの観劇券2枚プレゼント!今すぐ電話を」というのが耳に飛び込んできました。ふと、車の鍵に付けていた携帯電話が目に入り、思い切って聞きかじりの番号にかけてみると、なんと当選!オーストラリアでなにか当たるのは初めてです。先日、新しくできていた交通標識を見すごしておまわりさんに止められ、『速度は落としたけども止まらなかった」と罰金を喰らっていたのですが、これでいっきに気分が挽回。人生、苦あれば楽アリ!神様ありがとう!
今夜は治療をしながらついにんまり。息子も、そばでなぜかうれしそう。

火曜日。朝ネブライザーを1回、夜息子に1回。息子はまだときどきちょっと咳き込みます。試薬を入れると嫌がるので、塩水を使ってみました。私のほうはマキロンを使ったガーゼ治療の直後は鼻の中は乾いた感じがするし、鼻漏の量も少ないのですが、放っておくと30分もしないうちに鼻の中に鼻汁がたまっていきます。なかなかティッシュは手放せません。薬剤に浸した脱脂綿を巻いた改良綿棒を両方に挿入しただけで、だらだら鼻汁が出てきます。その後、鼻をかんで幅広(5センチ)のガーゼにマキロンをたらして挿入。10分後に取り出すと、左には血はついていず、右に2箇所極小の紅点がありましたが、色はほとんど透明。奥の患部に粘着性の黄色がかった鼻汁がついているだけです。

水曜日。夕べの睡眠中、鼻腔の奥から後鼻漏が落ちてくるのを舌で受け取り、ためていくのを時々感じていましたが、鼻呼吸は全く問題なく、熟睡できました。朝起きて、口にたまった後鼻漏を吐き出し、試薬につけた脱脂綿を改良綿棒に巻きつけ鼻に挿入して15分後に出してみると、患部の位置がはっきりわかりました。左は血が見当たらず、マキロンのおかげで中鼻道の傷が消えたのでは?と期待してしまいました。実際はまだでしたが...以来、試薬溶液には必ずマキロンを加えています。

患部を狙ってガーゼを挿入すると、10分もしないうちに後鼻漏がぽたぽた鼻と口、どちらかというと口に落ちていくほうが多いですが、両方にたまっていきました。今日は時間があるので左右別々にやりました。

昨日「なかなかティッシュが手放せない」とぼやいたら、今日は午後1時半から、なんと5時間半、まったくクシャミも後鼻漏もありませんでした!。。。外出先の暖房のおかげもあるかもしれませんが、やはりマキロンの効果が大きいと思います。

今週はマキロンのおかげで沁痛が解消したのがうれしいです。ガーゼを取り出した後も、鼻の奥から喉まですっきり感があります。前々から気になっていたことが解決し、今ようやく完治に向かって動き出したような気がします。ここに至るまで3ヶ月近く、明らかに症状は改善していっています。いろいろとご指導してくださっている今井さんには感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ完治まで先は長いとは思いますが、これからもよろしくお願いします。

10週間目 羽根布団でぐっすり眠れるものの。。。

2007-06-22 19:34:10 | Weblog
10週間目。このところ、以前のような集中的ガーゼ治療ができていないのが残念でしたが、来週から学期休み。また治療に専念できます。今日金曜日は家でゆっくり、朝昼晩と一日3回ガーゼ治療ができました。

先週アリがいなくなったと言いましたが、やっぱりまだまだいます。少なくなったのは確かですが。急に冷え込んだケアンズは、大きな雲が連なって一日中空一面にたちこめています。お日様を拝みたいね、と地元の人も言うくらいです。雨が降れば、家の前から見える山の斜面に白い滝がたくさんみえて風情があるのに、降りそうで降らないじれったい状態が続いています。雨が降った後に日が差して、地面に180度にまたがる大きな虹を見たのは、もう何ヶ月前のことでしょう...。以前は使っていた分厚い布団のマットレスも、夏は蒸し暑く冬は雨が多いこの地では干せる期間が短いので、今はくずしてクッションや薄い掛け布団に様変わりしています。もしかしたら、私のダニアレルギーは布団からかも?

