世田谷パブリックシアター『ロマンス』S席2階下手
世田谷パブリックシアターにこまつ座&シス・カンパニー公演『ロマンス』を観に行きました。ロシアの作家、アントン・チェーホフの人生を描いた作品。大きなドラマがある芝居ではないですがとっても洒落ている楽しくて暖かい芝居でした。井上ひさし氏のボードビルを愛したチェーホフに対する敬愛の念がストレートに伝わってきて、なんとも素敵なものになっていました。
また個人的に19世紀ロシア文学、19世紀のロシアの社会情勢、というものが戯曲のなかに上手く取り込まれ昇華されているのに感動。ちょうど19世紀ロシア文学を意識したロシア文学、ソローキン『ロマン』を最近読んだばかりだったので、その19世紀ロシアというもの、そして文学(テキスト)というもののあり方の提示が表裏でlinkしていているように感じ、井上ひさし氏の才能に改めてビックリした私でありました。
公演情報:
こまつ座&シス・カンパニー公演 「ロマンス」 世田谷パブリックシアター
作/井上ひさし
演出/栗山民也
音楽/宇野誠一郎
衣裳/前田文子
振付/井出茂太
ピアノ演奏/後藤浩明
出演/
大竹しのぶ (オリガ・クニッペル/他)
松たか子 (マリヤ・チェーホワ/他)
井上芳雄 (チェーホフ少年/他)
生瀬勝久 (チェーホフ青年/他)
段田安則 (チェーホフ壮年/他)
木場勝己 (チェーホフ晩年/他)
世田谷パブリックシアターにこまつ座&シス・カンパニー公演『ロマンス』を観に行きました。ロシアの作家、アントン・チェーホフの人生を描いた作品。大きなドラマがある芝居ではないですがとっても洒落ている楽しくて暖かい芝居でした。井上ひさし氏のボードビルを愛したチェーホフに対する敬愛の念がストレートに伝わってきて、なんとも素敵なものになっていました。
また個人的に19世紀ロシア文学、19世紀のロシアの社会情勢、というものが戯曲のなかに上手く取り込まれ昇華されているのに感動。ちょうど19世紀ロシア文学を意識したロシア文学、ソローキン『ロマン』を最近読んだばかりだったので、その19世紀ロシアというもの、そして文学(テキスト)というもののあり方の提示が表裏でlinkしていているように感じ、井上ひさし氏の才能に改めてビックリした私でありました。
公演情報:
こまつ座&シス・カンパニー公演 「ロマンス」 世田谷パブリックシアター
作/井上ひさし
演出/栗山民也
音楽/宇野誠一郎
衣裳/前田文子
振付/井出茂太
ピアノ演奏/後藤浩明
出演/
大竹しのぶ (オリガ・クニッペル/他)
松たか子 (マリヤ・チェーホワ/他)
井上芳雄 (チェーホフ少年/他)
生瀬勝久 (チェーホフ青年/他)
段田安則 (チェーホフ壮年/他)
木場勝己 (チェーホフ晩年/他)
井上ひさしさん、やっぱり途中から脚本の方針を変えたんですねえ。最初の予定のオリガとマリアの丁々発止の芝居も観たかったような気がしますが、今回の「ロマンス」の楽しげでちょっと切ない芝居も素敵でしたよね。
それにしてもこうやって話題になる芝居に出てる高麗屋一家もすごいですね。今月も全員、舞台に立ってますからねえ。