教師仲間のヘレンによると、アレルギーは幼いころ慣れ親しんだものに出るそうです。彼女は猫に囲まれて育ったから、現在猫の毛にアレルギー症状が出るのだ、と言います。どうなんでしょうね、動物に限っていえることかもしれませんが、一生動物に囲まれて平気な人もいるし、やっぱり人それぞれですよね。

さてこの一週間、朝出かける前にガーゼ治療をしたときは、やはり口蓋の奥の上のあたり一面が薬で沁みて、薬が効いているのを感じました。せいぜい30分くらいしかできませんが、そのあと鼻呼吸がすーすーとできてすっきりします。でもまたその後鼻がたまってきます。まだ完治していない証拠ですね。

今週も、朝起きたら口から黄色っぽいタンが出ました。ガーゼ治療ができないままでいると、日を追うごとにその黄色はだんだん濃くなっていき、炎症が逆行していっているのを感じました。ちょっと奇異に思ったのは、日中は後鼻漏が落ちてきて口からタンが咳とともに1時間おきくらいに出るのに、鼻汁の量は時間がたつごとにすくなくなっていったことです。自分の感じでは、鼻汁が鼻の中で固まっているようでした。同時に、鼻腔粘膜が肥厚していってるのではないかと思います。

というのも、前日まで見た目にも(光をあてて鏡で確認)左の鼻腔が右よりも広がっていたのに、ピンセットで液剤をつけた脱脂綿を入れてみたら左のほうが狭くなっていたのを感じたからです。綿棒を入れてぐいぐい回した感触からしても、右のほうが広くなっていました。ガーゼ治療を開始した当初は左右、均等にやっていましたが、3週間前くらいからいずれかに重心を置いて治療してきたからだろうと思います。

木曜日は、朝出かける前に左右同量のガーゼを入れて60分きっかり(車中を含めて)やったおかげで、すっきりして鼻呼吸ができましたが、日中は鼻がしょっちゅう出てきてしまいました。デイリー(乳製品)は鼻によくないと聞いた事がありますが、最近誕生パーティや学期打ち上げ会などでチョコレートやケーキをたくさん食べてしまい(この前教えた2年生のクラスの男の子はおかあさん手作りのアプリコットのお団子を持ってきてくれて、ついつい食べ過ぎました。)その影響がすこしあるかもしれません。しかし夜は、後鼻漏があるように感じても、寒さも手伝って羽毛布団の下でぐっすり寝てしまいます。(何時間も続けて眠れることに、いまさらながら感謝です。)

朝起きたらやはり黄色いタンがたまっていました。まず脱脂綿を改良綿棒に巻きつけてぐりぐり検索。左右とも、問題患部はずっと奥のほうで、沁みるのを感じます。左の奥の手前でも、炎症部分をひとつ発見。きいろく固まった幅1.5ミリくらいの塊がついてきました。二つ折りで1メートル、3センチ幅のガーゼを液剤をつけてまず左から挿入し、半分あたりでコットン綿棒を突っ込んで押さえつけます。そのあと、もう一端のほうを右側に挿入。同様に押さえつけながら、口の奥で薬が沁みているのを感じていると、4週間おきに前庭の草刈をしてくれる業者が来ていました。

支払う現金を用意するために外出せねばなりません。せっかくやり始めたガーゼ治療を中断するのはもったいないので、創生からこの前送っていただいたマスクをし、車で近くのショッピングセンターへ。この昼食時の時間帯はみんな忙しいようで、マスク姿の私をじろじろ見る人は二人ほどでした。帰宅して30分もしないうちに、だらだらと鼻汁が出てきました。取り出してみると、まったく黄色い部分は見当たりません。ところが、その後2時間ほどして2回目のガーゼ治療を30分間ほどしてとりだしたら、黄色い炎症部分が2~3箇所ありました。やっぱり続けてやらないと、しつこい細菌性の炎症は表に出ないのでしょう。

でも今日は2回ガーゼ治療を30分ずつやったので、鼻呼吸が楽にできるし、普通にこうやってコンピューターに向かうことができるのはうれしいことです。夜もう一回1時間くらいガーゼ挿入できてから寝ることにします。

9週目、ケアンズは「冬」に突入。アリと蛙がいなくなり。。。

2007-06-16 00:44:32 | Weblog
ガーゼ治療を始めて9週間が過ぎました。今週のケアンズの最高気温平均は26度、最低気温平均は16度でした。さてこの9週間目を振り返ってみます。。。

後鼻漏はすくなってきてはいるものの、この数日、風邪のせいで朝起きると口にたくさんタンがたまっていました。それが月曜日からだんだん黄色を帯び始め、水曜午前3時に目覚めたときは血がまざっていました。医者に口の中から診てもらうと、「すこし炎症がある」と言われました。口の中から見えるということは下鼻道の出口の近くなのでしょう。口から改良綿棒で薬剤をひたした脱脂綿を当てようかと考えましたが、吐き気を催してしまうだろうから、やはり鼻のほうからガーゼ治療をするのが正解だと思います。

火曜日、以前医者から処方された鼻のスプレーを左のほうだけしてみましたが、その効き目はまったく感じられません。ガーゼ治療をした後ではかならずすっきりとした感じが残り、鼻をまたかむまでに2~3時間は大丈夫です。

後鼻漏がたくさん出たのは、先週風邪をひいたからでしょう。急に冷え込み、1~2日間寝込みましたからね。そのときの後遺症ですね、きっと。とくに私など学校で仕事をする者は、生徒たちからいろんな雑菌を移されますから風邪を引きやすいのかもしれません。全体的な抵抗力をつけなくてはいけません。

それに、左を集中的に治療した先週のなごりで右がぶり返したのではないか、あるいは古い患部が下のほうから現れたのかも、と思います。それで左右両方をいっぺんにガーゼ治療すると、薬が沁みるのがわかって、だんだんそれがおさまってきました。今週、2~3日間、左右の鼻をいっぺんにガーゼ治療すると、口から唾液がいっぱいでてきました。効いているからでしょうか。今は左の炎症はほとんど治まり、血もだいぶおさまりました。いままでガーゼを取り出すと血がついていたり、改良綿棒に巻きつけた脱脂綿にも血がついていましたが、今はもうほとんどついてきません。

最近ガーゼを入れる時間がすくなくなってしまってます。仕事などに追われてついつい後回しにしてしまうのですね。でも咳がでてくると、喉奥から後鼻漏が落ちてきているのだと自覚させられ、ガーゼ治療をしなくては、と思います。今の治療段階の患部は相当のどに近い鼻腔の大奥にあるので、どんどんガーゼをいれていると、すぐのど奥に届きそうになり、吐き気をもよおしてしまうので、かわりに改良綿棒に脱脂綿をまきつけ、鼻腔に入れています。これをしていると吐き気も、喉に後鼻漏が落ちることもなく、薬が効いているのだなあと感じます。

改良綿棒を使っている今は、鼻汁も垂れてきません。また、喉の奥が乾くのを感じます。これも、薬の効果でしょうか。

来週で2学期が終わり、2週間の冬休みにはいります。息子の世話に追われるでしょうが、それでも自宅でじっくりガーゼ治療をするつもりです。

今週はなにも特別なことはなかったですね。。。台所にアリが出なくなったことがうれしいけど、それもケアンズが冬に突入したことのしるしです。ケアンズではアリはどの新築の家でも出るんです。それも小さい、直径1ミリくらいのアリ。家の裏庭のユーカリの木には直径1センチのアリが樹液や果実の甘いにおいをめざして右往左往しますが、それも最近寒くなったから見かけなくなるでしょうね。そういえば土蛙もおとなしくなったから、冬篭りしてくれたかな。熱帯雨林の緑のアマガエルはきれいでかわいいけれど、茶色のがま蛙はどうにもご勘弁願います。退治しようがなくて、苦い経験があります。くわばらくわばら、それではまた。